始まりは何時も突然で…。2
pixivばかりに投稿していたので、読むユーザー0の初心を思い出す今日この頃です。
側でごたつく変な物体を厭わしく感じて横目で睨む。
「…テメェら…まだ眠り足りねぇんだから静かにしろい!」こちらから言葉を発した途端、周囲の霧のような煙の様に揺らぐ存在がこぞってどよめいた。何が驚いたのかは分からないが、その存在の内の一人が人間の姿見に変わった。
「……王様?」純粋な疑問が口を着いた瞬間、記憶の端がズキリと悲鳴をあげた。「……お前をワシの配下に加えてやろう。」挑発めいた笑みに怒りは込み上げたが、不思議と不快とは思わなかった。ただ、漠然とそう感じた。(・・・多分、これは彼なりに許容して受け入れを率先したのだろう・・・)こういう輩とは面識がないわけでもなかったが、何故か、記憶は語ることを拒んだのである。
その瞬間、靄達の言語を聞き取れるようになった。「本気か樹狼王?其奴はあの二つ目の開眼と同時に目を覚ました生命体の一つだぞ!御身は国と民を持つ責任者として殺処分をまず遂行する側であろう!!」その瞬間、疲労感と倦怠感に襲われていた体に熱が灯る感じがした。否、滾る某かに背中を押されるように、気がつけば樹狼に意見する煙の様な存在の腰らしき部分に差す刀を抜いて、威嚇にも等しい脅しを仕掛けようとしたが、黒髪長髪の男が忽然と風とともに現れて彼の手を防いだ。
「?!・・・忍者・・・?」青年は小さく反応して細目を開く。「・・・総誰彼構わず噛み付くな。お主はまだ生まれたばかり。この世界の右も左も解らぬ赤子同然。我が主の言葉に怒りを覚えたならば、代わりに私が謝罪しよう。」竹林の様に柔軟で落ち着きの払う男の雰囲気に何故か滾る熱が引いていく気がした。こういう存在には何故か弱い。
実力の面ではなく、精神的な面での話である。更にその背後の背後らしき場所から寧ろ扉から?聞き知った声が聞こえた。「あら、あら、あらぁ~♪力ちゃんたらぁ♪おめざめでちゅか〜♡」女声のオネェ言葉が健在の【まぁ、居るかな?】的に予測した存在に、背中から羽交い締め状態にされてジタバタと藻掻く。
「ゴメンナサイねぇ〜?このコ、少し血の気が多くて沸点が頗る低いのよォ。でも、悪い子じゃないから仲良くしてね♪」樹狼王たちの呆気にとられた視線に俺は意識を刈り取られた。
ーーーオカマめ………意識が戻ったら殴ってやる・・・等と負け犬の心の呟きだけが虚しく胸中を締めくくるのだった。ーーー
いい線までいけるといいなぁ♪




