逆光
私は舞台の上に立つ主人公に夢を見る
彼ら、彼女らは物語の中心をまるで白鳥のように舞う
それが私の憧れだった
「えっと、、はじめまして、、島崎華恋って、言います、」
私は緊張して、ボソッとした声となる
「どうも!うちの演劇部に入部してくれてありがとう。僕は部長のゴッド渉だ!」
部長は片足を椅子に乗り出し、まるで光を浴びているように声高らかに自己紹介する
「え?、、」
私はその名前に驚く
"パンッ"
急に銃声のような音が響いた
私はさらに驚く
「ちょっとあんた!ふざけんじゃないよ!困ってるでしょ?また新入部員が逃げてくよ」
ハリセンを手にした彼女がそう口にする
「ごめんね、島崎さん。この人あれなの、中学生の病をまだ患っているの。悪い人ではないからさ」
私はまだ先ほどのハリセンの音に驚いて、頷くことしかできなかった
「えっと、私の名前は相田真奈。でっこいつは神崎渉ね」
未だに神崎部長は頭に手を当てて痛みを噛み締めているようだ
私は扉から小さな部室を見回す
少し疑問を抱く
その疑問に相田先輩は答えてくれる
「実はね、ここの部活私たちの2人だけなの。」
私はこれから先の未来が見えなかった
それは全くもって希望がなかったからではない
まるで未来が逆光で見えないような感じなのだ
それを私はここでこれから乗り越えていこうと思う




