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@011

この前、キツネの出てくる物語を読んだ。そのキツネは、とてもやさしいキツネで、明確な理由を言葉であらわすのは難しいけど、なんだか友だちになれそうな気がした。


そのこともあって、動物園に行ってみた。その動物園には、もちろんキツネがいて、ぼくは楽しみにしていた。けれど、物語のなかとは違って、キツネは、するどい目でぼくをにらんできた。友だちにはなれそうにないと感じた。


テリアさんと一緒に部室を出て、一緒に駅まで向かうそのとき、その話をしてみた。


 なら、わたしが友だちになってあげるよ


テリアさんは、そう言ってくれるんじゃないかなあと思った。

期待した。

言葉を待った。


けれどテリアさんは、言ってくれなかった。


笑顔で、


―じゃあ、またね


と言って、ぼくとは反対側のホームへと上がっていった。


 あたし、嫌われてるからさあ


あの言葉が、頭をかすめる。





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