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ギフト  作者: あかずきん
15/18

説明会という名の圧迫面接

春休みが終わるため、更新頻度が一日三本から一日一本か、多くて二本になります。

全試合が終了し、白衣の少女に怪我を大体治してもらったオレは、金髪糸目のアナウンスで二次試験会場に向かっている最中だった。受かった...んだけど、一次試験や、あのクズ(ソリサ)やメランジェに勝った時みたいに嬉しいと思えない。


「ネス...」


むっ、今暗い気分になってたな。ダメだダメだ!アイツと約束したんだろ!次に会う時までに強くなってなきゃアイツに失礼だろ!


気分を入れ替え、オレは二次試験会場の扉を開ける。そこには、合計四人の合格者がいた。オレは一人一人の顔を見る。ただそれは同じ仲間としてではなく、俺が越えるべきライバルとして見ていた。



「わっ!」


「うおぉっ!?おまっ...メレンゲ!」


「メランジェだ馬鹿タレ。」


古いボケかますなと小突かれる。チッ、バレたか。ていうかそこまで仲良くなってないヤツに後ろから脅かしにくるってどんな神経しとんだ。ん?てか何でコイツここにいるんだ?オレは才能(ギフト)を使い、脳をフル活用して考える。そして1秒後、考えなくてもわかるような当たり前のことに気づく。


「お前合格したのか!」


「まぁギリだったけどな。あれ、そういやずっと一緒にいた奴は?」


「落ちたよ。いや、俺が落とした。後悔はない。」


「はっ、いい顔しやがって。」


そんな事を喋っていると、金髪糸目が扉を開ける。


「はい注目!皆さんの担任を務めますエレクです。みなさま2日にわたる激闘お疲れ様でした!.....

では続きまして学長のありがたーいお話です!」


「いや終わんの早っ。」


はっ、また声に出てた?やめろ皆、そんな冷たい目でオレを見るな。てかおい金髪糸目ことエレク!そんなニヤニヤしてこっち見んじゃねぇよ!あー早くこの思ったこと口に出てしまうクセ早く治んねぇかなぁ!


ていうか学長かぁ、メシアには金髪糸目ことエレクと白衣の少女しかいないと思ってたから、なんかちょっと新鮮だ。一体どんな


ぐおん


「...っ!?」


オレは今まで、いや厳密に言えばこの一週間以内でだが、それはもう強い奴らと戦ってきた。だがこれはそいつらでは感じられなかった強者特有の圧。まじでヤバい。オレこれ下手すりゃ死ぬんじゃないか?そう錯覚させるほどの威圧感。


カツン...カツン...カツン...カツン


その圧が、ハイヒールの足音と共に段々デカくなる。そして....


ガラッ


扉が開いた。


あ、これ死ぬわ。

目線だけで人を殺せそうなツンとした目に、ショートカットワンカールの内巻きの髪....いや、オレ別に髪フェチじゃないよ?ただこのえげつない量の威圧感がある女性がどんな容姿か説明したいだけで....


「き」


たった一文字。ただその一文字で、オレを含め、その場にいた全員が示し合わせたかのように同じ行動をとる。自分でもなぜその行動を取ったのかはわからない。ただ頭に直接命令されたんだ、

【気をつけ】と。


「よろしい。」


「学長のドーラです。皆様は晴れてメシアの訓練生となったわけですが、これで終わりじゃありません。これからはこの国のために戦ってもらいます。時には傷ついたり、時には受け入れ難い現実と向き合わなければならない時が必ず来ます。が、あなたの周りには仲間がいます。頼りになる私たちがいます。その事を決して忘れないでください。皆さんの活躍を期待しています。」








ここからオレの物語が始まる。

ドーラ「みんなで力合わせて頑張ろう!(要約)」 



ルミエル「オレ一人で強くなるんだ!」


コイツ....

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