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ギフト  作者: あずき缶
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才能とは

人類は弱い。

その弱さゆえに人類は集団を、規律を作り、現代まで共存してきた。

では人類が力を得たら?


果たして規律は意味をなすのだろうか。


「おはよう、ルミエル。」


zzz.....


「ちょっと、いい加減起きなさい。」


zzz......


「・・・・・。」


鈍い音、右頬の痛みと共に俺は目を覚ました。 


「んぇ?...いってぇよナーシィ...」


「ナーシィ?寝ぼけてないでさっさと起きなさい」


もう一発いかれた。

流石に起きた。右頬はちょっと腫れてた。

と、さっきオレを叩き起こした母さんが()()()をオレに投げる。


「ほら、これ飲んでさっさと支度しなさい。」


オレは()()()を手に取り、一気に飲み干す。


「あれ?今日は俺が当番だっけ?」


「そうよ。だから早く支度しなさい」


うちにはこのオレ、ルミエルと母さんの二人しかいない、おまけにうちは街からだいぶ離れた山の麓に住んでいるので、家事は二人が日毎に交代して行っている。

今現在の時刻は午後3時。え、午後3時?そりゃ叩き起こされるわ、逆に今までよく起こされなかったな。

急いで顔を拭き、着替え、歯磨きを済まし、


「じゃ、行ってきます。」


「いってらっしゃーい。」


オレは街に買い物に出掛けた。




「約2000年前、突如として人類()()()()()常軌を逸する能力が宿った。能力の詳細は多種多様、人によって異なり、類似点は多々あるものの全く同じものはない。それは才能(ギフト)とよばれ、何故、どうやってその能力が身につくようになったのかは定かではない...」


「どうしたおっちゃん、急に...」


オレは今、八百屋にいる。この店は取りたて新鮮な野菜を店頭に並べていて、めちゃくちゃ美味い。が、店のおっちゃんは喋りたがりで、毎日どうでもいい事を延々と聞かされる。今回は何分で終わるかな。


「いやぁ、実際不思議な力だよなぁ。当たり前に備わっているから忘れちまうが、才能(ギフト)について何もわかってねぇんだから」


あー、ただでさえ寝坊して時間ない上に、才能(ギフト)なんて()()()()()()()()力の話.....あー、早く終われぇ!!


と、


「あー、いたいた。」


げ、この声は...

今目の前で自分の持ってる知識をぺちゃくちゃ喋るおっちゃん以上に、聞きたくない声...


「今日こそっ、決着つけようぜ」


戦闘狂アラン....


「まぁたかよ、つい昨日も戦ったろ?」


そう、オレはコイツと毎日戦ってる。戦いに付き合わされてるというべきか。何がコイツをそうさせるのか、本当に迷惑極まりない。

なら断ればいいじゃないか、と思うだろうが断ることができない理由がある。

それは、



「あっれぇ〜逃げるんだぁ〜」


「相手してやれよルミエル」


「アイツお前の事大好きみてぇだからよ!」


住人たち(外野)のせいである。

幼い頃からほぼ毎日戦ってきたせいでオレらの戦いが一日一回発生するイベントだと思ってんだコイツら。マジ一回しばいたほうがいいかな?


「お前ら他人事だと思って.....はぁー」


もうこうなったらどんなに抵抗しても無駄なんだろうなぁ...クソ、アランの奴許さん....


「んじゃ、やろう!」


バトルで晴らさせてもらうぜぇ!!

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