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花の怪  作者: 水野泡
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第9話 チューリップが頭に咲く

「先輩がたー、助けてくださーい!!」


 4月の放課後、少年と先輩は見知らぬ女生徒に泣きつかれた。


 思わず誰?と聞きたくなったが、かなり困っているのだろうことは伺えたために口をつぐんだ。知らないからと言って切って捨てるには、主張している異様さがそう許してはくれないだろう。いや、むしろこれが原因でこちらに泣きつくしかないのだろうと理解する。




 女生徒の頭にはチューリップが生えていた。




「オリエンテーションの移動中にこんなんなっちゃって…どうにかして治したいんすけど…」


「あらあら、大変ねぇ」


 引っこ抜こうとすれば痛がるので、迂闊な行動は出来なかった。無理にでもすれば、ホラーマンガの1場面のような光景が目の前に出来るだろう。大惨事だ。それをする勇気は少年にはない。




 頭を悩ませる少年を見て、後輩らしき女性とはなんとかならないかと先ほど以上に懇願してきた。急ぐ理由があるようだ。


「とにかく、うちの先輩と合流する前になんとかして欲しいです!あの人に見つかるのは面倒なんで!」


「うちの先輩?」


「そうっす、うちの先輩」


 女生徒の言葉に誰のことだろうと、少年は首をかしげる。だが、1つ、心当たりがあった。つい先ほどから彼女の後ろで呆れたような顔して立っている男性がこちらに近づいてきてほぼ確信に変わる。




「面倒で悪かったですね」


「げ、先輩……」


 当たりだったようで、友人の顔を見て目の前の女生徒は罰の悪い表情を浮かべた。


 友人は「また面倒なことになって…」と、頭に咲いているチューリップを軽く引っ張る。




「痛い痛い、先輩、ストップ」


「根っこ、皮膚の下に完全にもぐりこんでますね」


「だからそう言ってるじゃないですかぁ!」


 女生徒は怒って友人を小突くが、慣れているのか友人は軽くあしらって終わった。




 目の前で軽いコントを見せられている気分になりながらも、少年は友人の方へ手を振って尋ねる。


「前言ってた幼馴染の後輩?」


「それです」


「女の子だったんだね……」


 てっきり男性かと思っていたが違ったようだ。




「それにしても、どうしてこんなことになったんですか?」


「オリエンテーション中にこんなんなりました」


「それ、もう少し詳しく教えてくれないかしら?」


 先輩の言葉に彼女は「いいですよ」と言って、事の顛末を話し始めた。







*****


 それは、少女たちがオリエンテーションで学内の説明を受けていた時のことである。


 彼女たちは次の建物にある図書室に案内されていた。連絡路が現在工事中のため、一度外に出て目的の建物に向かっていたところ、ある生徒数人が花壇の方へ歩み寄っていくのを目にした。


 どうやらチューリップが咲いているのを見つけたらしい。彼女たちは花が好きなのか、「きれいだね」と楽しそうに話をしていた。




 少女は何となしにそこを通り過ぎようとしたが、ぼそりと聞こえた何かに、慌ててチューリップの方を向き直った。




 ――チューリップの方から、声が聞こえたのだ。




 他の人は聞こえていないらしい。いや、聞こえないのは当たり前なのだ。


 少女は、植物の声が聞こえるほど耳が良かった。加えて、自身の幼馴染の先輩が、植物に寄生されているせいで、植物たちにも意思がありその気になれば行動する事も知っていた。


 だから聞こえた。注意して聞かなければ聞こえないその言葉を――。




  この植物は今、「どれにしようか」と呟かなかったか?




 なりかわるのか、寄生するのか、そこまでは分からなかった。ただ、このチューリップは目の前にいる人間に何かしらの危害を加える可能性を示す言葉を吐いた。それだけで十分、今の状態が危険だと分かった。




 このままでは、いけない。そう思った彼女は花壇の前にいる生徒の方へ走り寄った。




 ちょうどその時、チューリップも体を震わせ葉を、花を、生徒たちの方へ伸ばして――。









「――なんとか、他の生徒を押しのけたのは良いんすけど、そのまままんまと寄生されちゃいました」


「あらあら」


 他の生徒に危害がいかなかっただけましと少女は言うが、やはり困っているので助けて欲しいとも言ってきた。


「みんな気味悪がって近づかないですし、何より無茶苦茶邪魔っす」


「でしょうね」


 既に植物に寄生されている友人は静かに頷いた。思うお所があるらしい。


「そこに生えるなと言っても勝手に生えてくる時あるので、邪魔という気持ちはよく分かりますよ」


「えぇ……」


 少年には理解しがたい事実である。というか、勝手に生えてくることがあるのかとすら思った。




「それで、どうしようかしら?またそこの友人くんにいる植物に頼んで押し出してもらう?」


 以前、ポインセチアに寄生されたことのある友人を見て先輩は言う。


 だが、友人は軽く首を横に振った。首を横に振った途端、ざわざわと髪の間から何かしらが伸びてくる。2つの弦のようなものが伸び、植物の葉がついて、少年たちの目の前で交差させる。分かりにくいが、バツ印を作ったようだ。


「こんなかんじで、協力するのは面倒なようです。以前無理やり仕事させられたことに不満を持っているようですし」


「あら、それは困ったわねぇ」


「いや、先輩それより……」


 少年は気にせず話を続けようとする2人に待ったをかける。普通に体から植物が生えるところを、少年は見たことがなかった。


「あぁ、春になって元気になったので、こうやって主張するくらいには出てきますよ」


 少年の表情を見て察したのか、友人は簡単に説明する。


「あ、はい」


 どうやら彼の中では良くあることらしい。1年とちょっと、同じ学校生活で仲良くなったはずの彼には、まだまだ知らないことがたくさんあるようだ。


 見慣れすぎているのか後輩の方は、「先輩が変な目で見られるから、勝手に出てくんな」と植物に向かって悪態をついている。植物に目があるのか知らないが、彼女に向かって植物は笑うように葉を揺らした。




「まぁ、こういったことなので別の方法があれば助かります」


「そうね、それじゃぁ……」


 友人は先輩の方へ向き直って他の方法がないか促した。


 先輩は少し考えるように口に手を当て、何か思いついたのか、カバンの中をあさり始める。




「これを使いましょう」


 そう言って、中に粉状のものが入った小瓶を取り出した。




「それは?」


「除草剤」


「体に悪そうですね……」


 少年から率直な意見が漏れた。


「大丈夫よ。人体には影響のない成分しか入ってないわ」


 少年の感想に先輩は付け加える。あくまで理論上だけどもと呟きながら。呟いた内容は聞かなかったことにしておこう。少年は「なら安心ですね」と心にもないことを言った。




「飲むと振りかけんのと、どっちが良いんすか?」


 既に使い方の質問に入る辺り、この後輩は割り切りが良いと感じた。先ほどのつぶやきが聞こえていなかった訳ではないらしいが、手段がないなら仕方がないと思ったのだろう。先輩に向かって手を差し出す。




「振りかける用だけどあくまで最終手段よ。まずは交渉してみましょう」


「交渉とは……」


 少女は先輩の言葉に頭を悩ませつつも小瓶を受け取り、チューリップに見せつけるように掲げた。




「おーい、チューリップさん。早く頭から抜け出てってくれないとこれで枯らすっすよー」


 少女はそう言うがチューリップからの反応はない。まるで「やれるものならやってみろ」と言わんばかりで堂々と咲き誇っている。




「ひどい脅し文句ですね」


「ここまで雑な脅しはなかなかないわね……」


「もうちょっと緊張感があった方が良いと思うよ」


「なら先輩方が考えてくださいっす」


 チューリップよりも反応があったのは、少年たちの方だった。最も、酷評と言う名の反応だったわけで、少女は少年たちの言葉に不貞腐れるようにじろりと視線をこちらに送る。




 だが少年から見ても、これはないと首を横に振りたくなる酷い交渉だった。これではチューリップも立ち退くことはないだろう。だからといって、自分も良い交渉が出来るかと言われれば難しいだろうが。




「仕方ないですね。私がやりましょう」


「いや、先輩はやんないでください。怖いんで。つーか先輩は他の植物や知り合いにこの手の解決策聞いてくださいっす」


 手を差し出してくる友人に向かって、少女は全力で首を横に振った。その代わりとでも言うようにお願いをしてきたが、友人は気まずそうな顔をして視線を逸らした。


「……前似たような事になった時に難しいと言われたので今回も難しいと思います」


「何やってるんすか、先輩……」


 似たようなこととは、あのポインセチアに寄生された時のことを言っているのだろう。そのことを思い出したのか、友人である彼の眉間に寄っていた皺がさらに深いものになっていく。




「まぁ、なりかわりはともかく人への寄生は意外と少ないのよね。友人くんは2回も寄生されているみたいだけど、それはとても珍しいことなのよ」


「え、そうなんですか?」


「そうよ、後輩くん。だって、植物にとって得することってあまりないもの。なりかわるのもね。その気になれば自分で動けるし、生きるだけならわざわざ引っこ抜かれたりこうやって除草剤撒くと脅されたりするリスクを冒してまで人に寄生するのってよほど物好きだと思わない?」


「た、確かに……。ならこのチューリップには何か理由があって寄生しているんですか?」


 わざわざ自分の命を賭けるほどのことをしているのだ。決死の覚悟で寄生しているのなら脅しにも耐えるだろうとも思う。そして理由が理由であれば、交渉の仕方も変わってくるだろう。




「いや、こいつ自分のこと、ちょうどいい動く畑程度にしか思ってないっすよ」


「あれ?」


 壮大な理由があるのではと思っていた少年の考えは、寄生された少女の言葉で打ち砕かれた。あまり得することがないのではなったのか。先輩の方を見ると、「まぁ、あくまでも大抵の植物はって話よね」と視線を逸らしながら付け加えた。これは先輩でも予想外だったらしい。




「こいつ、元々学校の花壇で人間に育てられてるから、人間に対して脅威を感じてないんすよ。むしろ自分の住みやすい環境を提供してくれる召使い的な感覚なんで、自分に害する人間なんているのかって思ってるんです。だから脅しもどうせ実行しないだろとしか考えてないっす」


 相変わらず彼女の頭に咲いているチューリップは、堂々とした立ち振る舞いを見せつけてくる。それはある意味自信の表れだったようだ。“人間ごときに何ができるか”と、嘲笑を含んだ自信だ。未だ脅しに留まって除草剤をかけていないのも、その態度を助長させる一因になっている。




 もういっそのこと除草剤をかけてしまった方が早い気がする。そう思ったのは友人も一緒だったらしい。長々と今の状態でいるのをよしとしないかのように、おもむろに少女から除草剤を奪うように取り上げた。




 そして小瓶のふたを開け、躊躇することなくチューリップの葉へ振りかける。




 葉は、一瞬表面が泡だったかと思うと、みるみるうちに溶けて蒸発していく。チューリップの残された部分は、急な出来事にパニックになってしまったらしい。花が顔を横に振るように左右に揺れた。




「ちょ、せんぱーい!何してるんですか!!」


「すごいですね、これ」


「いや、すごいというか……」


 本当に人間には無害なのか。跡形もなく消え去った、2つあったうちの片方の葉のあった部分を見た後、先輩の方へ視線を向ける。




「――大丈夫よ。人は溶けないわ」


「なら安心っすね!」


 頭の上で何が起きているか完全ではないものの大体のことは把握したらしい。少女は、元気よくそう言った。


 それで安心できるのはすごいと少年は思うが、ここでは少数派なのか、事に及んだ友人も「良かったですね」の一言で終わった。




 少年たちよりも慌てていたのはチューリップの方だ。このままでは溶かされる可能性を、今になってやっと感じ取ったらしい。少なくとも少年の友人であるこの男はやる。今までにない脅威を感じ取って、少女の頭から抜け出そうかと考えているかのようにざわざわと体を揺らした。




「――花壇にいた時、雑草が人間によって抜かれたりするのを貴方は見ていましたよね?断末魔だって聞こえていたはずです」


 チューリップの様子に気づいた友人は、いつもより低めの声を出してチューリップの方を向く。


「貴方にはそれが抜かれるのは仕方のない存在だと思っていたようですね。自分は愛でられてしかるべきで彼らは虐げられてしかるべき――そう思っていた。だから人間は自分を抜いたり除草剤をかけるはずがない。えぇ、その考えは正しいですよ。あくまで花壇に生えているうちはですが」




 友人は持っていた小瓶をチューリップに見せつけるかのように掲げた。瓶の中に残っている粉がざらりと音を立てる。


 ふとチューリップの下、少女のほうを見ると少女は耳をふさいでいた。小さな子どもが怒られて居心地が悪そうにしているように見えた。自分のことではないとはいえ、怒られているように聞こえるのだろう。


「そこは人の頭です。花壇ではない、人が望んでいるところでない場所で生えている以上、雑草と変わりません。除草剤をかけられても仕方ないと思いませんか?」


 なるほど、怖いから止めろと後輩である少女が言うわけだ。低い声でどすを利かせたようにしゃべる彼は確かに怖い。淡々と敬語でしゃべるものだから余計に凄みが増している。


 しかもこの男は実行力も持ち合わせているのでたちが悪い。邪魔なものは排除しようとする意思を、確固たるものとして主張する。相手からすれば厄介なことこの上ないだろう。




「どうします?このままそこに居座るのならこれを貴方にかけるだけですし、無事に彼女から出ていくのであれば私は何もしませんが?」


 ここまで言われたら、大人しく頭から抜け出た方がましな結果になるだろう。少なくとも命までは取らないと彼は言う。


 だが少年には引っ掛かるものがった。なぜ彼は「私は」の部分を協調させたのか。


 しかし、チューリップにとって立ち行かない限り除草剤をかけられるのは目に見えていた。諦めるように少女の頭から抜け出し、そろりそろりと地面に降りる。




 地面にすべての根をおろし終わった瞬間、少女が思いっきりチューリップを踏みつけた。




 ――あ、どこかで見たことのある光景だな。


と、少年は思ったのと同時に驚いた。それまで大人しく耳を塞いでいた少女が急に攻撃を仕掛けてくるのは、いささかチューリップに同情するものがある。




「どうかと思うんだけど……」


「まぁ、友人くん、‟自分は何もしない”しか言ってないものね」


「あ、そんなこと言ってたんすね」


 耳をきっちり塞いでいたらしく、少女は友人の言葉を聞いていなかったらしい。




 それも友人は織り込み済みだったようで、


「どうせまた悪さされるくらいなら、ここで息の根を止めるのは正解ですよ」


と、悪びれもせずに言う。そして一仕事終えたことを喜ぶように友人と少女が軽いハイタッチをするのを見て、幼馴染という言葉に納得した。考え方や行動の端々が似ているから、この2人はなんやかんや一緒にいるのであろうことも理解した。




 すでに息絶えたチューリップは、無残にも地面と足によってすりおろされた体を横たえて何も言わない。改心もする暇なくその生を終えてしまった。




 さすがに心が痛むので、適当に地面に埋めることを提案する。誰も少年の提案を否定する人間はおらず、少し離れた花壇に埋めてやった。


「次はまともに、花壇でのみ咲くんすよー」


 少女はそう言って手を合わせる。思いっきり踏みつけてはいたがそこまで非道ではないらしい。




「――共存する方法ってあったと思う?」


 ふと、少年は友人にそう聞いていた。


「――難しいと思いますよ。私がそうだからと言って、他がうまくいくって訳ではないので」


 なにより今回はチューリップに悪意があった。そう友人は言う。自分は良く分からなかったが植物に寄生されている彼が言うのだからそこは間違いないのだろう。


「要は冬虫夏草のようなものですよ。冬虫夏草は虫が生きている間キノコが生えることはないのでちょっと違いますが。同じように人の栄養を奪ってやがて死に至らしめるというのは一緒かと」


「あのままの状態なら後輩ちゃん、1年くらいしか生きられなかったわね」


「え?」




 先輩の言葉に少年の動きが止まる。


 確かにそれならさっさと引き抜くべきであった。下手に情をかけてはいけないのも頷ける。そこは納得できたがそれなら、と考えてしまったのだ。




 ――それなら、この友人はどうだ?と。少なくとも彼と出会って1年は経過している。今回のチューリップと同じように寄生されているにも関わらず生きているのは、何故だ?


 寄生されたのが最近なのだろうか。だがそれにしたってここまで彼が焦らずにここにいる理由が説明できない。今までの口ぶりからも1年以上前から寄生されているはずだ。




「――君は、大丈夫なの?」


「私は大丈夫ですよ。まぁ、そこらへんは、そのうち説明してくれるでしょう」




 そう言った後友人は、先輩にお礼を述べて少女の方へ歩み寄る。そろそろ帰ろうと促して、いまだしゃがんで手を合わせていた少女に手を貸してやる。


 少女の方は、立ち上がった後改めて先輩と少年に感謝の言葉と面倒ごとに突き合わせて申し訳ないと、謝罪の言葉を口にした。


 誰もこれ以上、彼についての言及はない。もうその話題は終わりのようだ。


 少年は「良かったね」と言って感謝の言葉を受け取った。大したことは出来てはいないが、彼女が無事で何よりである。




 ひとしきりお礼を述べた少女は、友人と一緒に帰っていく。自分たちも帰ろうと、先輩の言葉に促されるままに少年たちも歩き出した。




「――謎が深まっちゃったわね」


「先輩は見当ついてるんですよね?」


「うーん、これかなぁっていうのはあるわ。だけど確信が持てないのよねぇ」


 だから、もし分かったら教えてね。と、先輩は付け加える。少年は小さく頷いてもう一度彼等の方を見た。




 人気がないことをいいことに、ずるりと友人の体から植物が生え、こちらに手を振るように揺れていた。

あげてから誤植を見つけるという……(多分全部直しました)

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