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ナノマシンはご飯がお好き。〜あと少しで世界を滅ぼせそうだったんですが、異世界で人間の世話をする事になりました〜  作者: チャールスJ
第3章

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5話 マモリちゃんの性能と結果

マモリちゃん完全勝利です。何故知り得たのか、そんな説明会になります。

フォローしてくださった6人の方々。名前は判りませんがありがとうございます!

 昼間の領主との対談を終えて、村長やゴワイル達を連れて家まで帰ってきたマモリちゃんは経緯をユーイチ達に話すと、ユーイチは思わず疑問に思った事を尋ねる事にした。『なんでそこまで詳しく調べてたの?』と。

 すると笑顔で教えてくれたマモリちゃん。


「バーミリオンの街と、この村までのルートに銀の鎧を配置して、情報収集を行っていました。」


「え?そんなに銀の鎧を作っていたの?」


「はい。神となった時点で、トラブルは予測されていましたし、ロボ化する銀の鎧に『情報収集を優先。隠密せよ。』と命令して活動させています。そのデータを、最終的に私が精査しています。」


 キョトンとする一同。ファンタジー世界の仲間達には理解が及ばない話しだ。つまり、小さい銀の鎧を大量に作ってばら撒き、集めた情報を整理してから、親であるマモリちゃんの所に情報を渡しているって事か。


「どの位の個数を作ったの?」


「音声などの収集が優れている訳ではないので、物量でのカバーとなっています。沢山とだけお伝えします。」


 にっこりと笑うマモリちゃん。ヤバい数が居るんだろうなぁ。と思いつつ、色々と動いてくれていたマモリちゃんに伝える。


「色々と守ろうとしてくれてありがとうね。無理しすぎちゃダメだからね。」


 すると、キョトンとした顔でマモリちゃんは尋ねる。


「無断での行動なので、叱られるかと考えていたのですが、意外でした。」


「驚きはするけど、色々と調べようとしてくれて動いてくれたんだから、叱る訳ないじゃないか。驚いただけさ。」


「アニキ?つまりどういう事なんですか?」


 話しについて行けない皆を代表するかの様に、質問して来たグレッグ。


「あ〜。つまり、マモリちゃんの能力で、耳や目が良くなって、今でもバーミリオンの街で起こっている日常を確認する事が出来るようになったんだ。

 だから、領主達の俺に対する今後について話し合っていたとしても、それが丸聞こえしていたって事。」


 驚く大人達。そんな中、メリッサは漠然と答える。


「貴族や王族に知られたら、まずいです!諜報活動に最適じゃないですか。みんな!今の話しは絶対に秘密です!!」


(マモリちゃん。なんでグレッグ達にも知らせたの?)


 言葉に出した理由をマモリちゃんに尋ねるユーイチ。それに対してマモリちゃんは言葉で返す。


「この力のお陰で、今後のメリッサ達が街まで移動する際のモンスターに襲われるリスクをかなりの確率で防げますので。

 何かあった時も先に知る事が出来ます。銀の鎧をサポートに付けていれば、安全かつ快適な輸送を行う事が出来るでしょう。」


「もう武器も要らないレベルだね。」


「えぇ。過剰戦力かと。」


 そんな会話を2人でしていると、メリッサ達に伝える。すると、聞いていたグレッグが震えながら答える。


「馬鹿ッス!マモリちゃんもアニキも!そんな大事な秘密を、まだ会って1ヶ月も経っていない俺らに知らせるなんて!!

 知らせた理由が『俺達に安全を伝える為』って!!2人とも大馬鹿の甘ちゃんッス!!

 でも、そんなアニキやマモリちゃんが大好きッス!!ありがとうございますッス!!」


 興奮してるグレッグ。この世界に来て、馬鹿って初めて言われたわ。って言うかこの世界にも『馬鹿』ってあるんだなぁ。と思うユーイチ。

 そんな姿を見て、メルちゃんは呆れた表情でグレッグに伝える。


「ユーイチにいちゃんの事を馬鹿って、神様を馬鹿ってよぶと、天罰が落ちるっていわれてるのに、グレッグにいちゃんもこわいよなぁ。」


 メリッサは慌ててグレッグの頭を叩く!


「また馬鹿な事を言って!!」


 そう言われて、メリッサ達に叱られるグレッグ。そんな姿を気にせず、マモリちゃんはユーイチに伝える。


「これで他の貴族からの介入も防げますし、村の入り口でわざわざ村長達に迷惑がかかる事はなくなります。

 全て銀の鎧に仕事をさせておけば問題ないかと。」


 村長達も納得済みとはいえ、村を『教会』扱いにして、ここがユーイチの『神殿』となった。まぁ木造建築しかない、ど田舎であるが。


「まぁ村人達にお金を持たす為に、村を奪った形になるが、まぁ向こうが利用しようとしたんだ。仕返しに丁度良いだろう。

 まぁ多少の土産として、何か向こうが喜びそうな情報とかないかな?」


 鞭だけではなく、飴も与えておかないと、ご近所付き合いに支障がでそうだし。と考えるユーイチ。

 それに対してマモリちゃんは、顎に手を当てて考えている。


「そうですね。今回の村の訪問には信頼出来る従者達で来ているのですが、そのうちの2人が他の貴族に情報を流している裏切り者だと教えるのはどうでしょうか?」


 やっぱり貴族とか、ドロドロしてるんだなぁと考えるユーイチ。


「そうだね。それを教えておけば、多少のプラスになるだろうから、手土産として明日にでも教えてあげようか。」


「では、その者達の情報を書き出しておきますね。」


「村の外で、野営している貴族様達はどんな感じ?」


 すると、書き出しているマモリちゃんの代わりに、ミルクティーを飲んでいたナノ君が教えてくれる。


「奥さんのマーサさん。子供達と旦那。一緒にお説教してる。」


「まぁ、聞いた経緯からして、マモリちゃんに挨拶はしないし、奥さんだけでしょ?挨拶したの。それなら仕方がないね。」


 それを聞いたメリッサは、少し呆れた表情で答える。


「ユーイチさんが神様なので、挨拶は貴族からするのが当然ですが、マモリちゃんに対しては不要と判断したのでしょう。」


「まぁお偉いさんの対応については知らない事が多いから、後で教えてくれる?」


「わかりました。まぁユーイチさんが気にしないといけない人達ですと、同じ神様方との対応だけだと思います。王様でさえ、神様より下ですから。不敬は無いかと。」


 ユーイチは顎をポリポリかきながら答える。


「あ〜。そうか。でも子供達にも勉強として教えておきたいから、やっぱりよろしく。」


「判りました。グレッグも興奮した際に暴言が出るので、グレッグも後で勉強に参加するのよ!」


 グレッグも飛び火したので、嫌そうな表情をしているが、仕方がないだろう。

 そんな中、マモリちゃんの凄さで声の出ないリッケルドやゴワイル達。村長はナノ君が用意してくれたお菓子を食べながら気軽に答える。


「別にユーイチにいちゃんが凄いのは前からなんだし、気にしすぎないで良いんじゃないか?

 それより、教会として認められたら、挨拶に来る貴族様の泊まる場所とか、ユーイチにいちゃんが会って話す場所を決めておかないと、また広場を使う事になっちゃうぞ?」


 昨日の一件で吹っ切れたのか、中々タフな村長になってきた気がする。

 それを聞いたマモリちゃんは、何気なく答える。


「それなら、村の周りをもう一回り城壁を作って、貴族用の宿や面会場所を作りますか。メリッサに譲渡した福祉関係の建物も建設してしまいましょう。」


 まぁ貴族に伺わなくても好きに作り替えられるなら、村長に許可を貰ったり、村のみんなに確認して作って良さそうだとユーイチも思う。


「それはちゃんと村のみんなに許可を貰ってからだな。みんなも『村がこうなれば便利だ。』って意見もあるだろうし、広げるならみんなの希望を聞いてみるのが1番だろうし。」


 ユーイチの言葉を聞いて、村長は答える。


「そうだな。ユーイチにいちゃんには悪いけど、村のみんなにも希望を聞いてからじゃないと、許可は出せないから、何日かは待って貰いたいな。」


「急ぎじゃないし、作るのは銀の鎧だから後ででも平気だよ。『風呂が欲しい!』とか、出来るか判らないけど、色々と要望は聞いてみんなが住みやすい村にしよう。」


 それを聞いたリッケルドは、息子の成長に喜んでいるが、神様に素直にダメだと言える息子に驚きもした。

 そんな中、家の外でおやつの準備をしていたミリィちゃんからユーイチ達を呼ぶ声がかかる。


「ユーイチさん。皆さん。ホットケーキが焼けましたので、食べませんか?」


 マモリちゃんは、スムーズに立ち上がると座っているユーイチ達に声をかける。


「家族の対応より、作り立てのホットケーキの方が大切です。冷めないうちに食べましょう!」


 解っていたが、優先順位はホットケーキに軍配が上がった。

 ユーイチ達が外に出ると、キャンプ用のテーブルや椅子が並べられ、大量のホットケーキが作られていた。


「ナノ君に聞きながら作ってみました。甘いのやお肉などと一緒に食べる物だと聞いて、色々と作ってみました。」


 ベーコンやハムなどの塩気のあるオカズや、地球産フルーツや、こちらのフルーツがカットされてテーブルに置かれている。

 生クリームや蜂蜜など色々とあるので、子供達は楽しそうだ。


「そうだね。温かいうちに食べた方が美味しいから、食べようか。」


 それぞれがテーブルに座り、ユーイチを見ている。


「ん?あぁ。俺はレミリアちゃんの食べる手伝いをしながら食べるから、気にせず食べようか。リリアはオヤツに来れる?」


 リリアは現れないので、今は来れないようだ。


「それじゃリリアの分は別に取っておいて、後でお土産で渡そうか。それじゃいただきます。」


 ユーイチの声を聞き、皆が自由に食べ始める。


 シンプルにバターと蜂蜜で食べているリッケルドや、見た感じ、高そうなハムやベーコンをバクバク食べているゴロス。トッピングを気にせず、生クリームを大量にかけて、白くしているマモリちゃんなど、食べ方は様々だ。


「おいちぃよ!はい!あーん。」


 口の周りを蜂蜜でベタベタにしているレミリアちゃんから、『あーん。』されたので、口を開けて食べる事に。

 口に入らないで、頬に付くので、蜂蜜がベタベタだが、久しぶりに食べたパンケーキは甘くて美味しい。

 その姿を見て、レミリアちゃんは笑顔で尋ねる。


「おいちぃ?」


「うん。おいしいね。」


 その返事を聞き、キャッキャ喜びながら、ユーイチの切り分けたパンケーキをフォークで刺して、食べ始める。


 村の外では貴族達がお通夜のように静まり返っている中、ユーイチ達は楽しくオヤツを楽しむのであった。


ユーイチ「マモリちゃん。どの位の銀の鎧をばら撒いたの?」


マモリちゃん「直径10キロの活動出来る時には、家の壁の中に銀の鎧を埋め込んだり、荷馬車の隙間にも埋め込んだり、人の髪の中にも捕まらせていますよ。道端の石の中にも、中の部分をくり抜いて作成出来る時には作り続けてますので。

なので、情報の入手は比較的に簡単なんですよね。」


ユーイチ「..........。程々にね。」


マモリちゃん「安全確認の為の情報収集にしか『今の所』使いませんから安心してください。」


一寸法師を思い出したユーイチなのであった。...誰でもヤレるじゃん.....。

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