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ナノマシンはご飯がお好き。〜あと少しで世界を滅ぼせそうだったんですが、異世界で人間の世話をする事になりました〜  作者: チャールスJ
第2章

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14話 襲い掛かった代償ってどの位?

今回は楽しくかけました。前回は体調不良のせいか満足出来なかったのに、今回は幸せです( ^ω^ )

 異世界生活29日目


「ユーイチ兄ちゃん。朝だぞ!」


 ドンとお腹に衝撃があり、目の前には緑髪のショートヘアのメルちゃんが笑いながら寝袋に包まれているユーイチにまたがりながら笑って俺の事を見ていた。


「おはよう。メルちゃん。今日も元気だね。」


 すると、メルちゃんは笑いながら答える。


「きょうも俺はげんきだぜ!」


 昨日は結局グレッグ達は帰ってくるのが遅かった。子供達を先に寝かせ、待っていたユーイチは2人の為にテント内でドラゴン肉を使った焼き肉を始め、匂いにつられた大人達で集まって酒を飲んで寝た。

ちなみに銀の鎧(ユーイチ)を操作して、村人達の解体作業を朝まで手伝っていたので、寝てるのに疲れた気がする。そんな銀の鎧(ユーイチ)も今は門の前で休憩中だ。


「さて、起きるから上から退いてくれるかな?」


 するとメルちゃんはニヤリと笑い、両手を上に持ち上げた。


「今ならユーイチ兄ちゃんにかてるきがする。」


 なんだそのワチャワチャさせた指の動きは!そしてくすぐり始めるメルちゃん。その瞬間に走る衝撃!目がチカチカする程にくすぐったい!ユーイチは声にならない悲鳴をあげつつ激しい朝の洗礼を受ける。


「子供からの愛情表現と思い、感覚を強化しておきました。」


「ユーイチ、楽し、そう。僕も、やる、?」


 外からマモリちゃんとナノ君がテントの中に顔を出す。ユーイチは寝袋のまま顔を真っ赤にしながらのたうち回っていた。少し時間が経つとなんとか寝袋から這い出ると2人に声をかける。


「ま、まもりちゃん?これは感覚強化しちゃダメな事だから、2度とやらないように。それじゃ俺も3人に愛情表現をしても良いって事だよね?」


 にこやかな笑顔でメルちゃんを捕まえると、抱きしめながらメルちゃんの目の前に両手を見せて指を動かして見せる。


「ユーイチ兄ちゃん!みんながまってるよ!あさごはんだよ!俺はいいよ!」


 逃げようとジタバタするメルちゃん。ユーイチは優しい笑顔でメルちゃんを見つめるとこう答える。


「大丈夫。ちょっと遅れるだけだから。これもメルちゃんに対する愛情表現だから。」


 そしてテント内に響くメルちゃんの笑い声。


「も!もぅ!フヒャ!!やらないから!!」


 笑い転げるメルちゃんを解放すると、さっと離れてから走って逃げていくメルちゃん。


「それじゃマモリちゃん、ナノ君にも体験してもらおうか。」


「ユーイチ。貴方の愛情は伝わっていますし、朝ご飯を優先すべきかと。そして私の第六感が囁いています。『逃げなさい。』と。」


「感覚強化、したの、マモリ、ちゃん、だよ、?」


 食事を優先する安定のマモリちゃんと、マモリちゃんを売ったナノ君。これは愛情表現(しかえし)だ。ユーイチは笑顔で答える。


「マモリちゃん?マモリちゃんの感覚をさっきの俺と同じくらいに強化してね?くすぐられる体験をするのもいいと思うし。あ、これは上位体からの命令ね。」


 指をワチャワチャさせるユーイチ。そしてリリアにそっくりな顔での笑顔が引き攣りながら、後ずさるマモリちゃん。


「ユーイチさん。落ち着いてください。貴方はそんな事で命令をする人じゃ『ヒャン!?』」


 脇を触っただけで可愛い悲鳴をあげるマモリちゃん。だが許さん。これはスキンシップだ。そして容赦ないユーイチ。そして倒れ込み悶えるマモリちゃん。テント内に響くマモリちゃんの喘ぎ声。


「これで感覚強化すると大変だと言う事を覚えたね。これに懲りたら2度と勝手に感覚強化をしない事。」


 整えられていた長い髪は散らばり、顔を真っ赤にさせながら『カヒューカヒュー』言いながら、ヨダレを垂らしているマモリちゃん。それを怯えた顔で見るナノ君。


「マモリちゃん。落ち着いたらご飯においで。それじゃナノ君は俺と一緒に先に行ってようか。朝ごはんの準備をしないといけないからさ。」


 頑張って顔を縦に振るナノ君。そしてテントを出ると神妙な顔付きで何故かグレッグ達が集まっていた。


「アニキ、マズいッスよ!」


 キョトンとした顔でグレッグ達を見るユーイチ。


「どうした?何かあったのか?」


「どうしたじゃないッスよ!リリア様が居るのにマモリさんと浮気するなんて!」


 メリッサとミリィちゃんの視線が冷たい気がする。メリッサからはゴミを見るような目つき。そしてミリィちゃんからは『信じていたのに...』と言う視線がビシバシ伝わる。それに慌てるユーイチ。


「いやいや!なんで浮気なんだ!?俺は浮気なんかしてないぞ!」


「アニキ、外までマモリさんの声が聞こえてました。それにメルちゃんから『ユーイチ兄ちゃんが、マモリちゃんを襲ってる!』と言って部屋に来たッス。」


 慌てて事情を説明するユーイチ。メルちゃんに関しては『襲って(くすぐって)たよな?』と言われて、言い方の表現が間違いだと伝える。そしていい加減、俺呼びはやめなさい。と伝える。


「僕も、いたよ、?、くすぐって、居ただけ。」


 最高の証言だ。そしてメリッサ達の視線が普段通りになったから安心だ。冤罪は立証された。無罪だ。

 まぁマモリちゃんの表情に関しては、エロ雑誌の巻頭カラーを飾れる位の顔になっていたのは黙っていよう。


「そのうち落ち着いて出てくるから、ご飯を食べてから今日も働きますか。」


 切り替えて皆に伝えると、ワラワラと移動し始める一同。


「ユーイチ兄ちゃん。おはよー。」


 子供達にも朝の挨拶をしてから、顔を洗って歯を磨く。今日の朝ごはんは何にしようかな?ミリィちゃん達がスープや蒸したポトトを用意してくれていた。昨日の燻製肉を放置していたから、あれが食べれるはず。燻製肉をスライスしてから目玉焼きを大量に作っていく。卵を割る仕事はナノ君にして貰いながら、レタスやトマトを洗って簡単なサラダを作る。完成した頃にはマモリちゃんも復活して部屋に来た。


「さて、リリア。ご飯が出来だぞ。」


 すると瞬時に隣に現れるリリア。何故か顔が膨れてる。そしてツンと向こうを向いている。


「どうしたリリア?何かあったのか?」


 リリアは返事をしない。昨日までは普通だったのに。...あ、さっきのを見てたな。俺はリリアの背中に回ると、後ろから抱きしめるように座り、脇に手を当てて優しくくすぐり始める。ビクッと動くリリア。だが無言だ。ピクピク動いて手から逃れようとする。だが俺はリリアを逃さない。


「リリア?どうした?俺はくすぐって悶えるリリアより、笑った顔のリリアの方が好きだな。まぁどちらにしても笑ってるから良いんだけどね。」


 すると耐え切れなくなったのか、笑いながらこちらを向くリリア。


「くすぐったいじゃない!朝から私以外とイチャイチャしてるのを見せられたのよ?少しはやきもち位焼いてもいいでしょ?」


「やきもちって言われても、アレは朝の仕返しだぞ?まぁ家族だからな。遠慮なく仕返ししたんだ。そして可愛い嫁さんがやきもちを焼いてくれるのは、俺としては嬉しいし可愛いと思えるから良いんだけどね。」


「まぁ言ってる事が真実だから良いわ。みんな食事を待ってるから食べましょう。」


 俺とリリアのイチャイチャを見つめてる仲間と子供達。新婚なんだから仕方がない。さっそく席に戻ってから皆に伝える。


「ごめんね。みんな。それじゃ食べようか。いただきます。」


 そして皆で喋りながら食事を始める。


「ユーイチ兄ちゃん。おにくおいしいよ!」


 レオン君がドラゴン肉を頬張りながら笑顔で伝えてくる。


「燻製なのに硬くなくて、おいしいですね。」


 ミリィちゃんからも好評だ。


「これは保存目的の燻製じゃなくて、美味しくするための燻製なんだ。良い匂いのする木で燻製にしたから普段と違う味だと思うよ。」


 横で食べているリリアも満足そうに肉を頬張る。


「確かに変わった匂いのする肉ね。でも風味がとても良いわ。」


 メリッサは相変わらず『この肉の風味は売れるわ!』とか喋りながら食べている。商売人だなぁ。そしてラルファ君に食事を食べさせているグレッグから話しかけられる。


「アニキ。昨日の話しの続きですが、冒険者達がアニキに謝罪したいと言ってましたがどうしますか?後で村長の家に向かいますが。」


 昨日の夜に帰ってきて肉を焼きながら報告を受けていた。マモリちゃんから色々と聞いてもいたが。


「リリア。商業ギルドの連中はどうすればいい?」


 ポトトにバターを塗りながら食べていたリリアは、飲み込むと答える。


「ユーイチの好きにすると良い。神の伴侶と揉め続ける結果にならないように慌てているだけだ。」


「まぁ別に揉めたくて動いてるわけじゃないから、適当に品物を受け取って、和解するぞ?そしてギルドには入らない。」


 リリアは相変わらずの美人な笑顔で答える。


「好きにすると良い。」


 ユーイチは食べているみんなに伝える。


「それじゃ決めた事を伝えるよ。今後もグレッグ達には商売関連について力を借りたい。商業ギルドの謝罪は受け入れるが、俺はギルドに入らない。利用されたくないからな。

 グレッグの商業ギルド、冒険者ギルドの登録を使って貰い、色々と販売やら手続きを取ってもらう。」


「了解ッス。」


「謝罪の品物に関しては、置く場所もないので必要最低限の物をウチで受け取る。ミリィちゃん達も一緒に品物を見に行ってくれるかな?」


「はい。わかりました。」


「残りは村に寄贈したり、売り払って金に変えてから、村で皆が使える物を買ってこよう。馬車に関してはドラゴン関係の売り物を載せるのに使うから引き取る事にする。」


「寄贈するんですか!?」


 メリッサがポトトを握り潰さんばかりに力説する。


「いや、だって要らないだろ?村に使える便利な物があった方が村人達も喜ぶし、ミリィちゃんやレオン君も喜ぶからな。」


「ユーイチさんは欲しい物とか無いんですか?」


 そう言えば欲しい物って無いな。


「むしろ聞きたいんだが、横には美人な嫁さんが居て、子供達が居て、仲間が居て、毎日美味しい物が食べれて、寝る場所と仕事がある。後は何が欲しいんだ?」


 横でリリアが笑っている。何故笑うんだ?奥様よ。


「まぁユーイチらしいよ。良いんじゃないか?」


「まぁ俺は商売人でも無いし、冒険者でも無い。ただの男だ。商売に関しては仲間のお前達に任せる。金は子供達の生活資金以外は好きな商売に回すと良い。優先度として、お前達の武装に関しても安全面を配慮して、良い物を買う事。」


 バルは苦笑いしながらユーイチに話す。


「ユーイチさんの武装も大事ですからね?」


「それなら、1番硬い斧を1本欲しいかな。後は将来的に子供達の教育に関して家庭教師みたいな人が居てくれると助かる。良い教育をしてやりたいからな。」


「やっぱり子供達がメインなんですね。」


「それと、謝罪したいと言っている冒険者に関しては、奴隷にしたいと考えてる訳でもない。むしろ奴隷にしても住まわせる場所が無い。と言う事で、アイツらをその分ただ働きをして貰います。

 契約内容として、子供達や村の人達の護衛任務。村の仕事の手伝い。戦闘訓練だな。彼らの知識も欲しい。」


「確かにB級冒険者の知識は豊富だと思います。」


「今回はドラゴンやら売り物を運搬する為、子供達や全員を連れて荷馬車に乗せられません。

 と言う事で、今回は二手に分かれて行動します。商売で町に行く俺達と、村に残って子供達の面倒を見る人達です。」


 朝食を食べながら話をする大人達。子供達は、朝食を食べ終わってデザートのフルーツを食べて幸せそうだ。マモリちゃんも大人枠だから、そっちに混ざらなくて良いんだからね?

 そんな真面目な話しをしつつリリアと手を繋ぎながらイチャイチャするユーイチなのであった。

最初はユーイチの冒険やら商売を考えてたんだけど、何故だろう?人任せに商売を始めたぞ?そのせいかタイトルもちょこちょこ変えたりしてます(笑)

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