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7,ゲーム開始2日目

さてまずはステータス確認をしませんとね。

ゾンビ、スケルトン、リビングアーマー、レイスを1人と1匹で大量に倒した結果がこれです。


name:シオン

種族:人族

mainjob:錬成士 Lv2→7

subjob:魔法使い Lv2→9

種族Lv:2→5

HP 128

MP 158

STR 30

INT 35

VIT 25

MND 25

AGI 30

DEX 45

LUK 28 (称号効果で増加+2ボーナス)


STP 0→15→0

SKP 10→6→21


スキル────────────────────

・ノーマルスキル

『光魔法 Lv6』『闇魔法Lv6』『体術Lv4』

『裁縫Lv3』『錬成Lv5』『鑑定 Lv6』『料理Lv3』

『糸操作 Lv8』『魔力操作 Lv9』『無属性魔法 Lv4』

『魔力制御 Lv5』『気配察知 Lv5』『気配遮断Lv3』『跳躍Lv4』『危機察知 Lv4』『魔力探知 Lv3』

『暗視 Lv4』『熱探知 Lv2』


・エクストラスキル

『切断』

『思考拡張』


───────────────────────


称号─────────────────────

【運聖兎の加護】

【断ち切る者】

【管理者の親愛】


───────────────────────


ほぉ、全体的にかなりスキルレベルが上がりましたね。低レベルでこれってゲーム的にダンジョンってかなり経験値美味しいのでは?魔力操作なんてもう少し進化可能レベルですよ。

ステータスもLUKの値がこれまでと比べても伸びてきてますしSTRにポイントを振ることでとうとうHPも100超えましたし。


ボス戦はもう少しで進化しそうな糸操作と光、闇魔法メインの無属性魔法サブで行きましょうね。


さてと、前準備も終わりましたし扉を開けて中に入りましょう。


扉に入るとその先にはこれまでの通路とは比べ物にならないほど広い空間が広がっていました。

目測でだいたい通路の3倍ほどでしょうか、円状の地形で天井も高いですね。


おや?奥の方に何かの影が見えますね、警戒しつつ確認のため少し近づいてみましょうか。


ケルベロスでしょうか?3つの頭を持つ犬または狼のような見た目ですが、とりあえず鑑定してみましょう。


name:無し

種族:ケルベロス・ゾンビ

mainjob:???

subjob:???

種族Lv:16

HP ?

MP ?

STR ?

INT ?

VIT ?

MND ?

AGI ?

DEX ?

LUK ?


スキル────────────────────

『不明 Lv??』『闇魔法 Lv??』

『火魔法 Lv??』『不明 Lv??』

『噛みつき Lv??』『魔力操作 Lv??』

『不明 Lv??』『気配察知 Lv??』

『不明 Lv??』


───────────────────────


称号─────────────────────

【死霊を狩る者】【冥府の番犬】【追跡者】




───────────────────────


……うわぁ……完全に格上じゃないですか……Lv16って、こんなの最序盤の下級ダンジョンに置いていいレベルの敵じゃないですよ。


って言うかβ勢の方やスタートダッシュ決めたい方はもうこのダンジョン周回してるんですよね?なのに掲示板やまとめサイトにケルベロスなんてあからさまな強キャラ感醸し出す名前のモンスター載ってませんでしたよ?


これは所謂レアボスってやつでしょうか、確かレアなボスは通常ボスよりステータスが高く設定されている代わりにそのボスからのドロップ限定のアイテムや装備等が手に入るんでしたよね。


でもだからといってこれはやりすぎでは?まだ正式サービス開始2日目ですよ?それで倒せるプレイヤーがいると?



……はぁ……愚痴を言ってもここから返してもらえる訳でもないですしね…やるしかないですか。


《レアボスエネミー[ケルベロス・ゾンビ]に挑戦しますか?》


おや、挑戦する時にはディスプレイのようなものが出てきてYESかNOか答える仕様なんですね。

もちろん答えはイエスです。


《プレイヤー『シオン』とケルベロス・ゾンビの戦闘を開始します。》


「グア゛ア゛ア゛!」


うっ、これは煩いですね。とにかくまずは先手必勝、アンデッドにダメージの通りやすい光魔法で攻めます。


「ライトアロー!ライトランス!!」


「キュー!」


スピカの聖魔法も同時にヒットしましたがはたしてどれだけ入ったんでしょうかね。


「グルゥゥア゛ア゛!!」


ッ!ブレス!?いきなりそんなの撃ちますか普通!?


「スピカ!全力で回避してください!当たると蒸発しますよ!」


「キュッ!!」


くっ、跳躍と糸による擬似立体機動でも回避するだけでギリギリですか。


あ、ブレスが止みましたね、攻撃チャンスです!


「ライトランス!!マナバレット!ライトバレット!ライトボム!!」



「キュー!!キュィー!!」




まだです、まだまだ気配察知と魔力探知に反応があります。これは長期戦になりそうですね…


ガントレットとグリーブに光魔法でエンチャントを掛け直し突撃します。


「ガゥ!?」


ふふ、遠くから魔法を撃ってくるだけかと思いきやまさか自分に向かってくるとは思わなかったみたいですね!


「『剛拳』『剛脚』ハァッ!!」



んー、剛拳も剛脚も1発限りのアーツなんですよね、相手にあたるまでは効果が継続する代わりに1発当たればどんな当たり方であってもそれで終わりという。


チュートリアルで覚えた魔力制御でなにか出来ませんかね、たとえば拳に魔力を集中させて拳撃の威力を引き上げるとか。


物は試しです、やってみましょう。出来れば儲けものできなければ次の手を考えるまでです。


「ふぅー。スピカは攻撃に注意して安全圏から撹乱してください。」


「キュイー」


スピカが時間を稼いでくれている間にやりましょう。まずは体内に流れる魔力の流れる速度を早めていきます。そしてある程度早く循環するようになったら両腕に魔力を集めていきます。


……ふぅ、出来ました。次はこの魔力に光属性を宿らせられればいいんですが……出来ましたね。光属性の拳ならケルベロスにももっとダメージが入るでしょう。


跳躍と糸操作とのいつもの組み合わせで一気に距離をつめます。


「フッ!セイッ!!」


「グルゥゥ……」


「ハァッ!!!」




まだですよ!脚にも魔力を纏わせさらにもっと腕の魔力の密度を高めていきます。


《ピロンッ 条件を満たしたためスキル『魔拳』『魔脚』を習得しました。『魔拳』『魔脚』を習得したため『魔闘術』に統合されます。》


おや?なにかスキルを覚えたみたいですね。確認はこの戦いが終わったあとにしましょう。


さっき習得したスキルの効果でしょうか?それまでと比べて体に魔力を纏わせるのがスムーズになったような気がします。


おや、腕に光属性の魔力を込めていくと打撃部分に魔法陣が展開されましたね。これは魔力だけでなく魔法を込められるんでしょうか?


ライトボールを込めて……出来ましたね。


「ハァッ!!」


いつもの移動法で距離をつめ下顎に魔法拳を叩き込みます。




「グルゥゥ……」


いい火力ですね、次はライトランスを込めましょう。


「ハッ!!」





おお、打撃が当たった箇所が吹き飛びさらに本体も壁付近まで飛んでいきましたね。


「グルゥア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」



ふぅ、まだ倒せませんか、それに何か溜めてますね。

このスキル火力はかなり出る反面MP消費が大きいので使いづらいですね。次の攻撃で決めましょう。


糸操作と跳躍で近づきインベントリから木の棒を取り出します。


《条件を満たしたため『縮地』を習得しました。》


おや、またなにかスキルが習得できたみたいですね。

これも確認は後回しです。


「形状変化・片手剣!」


木の棒が木製の剣に変化しましたがこれではまだ火力が足りないでしょう。


「魔力糸、硬糸生成!」


なので魔力糸と硬糸を木剣に纏わせ、


「ライトエンチャント!マジックエンチャント!」


さらにそこに無属性と光属性の付与を施し、


「フッ!セイッ!ヤァ!!ハァァッ!!」


逆袈裟、袈裟斬り、上段からの切り下ろし、横一閃、最後に少し溜めてから突きを放ちます。


「グゥゥゥ……」


まだ倒れませんか、でもこれで終わりです。


「形状変化・杖!そして、ライトバースト!!」


ドゴォォーン!!!


《ピロンッ条件を満たしたため称号【格上殺し】を獲得しました。称号【ジャイアントキリング】を獲得しました。【格上殺し】は上位称号【ジャイアントキリング】に統合されます。》


「ハァハァ、ようやく倒せました。格上相手でも相性有利な攻撃で固めて作戦も練ればスピカのおかげもあってギリギリ勝てたりするものですね。」


「キュー!キュキュー」


さて、ケルベロス素材は本体が消し飛んだためかインベントリに直で送られてきてますね。そしてそのケルベロスが最初にいた場所には宝箱が置いてあります。


さすがにレアボス倒したあとの報酬の入った宝箱にミミックは持ってこないでしょうし開けましょうか。


おや?これはペンダントでしょうか?そう言えば私最初はこのダンジョンにアクセサリー装備目当てできたんでしたね。

それなのにまさかボスと、それも普通より強力なレアボスと戦うことになるとは。


さてそんなことは今は置いといてとりあえずペンダントを鑑定してみましょうか。


アイテム

冥番狼のペンダント ☆☆☆☆☆

レア度:秘宝級

冥府の番犬であるケルベロスが彫られたペンダント。決して逃れ得ぬ番犬の権能を宿しているため装備した者は何かに惑わされることがないだろう。

地獄と冥府の門を守る者は火と闇に高い素質を持つためそれがこの装備にも表れている。



装備効果

[察知系スキルの効果上昇]

[アンデッドモンスターに対する与ダメージ上昇(微)]

[火魔法威力上昇(小)] [闇魔法威力上昇(小)]



ステータス影響

STR +10 AGI +8


ほぅ、ほぉう。これはかなり良いものですね。装備効果複数に2種類のステータスが上がるアクセサリー。レア度に違わぬ強力な装備です。


確かこのダンジョンの宝箱から出るアクセサリーが今のところ各ステータスのどれか1つを+8で最高ランクの評価でしたよね。これは下手に情報を出すと絡まれたりしそうですね……


まぁそれに関しての対応はレオくん達と考えるとして早くこんなところから出ましょう……と言いたいところですがボス部屋の奥に扉が出来てるんですよね。つまりさっきのケルベロスは中ボス枠でまだ大ボスは倒せてないと。


……これ以上レイス系を相手にするのはもう無理なのでもどりましょうか。そしてこの情報も共有して今度また行く時に役立てて貰いましょう。


親切なことに中ボス部屋の次の層に行く扉付近にテレポートゲートが設置されてますからそこから帰れますね。帰りにまたあの中を通らずに済むのは本当にありがたいです。


ではゲートに入りましょう。確か上に乗るだけでいいんでしたよね。


おぉー、視界がぐわんぐわんしますが何とかここがダンジョン入り口らしいことはわかりますね。テレポートゲート、とても便利です。


さて、彼らのところに戻る前にステータスボードをチェックしてみましょうか。いくつかボス戦で習得したスキルもありますしね。


name:シオン

種族:人族

mainjob:錬成士 Lv7→10☆

subjob:魔法使い Lv9→10☆

種族Lv:5→10

HP 128

MP 158

STR 30 (+10)

INT 35

VIT 25

MND 25

AGI 30

DEX 45

LUK 36


STP 0→30

SKP 21→31


スキル────────────────────

・ノーマルスキル

『光魔法 Lv10☆』『闇魔法Lv10☆』

『体術Lv10☆』『裁縫Lv3』『錬成Lv7』

『鑑定 Lv7』『料理Lv3』『糸操作 Lv10☆』

『魔力操作 Lv10☆』『無属性魔法 Lv7』

『魔力制御 Lv7』『気配察知 Lv8』『気配遮断Lv6』『跳躍Lv8』『危機察知 Lv8』『魔力探知 Lv5』

『暗視 Lv6』『熱探知 Lv4』『魔闘術 Lv4』

『縮地 Lv4』『剣術 Lv3』


・エクストラスキル

『切断』

『思考拡張』


───────────────────────


称号─────────────────────

【運聖兎の加護】

【断ち切る者】

【管理者の親愛】

【ジャイアントキリング】

───────────────────────


おぉ!結構スキルが育ちましたね!レベルの横に星がついているのはカンストして進化可能ということでしょうか。


早速確認してみましょう!ステータス振りと称号効果の確認は後回しで。


ブクマ評価など貰えると更新ペースが早まるかも

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