38,41日目(土)②第2エリアボス戦①
グラブルくんとテストと課題研究で執筆時間が取れない……
レオくん達と一緒に第2エリアボス地竜のいるところの近くまで来ました。
さてと、とりあえずボス戦に入る前に最近ちょこちょこインしている間に上がったステータスを確認しておきましょうかね。
name:シオン
種族:人族
mainjob:最高位錬金術師 Lv17
subjob:隠者 Lv38
種族Lv:43
HP 440
MP 441
STR 155
INT 123
VIT 57
MND 57
AGI 75
DEX 108
LUK 99
STP 0
SKP 66
(『強○』により全ステータス1.02倍)
装備補正まとめ
STR +30
INT +30(×1.25)
VIT +30
MND +30
AGI +33(×1.15)
DEX +30(×1.15)
スキル─────────────────
・ノーマルスキル
武器系スキル
『魔闘術 Lv40』『縮地 Lv38』
『上級剣術 Lv10』『肉体掌握 Lv26』
『空歩 Lv30』『中級杖術Lv12』
『中級盾術Lv15』『中級斧術Lv12』
『中級槍術Lv12』『装備重量軽減Lv21』
『中級弓術Lv15』『狙撃Lv33』
『上級銃術 Lv4』『曲芸師 Lv15』
『精密動作 Lv25』『念動力 Lv25』
『刀術 Lv10』『鎌術 Lv4』
魔法系スキル
『極光魔法 Lv24』『冥魔法Lv18』
『虚無魔法 Lv28』『魔力制御 Lv45』
『混沌魔法 Lv31』『召喚魔法 Lv15』
『竜魔法 Lv4』『水銀魔法 Lv5』
『呪蝕の鎖 Lv3』
生産系スキル
『裁縫師Lv20』『料理人Lv15』
『人形作成 Lv24』『魔工技師 Lv17』
『鍛冶 Lv10』『植物採取Lv20』
『鉱石採掘Lv20』
探知系スキル
『万能探知Lv20』『隠密Lv30』
その他スキル
『速読 Lv25』『識別 Lv30』
『毒耐性Lv9』『麻痺耐性Lv4』
『クイックチェンジ Lv7』
ステータス強化系スキル
『強力 Lv2』『強知 Lv2』『強身 Lv2』
『強心 Lv2』『強速 Lv2』『強技 Lv2』
『強運 Lv2』『強命 Lv2』『強魔 Lv2』
『整理術 Lv1』『舞踏 Lv2』
・マスタースキル
『操糸王術 Lv30』『錬金術・王 Lv18』
『投擲・王 Lv14』『王乃瞳 Lv10』
『予見眼 Lv1』
・エクストラスキル
『切断』『思考拡張』『死霊魔術 Lv30』
『闘王 Lv30』『立体機動 Lv30』
『時刻変化・夜』『並列思考 Lv8』
『無尽走破 Lv2』『魔法剣 Lv2』
『二刀流 Lv2』『黒魔の偽腕 Lv3』
・ユニークスキル
『複製の魔眼』
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称号──────────────────
【運聖兎の加護】【断ち切る者】
【管理者の親愛】【ジャイアントキリング】
【隠者】【孤軍奮闘】【闘王】【操糸王】
【人形使い】【屍山血河】【討竜者】
【錬金王】【投擲王】【殲滅者】
【街の勇者】【魔王の卵】【魔眼保持者】
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ちまちまとダンジョンに潜っては鍛冶スキルで作った自作武器を使ってメインでは使わない武器種のスキルレベルを上げていました。対多数戦で機動力はかなり重要なのでそれ関連のスキルを多用していたのもあって移動系、機動系もレベルが上がっています。
偽腕はスキルレベルが上がる事にレベル1の時の2本から展開できる数が増えるようで現在は4本展開出来ます。あと地味に操作性も上がっていますね。
あとは最近のダイブは前回のイベントで大量に召喚したり肉壁になってもらったりした死霊魔術と魔工技師、そして人形作成のスキルで作れる配下の補充の時間に充てたのもあってそれらのスキルレベルも上がり配下の補充も出来ました。
攻撃予測と危険予測が統合されて予見眼というこれまではそれぞれ別々に別れて反応していたものが1つの線で見えるようになりました。危険なものと攻撃を纏めて予測線が伸びてくるのでそれを武器で弾くかその線に当たらないようにすると自動的に回避判定が成功します。舞踏でステータスを上げながら予見眼で見た予測線を掻い潜るのは結構楽しいですよ。
予見眼は特殊派生らしいのもあって獲得するのにスキルポイントを5消費しましたがまだまだポイントはありますし何よりこのスキルはとても優秀なので問題ありません。
さてと、ステータスの確認も終わったことですし、フラガラッハを作った時のバルムンクの残りを装備してエリアに入りましょう。パーティを組んでいる人ならあとからでも入れますからね。
ボスエリアに入るとそこはさっきまで森の中だったのにも関わらずエリア内は地面が露出した荒れた場所でした。
そして入ると同時に奥の方に土色の魔法陣が現れ徐々にボスであろう姿を形作って行きます。
・・・・・・なんだかくまさんの時よりファンタジーな演出ですね?さすが竜種、Theファンタジーな存在なだけあって運営も力を入れてますね。
そして姿の形成が終わり魔法陣が弾けるとそこに居たのはあの呪竜に似た、しかしあの竜と違い外殻が岩のようになっている一目で地竜とわかるような存在、なんてものではでは無く━━━━
「モグー!」
あるぇ?地竜って聞いてたんですけど以前に聞いた鳴き声と同系統っぽい鳴き声が聞こえてきました……
そして地面の中から出てきたのは・・・・・・モグラ…ですね?しかもデフォルメされて可愛らしくなっている上工事現場の看板にのってるようなヘルメットとツルハシ装備のキャラクター感増し増しのモグラですね。そしてHPバーは2本、エリアの前についている数と同じバーの本数です。これであれが正真正銘ボスモンスターだと分かります。
このゲーム、エリアボスはそのエリアごとにHPバーの本数が決まっています。第○エリアというように○の部分についている数字と同じ数のHPバーを持ちます。
いえね、確かにモグラは土の竜って書きますから地竜って言うのも地中の竜って意味なら確かに通るんですけど。私のワクワク感を返して頂きたいものですね。
まぁ少しがっかりしましたがやることは変わりません。さっさと終わらせて第3の街に行かないと行けませんからね。
空歩で空中に飛び上がり並列思考を使った擬似的な無詠唱魔法を発動、
「『ディエスランス』『ノクスランス』『ボイドエッジ』『カオスブラスト』!!」
光と闇の槍、虚無の刃、混沌の光線が立て続けに放たれモグラを襲う。
「モッ!?」
しかしツルハシで地面を強く叩くと地面から無数の土柱が伸びる。そして4種の魔法はその多くを砕き切り裂くも本体には届かない。
そして魔法を防ぐ盾になった柱はその役割を防御から攻撃へと転じシオンの方に向かって伸びていく。
「ッ!『予見眼』!」
予見眼で見える予測線は当たった場合ダメージが大きいものほど色濃く、ダメージが薄いものほど薄い色に見える。
それ故に最悪色濃いものだけを弾くことが出来れば致命傷は免れることが出来る。
「360度球体状の範囲の中前方半分全てを攻撃範囲で覆ってくるとは……これ正攻法ならタンクがヘイト集めてひたすら耐えるのが定石ですかねぇ……」
おっと少し独り言が出てしまいました。今の攻略組の最前線は第4の街ですからそんな人たちからすればこんなの余裕なんでしょうか。
まぁここにいない人達が使うであろう手を考えるより目の前に迫っているどれも色濃い予測線をどうするか考えないといけませんね。
まず空歩で移動して回避するのは間に合わないので迎え撃つしかありません。そうなると何で迎え撃つかですね。
・・・・・・固有武器・・・・・・よしこれにしましょう。
「幻灰銃グリムアッシュ!『双銃分離』『形状変化:サブマシンガン』!」
バルムンクをインベントリに収納し固有武器である拳銃サイズの灰色の銃を呼び出し、呼び出すと同時に黒と白に分離、そして元の拳銃状の形からサブマシンガン形態に変化。
「『魔弾・白&黒』!」
サブマシンガン、マシンガン系統の特性である連射生を生かし魔弾を連射。それが伸びてきていた土柱の色濃い予測線から薄い予測線まで多くにに当たりその尽くを撃ち落とす。
・・・・・・魔弾連射はMP消費が重いですね。まぁとりあえず予測線のうち躱せそうにないものは全て撃ち落とせたのでよしとしましょうか。
そして私が躱したため限界まで伸びた土柱を足場にあのモグラへと駆けながらグリムアッシュを収納し再びバルムンクを取り出して構えます。
そして、
「『魔法剣・風剣』!」
刀剣類限定で通常の付与魔法よりも優秀な属性付与を行うことができます。そして土の弱点は風、なので今回は魔法剣スキルで使用出来る風を剣に纏わせるものを発動、するとバルムンクに風が集まります。
剣の形に集束した風を駆ける勢いのまま腰だめに構えさらに縮地を使って加速していきます。
「モグゥッ!?モグッ!!」
それに対してモグラがツルハシでだるま落としのように土柱を削って飛ばしてきますがさっき土柱を撃ち落とした時よりは数が少ないのでまだ対処できます。こういう時に並列思考は便利ですね。今のところ2つまでしか同時に思考出来ないとはいえそれでも走りながら魔法を発動したりできる訳ですから。
「我が敵に喰らいつけ━━『竜の牙』」
詠唱によって生み出された非実体の竜が相手に向かいその牙をもって喰らいつこうと襲いかかる。
そしてそれに合わせて私も間合いに入った相手に向けて剣を振るう。
「ハアァァァッ!!」
勢いの乗った一閃、そして勢いのまま回転し勢いを押え上段に構え振り下ろす。そして振り下ろすと手首を切り返し振り下ろした刃を跳ね上げる。
「モグウゥッ!?」
「まだまだ続きますよっ!」
跳ね上げたことで後ろにそれた腕を勢いのまま後ろに引き突きを放つ。
そして突き刺さった剣と同じ場所に魔法を発動、
「『ルインバースト』!『ノクスバースト』!」
極光魔法と冥魔法による光と闇のエネルギー波が放たれ至近距離で撃ったのもあってか一気にHPバーが削れました。
ですがまだくまさんの時のように特殊行動は起こしませんね。・・・・・・よく見ると少しだけ、ほんのミリ単位ですが1本目のHPバーが残っているように見えます。
グリムアッシュ、再展開。『形状変化:スナイプ』━━━━━━━━
スナイパーライフルへと形を変化、そして先程の衝撃で少し吹き飛んだ対象に標準を合わせ引き金を引く。
「『混合弾・白黒』」
白と黒の混じり合った弾丸が銃口から放たれる。モグラは土柱を壁にして避けようとするも魔弾はそれをまるで意に介さず土柱を紙のように貫通してターゲットを狙う。そして着弾すると同時に白と黒の閃光が視界を染め上げた。
そして光が薄れ目を開けると、そこには2本目のHPバーが4割ほど吹き飛んだモグラがボロボロになったツルハシをもって倒れていた。
ふぅ、初めて使いましたが周りの被害の規模がぶっ飛んでますね。地面が少しえぐれてるは序の口として石柱は全て折れてますしあのモグラさんのツルハシも壊れています。・・・・・・ん?あのツルハシそもそも壊せたんですね。序盤で壊せればもしかして石柱とか岩石飛ばしとかを封じられたかもしれません。
そしてさっきのあれで私のMPは残り100を切りました。これはまずいですね、ダウンとれたような状況なのでこの隙にMPポーションを飲んでおきましょう。ついでにマジックキャンディ、いわゆるMPリジェネアイテムですがそれを使います。
「モグモグゥッ!!」
そうしていると倒れていたモグラさんも起き上がってきました。そしてなんと地面に穴を掘りそこに潜っていきました。・・・・・・モグラ叩き?でしょうか?
とりあえずユニコルさん印の爆弾の残りを穴にシューッ。
「モグゥゥゥ!?……」
うーむ、出てきませんか。それにHPバーを見ると少しずつですが回復しています。これはなかなかに面倒なことになりそうですね……
『予見眼』このスキルで見える予測線は攻撃の軌道ではなく直線に伸びてきます。その線を自分に当たる前に逸らすか攻撃を当てるかすると回避に自動成功します。その線を見れるのはスキルを使った人のみでパーティメンバーでも見れません。
予測線はそれぞれ色が多少違い色が濃いほど当たった時のダメージが大きく色が薄いほどダメージがありません。
イメージは某アニメ(ラノベ)の弾道予測線