35,GW4日目②
明日から中間テストだけど筆がのったから更新じゃい
相手のメインキャラはわかりませんが私がいちばん上手く扱えると思うキャラクターを使います。
私が使うキャラ、それはこのゲームでは少ない日本人風のキャラである凛桜です。このキャラは手数が多くコンボで火力を出すスピードテクニカルタイプとでも言うべきキャラクターです。
このキャラは使い手が慣れるまでが相手からすれば良いカモでしかありません。
しかし慣れればその手数と強攻撃で遠くに飛ばした相手に追いつく速度、コマンド入力さえ間に合えば多彩なコンボのどれにも繋がる圧倒的な汎用性を誇る初動技と言ったように全キャラ中トップクラスの潜在能力を持っています。
そしてキャラ選択が終わるとバトル開始です。相手が選んだキャラは近接パワー型と呼ばれる超火力キャラですね。友達と一緒にやる相手を場外に吹き飛ばすパーティゲームのキャラで例えると人型魔王様みたいなキャラです。
そういうキャラは近づかせなければ倒しやすいんですが私が選んだキャラもコンボするためには近づかないといけないんですよねぇ……
おや?相手の方から走ってきましたね。こちらの方が早いので相手のダッシュを見てからでも直ぐにダッシュすれば間に合います。そして私の手はヨコヨコでダッシュからの下BBで2連スライディング、そして相手はそのままダッシュ攻撃。2連スライディングの一発目は相殺されましたが二発目がヒットしました。そしてそれによって少し浮いた相手を弱2連でさらに浮かせて空中コンボをお見舞します━━━━がやっぱりこのキャラ素の火力低いですねぇ。コンボして相手のキャラの強攻撃数発分しか相手のゲージを削れませんでしたよ。
そしてこちらのコンボが途切れた瞬間上弱からの空中攻撃で地面に落とされ掴まれたあとはまた地面に叩きつけられ反動で浮いたところに強攻撃直撃しました。これだけでもう体力が4割弱しか残ってませんよ。これは禁じ手、画面端でコンボの解禁も考えなければ……
あの後コンボが限界まで繋げたので残り体力4割まで削れました。しかしこちらの体力は3割もありません。必殺技、または超必殺技に当たればそのままKOされるでしょう。
超必殺技のゲージは私の方があと12、3発分、そして相手は4、5発分です、しかし私の方はコンボを決められればそのまま溜まる量ですね。
そして互いに見あったまま動かないでいると相手がしびれを切らしたのか必殺技を切ってきましたね。当たればそのまま負けかねませんがこんな「どうぞ避けて反撃してください」と言わんばかりのタイミングで撃たれれば完全にこちらのアドです。
その場回避コマンドで避けてそのまま弱からコンボを繋げゲージを貯めていきます。
ぬぅーん、まさかあの破神にこのキャラがコンボとコンボの間に攻撃を入れられるとは……これ相手さんかなり強い人ですね。本気でハメ殺しも視野に入ってくるレベルですよ。あのキャラでこのキャラに攻撃を差し込むことを狙って成功させられる人なんて早々いません。
ですが相手の攻撃が重いおかげで距離を離せたのは僥倖、ちょうど今のでゲージも貯まりましたし超必殺技コマンドを弾きますよ。
タンッ!タタンッ!タタンッ!タンタンッ!(クイッ)(クイッ)タタタンッ!タンッ!タタタンッ!(クイッ)(クイッ)タンッ!
このゲーム、ゲージを誤爆で使わないようにってことで開発側の親切心から複雑なコマンドにしたらしいんですが……正直長い上に一定速度以上で入力できないとディスアドですからねぇ。ここは新作で改善されることを願ってます。
入力判定自体は素早く弾くように入力しても反応してくれるのは良いんですけど初心者には向きませんよねぇ。初心者はそもそも超必殺技使ってはいけないって攻略wikiにも書かれるくらいですし。
一応ボタンコマンド打ってる時には移動が、スティックでコマンド打ってる時は攻撃ができるので何とか全部打ち終えました。
それによって演出開始、回避不可能の超必殺技が発動する。凛桜が普段使う黒弓とは違う緋色の神々しい光を放つ弓を召喚し元々着ていた和服から狩衣のような服に変化、そして詠唱を開始した。
「私は照らす者、太陽の恩寵をもって悪なる者を滅し善なる者を救う者。この身に在りし力は我が力では無く、神より賜りし大いなる恩寵なり。
しかし我はこの光を持って闇を払い、数多の怪異を祓う日天の代行。故に我が前に邪なる者、魔なる者が立つこと叶わず。
今ここに我が手に賜りしこの神弓をもって三千世界の邪悪を撃ち滅ぼさん!」
詠唱が進むにつれて凛桜の体から金色の焔のようなオーラが溢れ出し詠唱が終わりに近づくにつれてそのオーラは矢へと形を変え弓につがえられ引き絞られていき、
「討て、撃て、射て。陽光よ万魔穿て浄化せよ━━━━━━『天陽浄射・一切破却』」
そして最後の詠唱まで終わり引き絞られた矢は放たれる。その光矢は放たれると分裂しそれがあらゆる方向から相手を貫き穿つ。そして分裂しなかった中心の最も光を放つ矢が無数の矢で撃たれた相手のからだを貫き太陽かと見紛う程の光と熱をは放ち消え去った。
《〜〜〜♪YouWin!!〜〜〜♪》
ふぅ、やはりこのキャラ、単発火力は低いですしパワー型のコンボを3、4回受けただけで体力無くなるほど体力が低いですが超必殺技はド派手ですし溜まれば確殺なのでとんでもないですね。次回作あたりでナーフされていそうです。
「あっ、お兄ちゃん対戦終わった?」
・・・・・・あっ……元々天音が音ゲーやってる間の暇つぶしのつもりだったんでしたね。集中しちゃってて天音が来たのもわかりませんでしたよ。
「あっはい、終わりましたよ。天音は音ゲーもういいんですか?」
「うん、結局お兄ちゃん待ってる間に追加で2クレ、まぁ300円分やったからね」
1クレで3曲プレイ出来る音ゲーを3クレって……仮想空間でもないのによく体力持ちますね。そして食後によくそんなに動けますね。
「・・・・・・ねぇ、お兄ちゃん。あれって何かわかる?」
天音に聞かれて天音が見ている方を見てみると黒い半球形の何かがあります。サイズ的にはそうでも無いですね。中に入りそうなのは人が1人といすくらいのサイズのものが1、2個程度です。
そしてそれが3つ、一体なんなんでしょう?
「お兄ちゃんあっち行ってみよ。見たことないやつだから私気になる」
黒い謎物体に近づくと横に看板が置いてありました。・・・・・・最終スコア上位5名に特別なプレゼントありVRリズムゲーム試遊会……なるほど、中にあるのはリクライニングチェア型か繭型の高価ないわゆる業務用と言われるハイスペックVRマシンでしょうね。まさかゲームセンターでVRをやることになるとは。
「お兄ちゃんリズムゲームだって!しかも景品も貰えるみたいだしやって見たら??」
ふむ、そうですね……天音のことを待たせるのは気が引けますがVRのリズムゲームなんてやった事ないですしどんなものなのか興味はあります。しかも初回に限り1クレ分無料。
「天音はやらなくていいんですか?」
「うーん、別にいいかなー。それにやるんだったらお兄ちゃんのプレイを見てからやるよ」
「そうですか、分かりました。それなら私はやってきます」
「わかったっ、お兄ちゃん頑張ってね!」
天音からの応援の声を聞きながら受け付けらしき場所に向かいプレイ申請します。ここでもセーブカードを使うみたいですね。セーブカードを持ってない人はプレイ不可、そして2回目以降もセーブカードを使うので既にセーブデータを持っている既プレイ者とそうでない人が分かると。
受付の人にカードを返してもらったらそのまま半球形の中に入ります。・・・・・・これ一部がドアのように開くんですね。
そして中に入ると予想通り業務用マシンが置いてありました。しかもリクライニングチェア型より性能の高い繭型です。そして受付をしていた人に言われる通りデバイスを接続しカードを挿して上着を脱いで繭型の中に横になります。そして普段と同じように視界が暗転するとPDOの時のようないわゆるチュートリアル空間に立っていました。
このゲーム、初回プレイ時にスキャンしただけのアバターを使うかデバイスに入っている別のゲームのアバターデータがあればそれを引き出して使えるみたいです。
私はもちろん別のゲームのアバターを使いますよ。PDOではありませんけどね。
というわけでデバイスから繭型、正式名称コクーン型のVRマシンにデータをダウンロードします。チュートリアルということで仮想空間なので体感時間が加速されている上に最上位の処理能力を誇るコクーン型なのでダウンロードは一瞬にして済みました。
私が使うのはとあるFPSゲームのアバターです。FPSと言ってもファンタジーと融合していますけどね。このゲームは全プレイヤーがいわゆる獣人種しか選択できずメイン武器である銃火器などの現代兵器以外の武器はナイフ、短剣、そして日本刀しかありません。魔法もあるそのゲームで私は狐の獣人を選びましたがこの話の続きはまたいつか。
それではアバターの確認に移りましょう。
デバイスから引き出された私のアバターは太ももあたりまでの長さの紫の髪に山吹色の瞳、服はミニスカ和服で上からマントを羽織っています。そして頭の上には狐面と髪と同じ色の2つの獣耳、腰からは髪より少し薄い毛色の狐の尻尾が一本生えています。
結構再現度は高いですね。本家では九尾ですがそれは種族進化を経た結果なので素の状態では一尾なんですよね。ほぼほぼ本家と同じと言っていいでしょう。
チュートリアルでの説明によるとこの音ゲーは流れてくるものをタイミングをあわせて銃弾で撃ち抜くタイプみたいですね。リロードありでリロードも銃撃と同じでタイミングよく行えばスコア加算されるみたいです。
そして使えるのはハンドガンが2丁のみ、1丁あたり12発撃てるものですがそれ以外の銃器は無しです。一応手足も判定ありますが銃撃が間に合わない時かエイム力が皆無な人用のものでしょうか?
ランキングに反映される課題曲を選択します。難易度も速度も固定ですが他ゲーと同じ感覚でやればなんとかなるでしょうか?
チュートリアルということで一定時間練習できましたがこれ跳弾ありで速度は一定、弾道は直線、弾丸同士がぶつかると多少互いに軌道がズレる、アバターはステータスが存在しないが結構無茶な動きは可能、ということ、そしてかなり重要そうなのが銃本体の耐久値は存在しないということと銃弾より銃身の方が固いということ、そしてリロードは銃弾を1発でも消費していれば可能ということです。
そして銃身が銃弾より強いということで集中する時間があれば事前に跳弾させた弾を銃身でずらすことも出来るかも知れませんね。
さてと、チュートリアルと初心者用練習も終わりましたしプレイ開始です。
始めたはいいもののこれ難易度かなり高いですねっ!6レーン中最低2つから3つ同時に流れて来ますし時々4個来ることもあります。ハンドガンが2丁の射撃だけじゃ普通間に合いませんよ。
このアバターを使っているゲームで3回反射までなら何とか戦闘中でもできるようになったのでそれを利用して流れが途切れると同時に2発後ろに撃ち2レーン分対処します。
ほんと、森の中で遮蔽物が大量にある中6回跳弾からのヘッショとか決めてくる人がいるあそこは魔境ですね。私みたいな一般人からすれば3回跳弾でもルート計算がギリギリだと言うのに……
それにしても、なんとかサビ前まで持ち堪えましたが通常譜面でここまでとなるとサビは地獄でしょうね。このゲームはシューティングリズムゲーではなくダンス系リズムゲーだと思います。
サビ部分に突入しました。これまでより難易度は上がり6レーン全てから流れてきます。左右に3レーンずつ設置されているので左右ともにその1段目と3段目に同時に流れてきた時には跳弾させるかガン=カタのように銃を持ったまま体を動かしさらに同時に銃弾を撃ち対処します。
さすがにそれぞれ銃で撃ったり手足でタップしたりする間隔がそれぞれ違うものが6レーン全てで流れてくると対処するのががきついですね……
目標を定めないでうつ適当速射、適当故に当たらなかった銃弾による跳弾、全弾うちきった故のリロード、そしてゲーム特有のアクロバティックな動きの4つをフル活用することでなんとか切り抜けられましたが1つか2つ取り逃してしまいました。
これキャンペーン楽曲だからか分かりませんがスコアの理論値出させる気がないですね。
人の体の構造的にも武器種的にも無理ですよ。ガトリングガンなんかがあれば何とかなったかもしれませんがそれもないですしね。
プレイ曲が終わりましたがスコアランキングはどうなっているでしょうかね?ミスの数は10以下なので高スコアだと思うんですが……
入った時と同じく黒い半球形の扉になっているところから外に出ました。すると出たタイミングで、
「「「ウオオオオアアーーーッッ!!」」」
いつの間にか受付からここまでに人が沢山集まっていた。そして詩音が出てくると同時に雄叫びのような大きな声を上げた。さらに熱気もありさながら有名配信者のライブのような一体感だ。
「ふみゃっ!?!」
「あっ!お兄ちゃんこっちこっち」
突然の大きな声に驚いて変な声が出ちゃいました。そして天音が私に向けて手招きしています。早くここから抜け出したいです……
「天音ぇ……これ一体どうしたんですかぁ……」
「あはは……かなり参っちゃってるね。まぁそれについてはゆっくり話すからそこでなにか飲みながらにしよ」
詩音が使ったキャラの設定と相手キャラの設定知りたい人いる?
いたら次の話のあとがきにでも書くかも




