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16/66

14,ゲーム開始5日目→6日目

それではステータスオープン!


name:シオン

種族:人族

mainjob:錬金術師 Lv11

subjob:隠者 Lv8

種族Lv:17

HP 222

MP 225

STR 70

INT 70

VIT 30

MND 30

AGI 48

DEX 50

LUK 47


STP 0

SKP 37



スキル────────────────────

・ノーマルスキル

『閃光魔法 Lv15』『暗黒魔法Lv14』

『裁縫Lv3』『錬金術Lv5』『鑑定 Lv13』

『料理Lv3』『操糸術 Lv19』『無属性魔法 Lv20』『魔力制御 Lv18』『気配探知 Lv14』『隠密 Lv1』『危険予測 Lv11』『魔力探知 Lv10☆』

『暗視 Lv10☆』『熱探知 Lv10☆』『魔闘術 Lv18』『縮地 Lv16』『中級剣術 Lv1』『攻撃予測 Lv6』『速読 Lv6』『識別 Lv3』『姿勢制御 Lv16』

『投岩 Lv1』

・エクストラスキル

『切断』『思考拡張』『死霊魔術 Lv5』

『闘王 Lv1』『立体機動 Lv1』

───────────────────────


称号─────────────────────

【運聖兎の加護】【断ち切る者】【管理者の親愛】

【ジャイアントキリング】【隠者】【一騎当千】【孤軍奮闘】【闘王】

───────────────────────


少しスッキリしましたね、それと称号に闘王が増えてますね。エクストラスキルの獲得でも称号が増えることもあるんですね。


《ピロンッこれは正式版初のワールドアナウンスです。

ワールドアナウンスとはストーリクエストの進行やエリアボスの討伐などといったこの世界全体に影響を及ぼす出来事が起こった時に流れるものになります。》


《PNレオとそのパーティによって東のエリアボス【フォレストウルフ・ジェネラル】が討伐されました。

それにより物流が回復し東の街道から第2エリアのアイテムが第1エリアに流入するようになりました。しかし他の3方向が依然として塞がれているため次のエリアに進むことはできません。》



はぇ?ちょっとフレンドコールの履歴見て見ましょうか・・・


あ、これちょうど私が教会の書庫にこもってる時にコール来てたんですね。あの中システム的なものでも本に関係することじゃないと使用できないので気づきませんでした。とりあえずフレンドコールのメール機能でお疲れ様と送っておきましょうか。


あ、そうですたまにはルカさんを呼ばなければ。

というわけで、サモン!


「ルカさんこんばんはー」


「こんばんはシオン様、お久しぶりですね?」


おおぅ、ルカさんがおこでいらっしゃる。確かに久しぶりに呼んだと思ったら放置していた私も悪いんですけど。さてこれはどうしましょうかね?見た目は笑みを浮かべてはいるんですけど雰囲気が笑ってないんですが。


・・・多分下手に言い訳すると地雷踏んで詰むやつですね。


「ルカさん、実は明日ボス戦に挑む予定だったんだけどさっき私が挑む予定だったボスが倒されたとアナウンスがあったから明日は街の露店とかを見て回る予定だったんだ。よかったらルカさん一緒に回って色々教えてくれないかな?」


「ふ、ふふーん、仕方ないですねー。シオン様がどーしてもと言うならこの私が!全力で案内して差し上げましょう!」


あ、機嫌治りましたね。そしてなんかどやってます、むふーっ!って擬音が聞こえてきそうなくらいに。幼女形態でそれやられるとホンワカ感しかないんですよねぇ。さっきまでの後ろにスタンドがいそうな殺意マシマシの雰囲気とは正反対です。

ほんとにこのゲームのAIの性能凄いですね。


「ありがと、それじゃあ私はあっちに戻って寝るね。ルカさんおやすみ。」


「シオン様おやすみなさいです!」


さてそれじゃあ寝ますか。





おはようございます、今日も学校ですよ。ほんとに学校なんて週三日か四日も行けば十分だと思うんですけどねぇ。


準備を済ませて妹を待って今日も一緒に登校です。そして妹を中学に送り届けて私は自分の高校へ、そして教室に入るとカイくんと咲良さんがいました。


「おはようカイくん、咲良さんおはようございます。」


「詩音おはよー」


「入間ちゃんおはよー!」


あぁ、そういえばあれ聞かないとですね。


「カイくん東のエリアボス最速討伐おめでとう。ボスの狼は配下の森狼を召喚して来るから物量戦になるって聞いたけど4人で倒したの?」


「いや、昨日から社畜が合流したから詩音含めて6人パーティーで行く予定だったんだよ。だけど詩音に何度フレンドコール送っても応答ないから仕方なく5人で行って森狼はマナと社畜が牽制しつつ削って本体にイナリがデバフをかけて俺がサクラとイナリからバフかけてもらってから一対一で戦ったんだよ。」


「森狼の強さがそこまでじゃないからマシだけど森狼がもう少し強く設定されてたら無理だったな。今のレベルでレーヴァテイン発動せざるを得なかったし。」


ふむ、社畜さんようやく参加出来たんですね。ボスが出してくる狼は数は多くても遠距離職2人で牽制しつつ削れるくらいの強さですか。そしてメインアタッカー役にバフを集中させてカイくんのレーヴァテイン並の火力があればフルパーティ8人の半数ほどでも倒せる難易度なんですね・・・普通のプレイヤーはあんなお化け火力の必殺技みたいなスキル持ってないと思いますけど。


「うん!レ…じゃなくて……魁斗くん凄かったんだよ!マナちゃんと社畜さんが抑えきれなくなったところでレーヴァテイン発動して2人の抑えてた狼を焼き払ったと思ったらそのまま本体のボスに突撃して爪での切り裂きとか踏みつけとか噛みつきを全部躱したり受け流したりして肉薄してから一気に両断したの!凄いかっこよかった……ってハッ!………あわわ……」


あれぇ?なんで咲良さんがそんなに昨日のボス戦をまるでその場にいたかのように語れるんですかねぇ?もしかして・・・


「「もしかしてあっちのサクラ(さん)!?」」


カイくんとセリフとタイミンが丸かぶりしました。

そして咲良さんの反応は・・・


「あはは、ドジ踏んだー。本当はこっちで正体ばらすのはもう少しあとにするつもりだったんだけどなー……」


まぁ咲良さんの正体がサクラさんなのは正直そこまで驚きませんね。2人共カイくんに対するアプローチがとても似てますし。


「まぁ言われても私はあまり驚きませんよ。何となく察してましたし。」


「「えっ!?」」


「いやだって今思い返してみれば中でも外でも咲良さんのカイくんに対する態度って同じですし。それだけだとさすがに本人とは言いきれませんでしたけど。・・・まぁそこの唐変木は気が付かなかったみたいですけどね。これまでも。」


「えぇ……私がPDOの話題を出さないように気をつけてた意味……ってこれまでもってなに!?え、もしかしてカイくんに対するあれこれ気づいてた??」


「えぇ気づいてましたよ。そもそもそこの人以外このクラスの全員が気づいてると思います。それとこれからは心置き無くPDOの話が出来ますね」


「えぇぇええ!!え?嘘だよね?ほんと?あぁぁぁぁ恥ずかしぃぃぃー」


「なぁ詩音、咲良一体どうしたんだ?突然大声を上げたと思ったら頭を抱え出したんだけど。」


「・・・貴方自身がそれに気づければ1番なんですけどねぇ。あいにくそれは私の口からは言えないことですよ」



朝から色々ドタバタしてましたがそのあとは咲良さんも落ち着いて普段通り学校生活を過ごしました。

そしてお昼になりいつもの様に咲良さんとカイくんと一緒に机を合わせて準備をするとカイくんがスマホを取り出してPDO公式サイトを開いた画面を見せてきました。


「なぁ、詩音っさっきサイト見た時に載ってたんだけど来週末に2陣受け入れ開始らしいぞ」


来週末ですか、また以前のように転売が横行しそうですね。


「天音ちゃんと雫ちゃん用のソフトを確保しないとね。あと藤鐘ちゃんもPDO始めるらしいよ」


そうですね、2人のぶん用意するためにも今日の放課後に馴染みの電器屋さんに行って予約してきましょうかね。早く行かないと予約終了しそうですし。天音に連絡飛ばしておきましょうか、万が一2人とも予約した場合いくつか無駄になるので。

あの会長も始めるんですか。時間が合えば一緒にやって見てもいいかもしれませんね。



学校終わりましたしそれでは天音を迎えに行ったらそのまま電器屋さんに向かいましょうか。




「天音ー」


「あっ!おにーちゃん!今からいつもの電器屋さんに行くの?」


「えぇ、2人のソフトを予約しないといけませんからね。さすがに1陣の時よりは生産数が多いと思いますがもしかしたらってこともありますからね。」


「わかったー、じゃあ雫ちゃんも呼んでいい?雫ちゃんの分も買うなら本人がいた方がいいと思うんだけど。」


「そうですね、大丈夫ですよ。呼んできてくださいな。」


「はーい!雫ちゃーん!」




天音が雫さんを連れてきましたし一緒に向かいましょうか。




電気屋は中学から近いのでいいですね、よく通ってるので店員さんの中には私たちのことを覚えてくれてる人がいますから手続きも気負わなくて済むので楽です。



2人は予約済ませたみたいですね。

それでは帰ってPDOにログインしましょうか。


「ダイブ・イン」



まずはルカさんを呼びましょう。

サモン、

「ルカさん、どこか見てみたいところとかある?」


「いいえ、シオン様と一緒ならどこでもいいですよ。」


「それじゃあ私見に行きたいところがあるんだけどそこでいい?」


「はいっもちろんですっ!それじゃあ行きましょう!」





そしてたどり着いたのは裏路地に入って何度か路地を曲がることで辿り着ける隠れ家のようなお店です。

かなり道が入り組んでいたので私一人なら途中で迷って表通りに戻ることになることも考えられますが今の私にはルカさんという心強い味方がいるので全く問題ありませんでした。ルカさんは歩いてきた道を完全に記憶することが出来るので1度通った道を再び通りその結果迷うということがなかったのです。



「シオン様が行きたかった店とはここのことですか?」


「うん、そうだよ。前ベータ時代の掲示板を見た時に裏路地で迷ったら何時の間にか見たこともない店に辿り着いていてその店の中には現状手に入る装備やアイテムを遥かに超える性能をした品が売られていたという情報があったのでそれを見て気になってたんですよ。

そのために不要在庫を全て処分してまとまったお金を用意してきましたしね」


「まぁその情報を掲示板に挙げた人はそれ以降二度とその店を見つけることが出来なかったらしいので半ば都市伝説のようなものだと言われていたけどね」



「なるほど、でも今私たちの目の前にそのお店らしきものがありますよね?」


「うん、そうだね。つまりあの情報は本当のことだったとわかったわけだね」


「そうですね、それじゃあ入りましょうか」



店の前でルカさんと話してから店の扉を開きます。するとそこにはまずこれまで見たことも無い鉱物や植物、さらには魔物の素材などがショーケースのようなものに入れられて飾られていて他には剣や弓、杖や鎧やローブ等が多数飾られていました。


さらにそこから少し離れた場所には雑貨や魔道具等が置いてあります。・・・外から見た外観より中の方が広い気がしますね?ここはなかなかに特殊な空間みたいです。



「初めましてお客様、そしていらっしゃいませ。ここは現であり虚、幾多の世界が交わる異界でございます。

申し遅れました私はこの異界の女主人エマ・グレンツェ、そして異界に構えるこの店の名はシェルフトと申します。」



奥から女性が出てきました。その女性は白いシャツに赤のカーディガンを羽織り深い緑のロングスカートをはいた大人の女の人の出で立ちをしています。


それにしても異界ですか、そう言われてみれば確かにそんな感じがしますね。よくよく内装を見てみれば時計が一つもないのも違和感がありますし。そして性がグレンツェで店名がシェルフトですか、境界と狭間とは文字通りですね。


「そちらのお客様、渡り人の方ですか……貴女は私と同じく境界に通ずる可能性を持っているみたいですね。

それではこちらの鍵をお渡しします。この鍵を路地裏で開くとこの場所に繋がる門が開きますからそれを通ればこの店に来ることができます。貴女以外にその門を通ることは出来ないので気をつけてくださいね」


え……突然そんな重要そうなアイテム渡されても……

この店に直通のゲートを開く鍵なんて他プレイヤーに知られたら確実に大変なことになりますよ……

とにかく今は買い物しましょう。鍵のことを考えるのは後回しです。


「それではお客様、ごゆっくり見ていってください。私は奥の部屋にいますので」


あれ、店主さん奥に戻っちゃいましたね。それでは彼女も言っていましたし並んでいる品々を見ていきましょうか。







続きが気になる方などいましたらブクマや感想等など貰えると作者のモチベが上がって続きが出たりするかも。作者の別作品『奈落に落ちたら案の定裏ダンジョン直行ルートでした』の方もどうぞよろしくお願いします。こちらは今作と違って異世界召喚物になってます。クラス召喚系です。


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