二面
[2面 相対世界への渡守〜God of life and death]
<博麗霊夢> 喜怒哀楽で連鎖する巫女さん
霊夢「言われた方向にかなり行ってるつもり
だけど」
霊夢「何にもないわね、草原ばっかりで」
霊夢「……ん、誰か居るわね。貴方いいかし
ら」
ケール「何だい、人間さん」
霊夢「見ない顔だけど、此処らに里とかない
かしら」
ケール「あれ、若しや君、博麗の巫女。はあ
はあ、成る程、そうか」
霊夢「勝手に納得しないでくれる」
霊夢「在るか無いか、それだけはっきりした
いのよ」
ケール「悪いな。でも、ご期待には添えない
よ」
霊夢「はぁ?」
ケール「行きたいんなら、僕に戦って勝って
からだね」
ケール「なぁに、試験みたいなもんさ。君が
先でやっていけるかのね」
霊夢「つまり里は在るのか」
霊夢「それにしても、随分好戦的ね。知らな
い顔だし」
霊夢「何者よ?」
ケール「一応、ケールとでも呼んでよ」
霊夢「聞いてるのは、名前じゃないんだけ
ど」
ケール「勝ったらきっと判るさ、色々ね」
〜〜〜〜〜少女弾幕遊戯中〜〜〜〜〜
霊夢「ふぅ、結構やったわよ」
ケール「そうだなー、これだけできるんな
ら、いいかな」
ケール「よし! 合格!」
霊夢「よく判らないけど。ありがとね」
ケール「こんな処で無駄話するのも嫌だろ」
ケール「早速、送ってやるよ」
霊夢「なんかあんたって、掴み所がないわよ
ね」
ケール「そうか?」
霊夢「ええ、親切だったり意味有りげだった
りして……ちょっと? 何してるの」
霊夢「それ、スペルカードじゃない」
ケール「ああ。これで送るんだよ」
ケール「いくぞー!」
霊夢「はっ? 待ちなさい!」
ケール「逃がさないぜ、夢経由『エレクトリ
ックドリーム』!」
霊夢「あ、当たる!」
********************
<霧雨魔理沙> 努力と好奇心の白黒魔術師
魔理沙「さぁてさてさて」
魔理沙「問題のある里ってのは何処なんだ」
魔理沙「ああ言ったからには、解決してやら
ないとな」
魔理沙「というか……」
魔理沙「寒い位だな、今夜は。星がよく見え
るぜ」
ケール「夜の星空観測もいいけど」
ケール「真夜中の紅い勝負もいいんじゃない
か?」
魔理沙「不気味な夜だと思ったら、これまた
不気味な奴が出てきたな」
魔理沙「初めましてか、何の用だ?」
ケール「こんな不吉な闇の中、一体如何して
箒に跨っているのかなってな」
ケール「後、独りでぶつぶつと呟いてるし」
魔理沙「私はこれから、小さな異変を解決し
に行くんだ」
魔理沙「だから先に行ってもいいか?」
ケール「このまま飛んで行ったって、到着は
大幅に時間がかかるぜ」
魔理沙「そんな遠いのか?」
ケール「だから僕が、近道を教えてやるよ」
魔理沙「へぇ、そいつぁありがたいなぁ」
ケール「あ、でも、少しの苦労はしてもらう
よ」
ケール「僕を楽しませてから行ってくれ」
魔理沙「勝負は大好きだ」
魔理沙「楽しんでいただけると思うぜ」
ケール「ふーん。じゃあ、血が激るような勝
負をしようぜ!」
〜〜〜〜〜少女弾幕遊戯中〜〜〜〜〜
魔理沙「もっとやり合いたい処何だが」
魔理沙「流石にそろそろ行かなきゃいけない
ぜ」
ケール「そっか。でも、期待以上に楽しかっ
たぞ」
ケール「それに此の僕に勝てるんだったら、
行った先でも何とかなるな」
魔理沙「お墨付き、頂いたぜ」
ケール「近道へ送るから、動くなよ」
魔理沙「んぅ? 変なやり方をするんだな」
ケール「着いたら突き当たるまで進めよ、夢
経由『エレクトリックドリー
ム』!」
魔理沙「何かっ、妙な気配がするぜ!?」
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<チルノ> 自信過剰な氷を飛ばす妖精
チルノ「彼奴を倒したからかな」
チルノ「凄くひんやりしているわね」
チルノ「これが、あたいの求めてた環境!
さあ、どんどん行くわよ!」
ケール「おーおー」
ケール「元気の良い妖精さんだ事だなぁ」
チルノ「むんっ? わざわざこのあたいに話
しかけてくる……」
ケール「ん?」
チルノ「お前、敵だなー!」
ケール「ん〜?」
チルノ「不意を突くなら、今の内よ」
ケール「不意と言われても、もう君は僕に、
気づいちゃってるじゃないか」
ケール「不意の突きようがないよ」
チルノ「え?あ……」
チルノ「な、何でもいい! どーせあたいに
は、勝てないんだから」
ケール「この妖精、強いのかな」
〜〜〜〜〜少女弾幕遊戯中〜〜〜〜〜
チルノ「どうだぁ!」
チルノ「判ったでしょ、あたいの強さって奴
が」
ケール「あーうん」
ケール「そうだねぇ強い妖精さんだねぇ」
チルノ「そうでしょそうでしょ」
ケール「ねぇ君」
チルノ「何かしら」
ケール「もっと楽しい処に行きたいと、思わ
ないか」
チルノ「そんな処があるの」
チルノ「連れて行きなさい!」
ケール「はいはい、今すぐ送ってやるよ(さ
っさと何処か行かせないと……)」
ケール「楽しんで来いよー、夢経由『エレクトリックドリーム』!」
チルノ「おわぁ〜、どこに行くんだ?」
********************
<八雲紫> 妖しい純愛の賢者
紫「さっきからずっと、手掛かりを探してい
るのにねぇ」
紫「こんなにも、何もないものかしら」
紫「小虫は幾らでも湧いてくるのに」
ケール「其処の君〜」
ケール「こんばんは」
紫「こんばんは」
ケール「古参の妖怪じゃん。如何してそんな
ふわふわしてるんだ?」
紫「さあ。特に行き先もないわ」
紫「目的はあるけど、ね」
ケール「つまり暇って事だな」
ケール「僕の遊び、付き合ってよ」
紫「そうねぇ。私が満足するまでいいわよ」
ケール「勝てたら行き先もあげるよ」
紫「それはそれは、待ち遠しいわね」
〜〜〜〜〜少女弾幕遊戯中〜〜〜〜〜
ケール「あー、もうネタ切れだよー」
紫「あら、まだまだいけるわよ?」
ケール「こんなやりごたえある相手、久し振
りだから」
ケール「疲れちゃった」
紫「まあ確かに、そこそこ強かったかしら」
ケール「そりゃどうも」
紫「とはいえ、今回は私の勝ち。行き先を頂
戴」
ケール「はいよ。ちょっと物騒かもしれない
けど、保証はあるから」
ケール「次は勝つからな、夢経由『エレクト
リックドリーム』!」
紫「スペルカードでする事でもないでしょう
に....」
********************
[3面 弾幕激戦区〜nightmare an
phantom?]
<オリキャラ紹介>
ケール
・本名 赤月深紅
・呪いを操る
・死神
・真紅と黒が基調の服装
・髑髏に縛った短髪を通す
[読んでいただきありがとうございます。活動報告には、キャラの若干詳しい情報などを書いていくのでそちらもどうぞ]