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席替え

私のクラスはすごくにぎやかだ

話しを聞いているだけで笑いが出てくるような楽しいクラス

そんなクラスに似合わない人がひとり、クラスに到着した

教室のドアを開け誰とも会話をすることなく自分の席に着く

クラスのみんなもそうだ

まるで私は空気のように扱われている

私の席は窓側の後ろから2番目の席、人と関わらないようにしているのでこの席は結構気に入っている

今日の授業の用意をし終え、読書をしているとチャイムが鳴った

チャイムがなりみんなが席に着く

藤田先生がやってきた

「おはよう、今日の1時間目自習なので席替えをしたいと思います」

藤田先生は唐突に言った

やったー、と喜ぶ人もいれば、えー、と嫌がる人もいた

私はこの席気に入っていたのになぁ、と少し残念に思う

「おーい、呉羽~お前の番だぞ、早くくじを引け~」

ボーっと空を眺めていたら私の番まで回ってきていたようだ

私は席が変わらないことを祈りくじを引いた

29

今の席の後ろの席だった

たぶん今のくじ引きで自分の運を使い果たしたと思う

早速、席を移動した

隣には誰が来るのだろう、静かな人がいいな、私に関心がない人がいい、など考えていると

「席隣になるのは初めてだね、よろしく」

風間頼(かざまより)が話しかけてきた


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