俺達の鬼ごっこはまだまだ続く
暇つぶしに書いてみました
適当です
「よけろぉぉぉ!!!」
ブゥゥゥゥゥン!!!!
俺の目の前でチェンソーに切り裂かれ仲間が死んだ...
「ざけんじゃねぇぇぇ!!!」
ドガンっ!!
俺は手に持っているM1911を目の前に居るジェイソンに向けて撃つ
ジェイソンの体から鮮血が飛び散りよろめいた
その隙を狙いその場から退散した...
此処は何処にでもありそうな町。
そして俺達の本当の鬼ごっこの始まりもこの町だった。
それは3日前...
「あ! 新しい漫画の新巻買うの忘れた」
「何やってんだよお前! さっきの店閉まってんじゃねーか?」
俺たちは何時ものようにたわいもない会話をしていた。
漫画を買い忘れたことに気付いた俺は、格安で漫画を売っている所へと赴いた。
「ギリあいてるか?」
「開いてるみたいだな!」
「良かったじゃん」
それは何時ものように、何時もの7人でその格安の店に入った。
「あれ? 開いてたはずだよな?」
中に入ると電球が全部切れていて薄暗かった。
そして迷いながらも目的の漫画をゲットすることに成功したのだが。
「おいおい! これ見てみろよ!」
俺の友達... まぁこいつをA君としよう。
A君は何かを見つけたようで俺たちに声をかけ呼び寄せた
「す、すげぇ~!」
俺達はA君の居たところに集まった。
そこに置いてあったのは紛れも無く銃だった。
俺はゲームが好きだったから銃の名前は知っている。 これはM1911だ。
「なんかしらねぇ~けど7個あるぞ」
「ちょっと取ってみようぜ!」
そう、そのときは軽いノリだった。
皆が銃を手にした途端部屋の電気が付き、不快な機械音。これは正しくチェンソーの音が店内に響き渡った。
『ご来店の皆さん... 本日は真に有難う...ザァーー...ありが...あり...あぁぁ』
店の中の放送が鳴り響く。
『ジェイソン... 鬼ごっこ... もら... ます』
所々区切れているが中に完全に聞き取れた友達が居た。
「ジェイソンと鬼ごっこして貰いますって言ったか?」
それが俺たちに究極の鬼ゴッコの始まりだった。
真夜中から変わらない町。
その町を必死で走り抜ける。
もう生き残りは自分だけ。後は全員殺された
「やべぇ!! やべぇよ!!」
人の気配がまったくしないこの町。
どれだけ弾を撃とうが減らない銃弾。
空腹も感じずに走ることが出来る自分の肉体。
無限に追いかけてくるチェンソーを持ったジェイソン。
磨り減っていく精神。
「あ!在った!!」
俺が見つけたのは俺の友達の家だ。
既に死んでしまった友達だが家に入れば何か良いものがあるかもしれない。
しかし追い詰められたら負け。まずはジェイソンを撒く。
「よし!」
汚いとは思うが路地裏にあったふたつきのゴミ箱に身を潜める。
そして暫くすると、静かな町にコツコツと響く足音とチェンソーの音が聞こえてくる
「ゴク...」
その足音は確実に自分の目の前で止まっている。
そしてチェンソーが高鳴る音。完全に察した。このままじゃ死ぬ。
俺はすぐにゴミ箱を横にしてころころ転がった。
「ウグァ!」
転がり難を逃れたと思ったら。
「DEAD END」
ジェイソンがそう叫んだ。
俺は確かに聞いたのだ。 そう叫んだのを。
「うるせぇ!!!」
俺はすぐにゴミ箱から抜け出しM1911の引き金を引く。
そして乱射。
しかしジェイソンは何事も無かったかのように歩いてくる。
「マジかよ...」
もう俺には残す手立てが無い。
後ろを向いて逃げればおってきたジェイソンに背中を切られる。それは友一人の犠牲によって実証済みだ。
しかし俺は見た。 この絶望的状況の中でも一筋の光を。
先程俺のゴミ箱の横にはガスボンベが設置されていた。
何故か? こんな所に置いて置く必要は無いだろうに。
しかしチャンス。俺はそれを打ち抜き爆発させた。
そして一直線に逃げる...
次に付いたのは、紛れも無く全ての元凶『本屋』
『ザァーー... ボーナス... M4... 追加... 全員... 蘇生...」
中に入った瞬間そう言うアナウンスが流れた...
すると同時に真正面にまぶしい光が漏れ... 収まったと思えばそこに居たのは。
「お... お前ら...」
「あれ? 俺生きてらぁ!!」
「俺も!」
「本当だ!!」
俺らは抱き合って喜び合った。
これから来る地獄も知らずに。
『ジェイソン... 追加... 』
「「「「「「「は?」」」」」」」
見事に全員が一致した瞬間だった。
何故か知らんがM1911がM4に姿を変えていた。
そしてまたもや鳴り響くチェンソーの音...
「こうなったら逃げるしかねぇ!!!」
「「「「「「お~~~」」」」」」
一度死んでいる皆さんは特に恐怖心と言うものがないのだろう。
全員全力でその場から逃げ出した。
勿論俺も続いて。
~~~~1年後~~~~
「さてさて、次の銃はなんだ?」
「楽しみだなぁ~~」
俺達はジェイソンとの対決をゲーム感覚で楽しめるまでなっていた。
『核ミサイル...』
その日... 俺達は遂に48匹のジェイソンに打ち勝つ武器に出会えた