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蘇生魔術と空間管理者たち  作者: なー
最終決戦
26/33

仮初の死と????形態

古俣の小型端末によるプラズマ弾や反物質の弾幕、

三淵の座標攪乱。


情報は頭に入れていたが。連携されると厄介な。


先ほど行使した空間開闢術式弾頭弾は観測されているだろうから通じないと割り切って経験と勘で回避してゆく。

あと視界も良いしどうせ当たらん。


プラズマに焼かれ、反物質に削られ、幻惑術式で目測を乱される。


加えて。


──大質量の運動エネルギー弾がかすめてゆく。

要塞の主砲。マスドライバーとみた。

なんならその弾道すら幻惑されている。


魔力の弾も幻惑されて当たらない。

EMPは発射しようとした瞬間に南下の空間転移で距離を離される。

と、そうして手をこまねいていると。


ふと、意識が終わった。


◇◇


脳領域損傷。第2種致命傷。

自動魔術スクリプト作動。

脳領域補完。修復。


◇◇


ふと、目が覚めた。


(???)

(落ち着こう。たぶんこの後にどういうことか分かる)


直後、拡張脳から表象データ、いままでの「戦況」がアップロードされる。


(……一回死んだのか。マスドライバーに被弾したのかな。

「戦況」は1対4で劣勢。肉体を維持するのは無駄だな)


根鈴に結界を貼って自身の体組織を崩壊させる。

この際、神経系は維持して細胞まで体組織を分割する。


神経網を複製、冗長化。

自身の体組織の細胞の成れの果てを接続。


その神経伝達を用いてこの「細胞のガス」の任意の場所から魔法を連射。

“塵ひとつ”が全て魔術発射点になる。


俺の気化した体全体から魔力弾、麻酔ガス圧縮弾、光子レーザーが雨のように発射される。


人型に手数が限定される4人を押してゆく。

「化け物かよ」

「ポストヒューマンになにを」

「ヒューマン要素無くなってんぞ」

「もはやポストだろそれ」

「自称ポストヒューマンは免罪符じゃねーぞ」


……ボロボロに言ってくるじゃん。

根鈴すらドン引きしてる。

仕方ないか。

「連れてきた子も引いてるからって落ち込むな!」


それはそれとして八つ当たりするかのように攻勢を強める。

「おい図星っぽいぞ!」

「わー!八つ当たりすんな!」


うーん、隙だらけ。

物質変換弾。

※物質変換弾とは

魔法のステレオタイプ、物質の生成

この応用、物質の素粒子構造への干渉(=物質の変換)を弾頭化した兵器。


ガヤに夢中になっていた三淵と古俣は被弾。

続いて弾幕に織り交ぜた麻酔弾で制圧。


(残りは南下とマスドライバーの援護射撃だな)


「参考になるな」

などと軽口を放つ南下。

おおよそ手の内を看破されているな。

よくやる。


しかし、対処するべき対象が一人になった分攻撃も集中する。

南下側は飛行術式を駆使し回避しながら水素ガスをばらまいて重力崩壊を狙ってくる。

重力崩壊だよな?

それにしては質量が足りないが。


──何か射出してきた。それが俺の気化肉体に着弾する瞬間。

爆音。高熱。水蒸気。

酸化剤弾による水素爆発か。


肉体が損壊した。一部焼き払われたか。

……いや、それにしては被害範囲が大きい。

粉塵爆発か?


"細胞のガス"を粉体とみなしたか。

密度が高すぎたか。失敗失敗。


だが神経系に届いていない以上損害は軽微。

このまま手数ですりつぶす。


やがて、軌道が甘くなってくる。

諦めたのか、そう思わせる罠か。


麻酔で仕留める。

複数の発射点から麻酔ガス圧縮弾を発射。


南下の至近で炸裂。制圧していく。


やがて、動かなくなった南下の姿だけがそこに残る。


戦闘終了。


身柄は攻略部隊に任せて黒羽のいる要塞中枢へ恒星フレアをかき分けつつ根鈴と進む。

おまけ:攻略法


こんなことになった神坂さんを攻略する。

作者として方法をランク付けしながら進めてゆく。


状況。

神経系(K/Naチャネル)を維持。細胞をiPS細胞に変換。自動分化。

思考・自我を司る神経系(疑似ニューラルネットワーク)による急所。

末端の神経系による運動神経。

iPS細胞による気化肉体。


この「肉体」は神坂の意思によって魔術防御される。


思いつく攻略法:

電解質・麻酔による運動神経擾乱

痛覚伝達物質・生体電流(電撃)による不随意の反射誘発

風圧による気化肉体の散逸


テンソル干渉・圧縮による運動神経の信号齟齬


空間群管理者の権能をぶつける

・ストレンジレットで置換

・ブラックホールで圧縮

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