本丸への侵攻、主力構成員との接敵
「さて、そろそろ本丸に攻め込むか」
「はい!」
休憩も終わりだ。
恒星系の主星(要塞)に移動を開始。
しかし恒星系中心に接近するにはかなり減速する必要がある。
飛行術式で減速してもいいが……。
見渡すと手ごろな岩石惑星を見つけた。
この惑星でスイングバイするか。
軌道演算。減速率を演算。侵入コース導出。アプローチ。
惑星の影に入って明らかに減速する感覚。
よしよし、あとはこのまま接近する……
──衝撃。
続けて惑星の崩壊。衝撃音。
惑星を崩壊させるエネルギーを繰り出してきた。
慌てずに姿勢制御。
崩壊した惑星の地質的活動、マントルが崩壊した惑星から飛散してくる。
……脅威度は低いな。
……いや、麻痺してるだけだ。
忘れてはいけない。今は根鈴を抱えている。
俺が耐えられてもこの子が耐えれん。
回避を優先。飛行術式を制御して躱し切る。
防御すれば耐えられるか……?
耐えられるか。
仮にも空間開闢を行う、つまり宇宙創成規模の魔力量を使えば行ける。
防御力でごり押すか。
──ガァン!
突然の衝撃。
気付けば俺ら二人は高速で回転していた。
「ひー!」
根鈴が悲鳴をあげる。
たぶん傍から見たらドップラー効果で面白いことになってる。
「何で耐えてんだよ、こっわ」
ふと聞こえてくる声。
なんでと言われたら魔力量の暴力だろうなー。
と思いつつ声の方向を見れば4人の人影が宙域に浮いていた。
姿勢制御。回転を打ち消しつつ言葉を投げかける。
「ああ、主力構成員の面々か」
それに対し正面の4人は不敵な笑みを表す。
しかしあくまで挑戦者としての不敵さだ。
「自己紹介は不要か。行くぞ!」
というわけでぬるっと接触。
神坂・(神坂に抱えられている根鈴)vs南下・三淵・古俣
反乱軍主力構成員との戦闘だ。
……あれ?糸代がいないな?まあ気にしてもしょうがない。




