表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蘇生魔術と空間管理者たち  作者: なー
最終決戦
21/33

分析

とっさに右手に圧縮空気を生成、開放。

反作用で左方向に急軌道。

慣性で血液が偏る。

青い顔をしている根鈴には悪いが命には代えられない。

その直後に高熱を伴って光の塊が後ろをかすめていく。


……あれ?荷電粒子を伴っていない。

てっきりプラズマが攻撃の正体だと思ったが。


攻撃の起点たる二人はいまだ圧倒的な光量によって目視できない。

次弾を警戒する、一方で示指と中指をプラズマ、否、実体不明の攻撃が飛んできた方向に向ける。


素粒子オーダーベクトル操作。電子召喚。

導電体を指に沿って形成……長さ0.8メートル、指の付け根に砲弾形成、電子塊圧縮……5GeV到達。

接続。閉回路形成。


その瞬間、セットされた砲弾がレールに沿って射出される。

意趣返しだ。EML。


え?さっきの砲弾?

当たってねーだろ、あんなの。そもそも照準すらできていない。

プラズマ弾と思しき攻撃の対処で着弾観測どころではない。


まあいい。EMLを乱射して空間制圧してやる。

射撃を開始するや否や。

次の光が迫ってきた。


──やはり連射してきたか。まずはプラズマである可能性を潰す。


まずは電磁フィールドで逸らすのを試みる。


マグネット生成手続き。

魔力発振、対生成、核融合。(H→Fe)

反物質は……空間管理者として保有する別空間に適当に転移、破棄。

生成した鉄を整列。磁性付与。

磁場を確認。


直後、この磁場に当たった攻撃は……影響を受けなかった。

まっすぐこちらに迫ってくる。

──やはりプラズマではない。


とにかく、あの熱の塊がこちらに来ている以上、分析より対処を優先する。

たとえ何であれ、対象を片っ端から試してやる。

まずは最有力候補だ。


素粒子オーダーベクトル操作。対象:光子!


……?違和感。

物質が違えば干渉はできない。そこはいい。

問題はそもそも。


ベクトル干渉をキャンセルされた?


とっさに物質障壁に切りかえる。

さっきのマグネット(Fe)を流用し、斜めに壁を配置。

鏡面処理はあえてしない。


最小限の体積でいい。

俺(と根鈴)にとっての安全圏まで逸らせればいいんだ。

500㎜*1500㎜*300㎜程度生成したところでその壁の形状とは逆方向に急軌道。

と、いうより現在の軌道の逆方向にそれるように傾斜を設定したといった方が正しいが。


結果として。攻撃はわずかに逸れた。十分だ。飛行術式を加速。

とはいえ油断はできない。もし今からの仮説があっていれば、


──あれは再誘導してくる。


◇◇

※魔力のベクトル干渉能とプラズマ制御

プラズマ弾とは

きわめて高熱量な物質が相転移し、原子核と電子に分離した状態。


※電磁フィールドの有効性

この粒子群は電荷を持つ、電磁場に敏感、磁力線に沿って動く、という性質がある

なので電磁フィールドに対して

電子 → ローレンツ力で川のように曲がる

イオン → 質量大きいけど磁場で軌道を曲げられる

粒子群の全体 → バリア面に沿って流れを変えられる


※魔力のベクトル干渉能

魔法とは何か? 意志によって恣意的に運動、もしくは現象を起こす技能。(と、この世界観では定義します)

つまり魔力はその運動・現象(=ベクトル干渉)を起こす媒体である。


※ベクトル干渉のキャンセルのトリック

他人の魔力・魔力場に対しては不可侵という設定が多い。

これは個人で指紋や声紋のような「魔力の質」があるため。(と、この世界観では定義します)

閑話休題。ともかく自身の攻撃を魔力で包めば相手の魔力(ベクトル干渉)をシャットアウトすることができる。

◇◇

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ