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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

鑑定スキルを駆使して生きてただけなのに魔物が住んでた国を乗っ取って追放されたし平穏な生活もズタズタにされました絶対許さん。〜魔物は◯◯◯なんかしない!!〜

作者:明山昇
※直接的な描写はありません。
 あくまでトイレの有無だけが関わる話の運びとなっております。

 魔物は排泄行為を行わない。魔物は垂れ流す、魔力の形で老廃物を。

 そんな老廃物が空気中で集まる事で、様々なアイテムが生まれる。

 つまり、ダンジョンに落ちている宝物。それは全て、広義の意味で言えば、魔物の……。


 そんな世界に生きる鑑定士ゼアーチ・トレジュラーは、そんな魔物の排泄物の鑑定を生業としていた。

 ある日ゼアーチの元にとある依頼が届く。それは幼馴染で王国の騎士団長、シルディ・プロディークからの依頼。あるアイテムを鑑定して欲しいという物である。

 そのアイテムは極めて新鮮で、近隣で拾った事は容易に想像がついた。問題はそのアイテムの質。近隣のダンジョンで拾ったにはあまりにもレアな効果がついている。レアな効果がついているという事は、強い魔力を帯びている魔物=強い魔物が住んでいる場所で拾ったという事である。そこで持ち上がる可能性。これはシルディが主に居る、城の内部で見つかったのではないか。

 ゼアーチはシルディと一緒にやって来た王女、スピリア・ガウローヴに問う。

「国王がトイレに行く事はあったかね。」

 答えはNO。その答えが意味する事は一つ。

 国王が魔物になっているのである。


 それは魔物による王国乗っ取りをも意味している。


 どうすればいい?悩むゼアーチの元に現れる兵士達。投獄されるゼアーチとシルディ。

 その手際の良さ。ゼアーチは一つの可能性に行き着く。

 そしてその可能性は現実と化した。

 王女もまた魔物であった。

 その正体を知ってしまった二人は、とある事情により国外へと追放される。

 国から遠く離れてしまったゼアーチとシルディ。二人はこのまま自らの住む国が魔物に乗っ取られるのをただ指を咥えて見ていることしかできないのか?何かをするにはもう遅いのか?

 否。

 二人は立ち上がる。

 平穏な生活を取り戻すために。



※本作品はカクヨム様にも投稿しております: https://kakuyomu.jp/works/16816452221436545082
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