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終わってはないだけ、なのかもしれなくても

作者: 朝焼 悠

何者にもなれなかった僕は

今もまだ何者にもなれていなくて

うだつも上がらないし

いつまでも成長を見せないから

愛想を尽かされるのも

呆れてしまわれるのも

当然だと頷くしかできなくて


目の前の一つ一つを

こなしていくので精一杯

それでも腐らず積み重ねていけば

必ず見てくれている人が


でもそんな人には

少なくても僕はこれまで

出会っては来なかったな


気が遠くなるくらいの時間を使って

ようやく、纏った殻を破ってみたけど

這い出た外から見れば

そんなのはとっくに終わらせていないといけない

年齢になっていた


笑われて馬鹿にされて

人が恐くなって籠もった先で

自己嫌悪の波に飲み込まれて続けて

ようやく手にしたもう一度の先でも

やっぱり笑われて

厄介者だと距離を置かれている気がして


苦しいのは変わらないな

恐いのも変わらないし

信じられないのも変わらない


ただそれでも

何も上手く行かない奴が

卑屈に拗ねて嘆きながらも

結局色々諦められないまま

どうにかここに立っていると


伝える為に叫んでいます


誰にも必要とされないかもしれないけど

笑うなら笑えばいいし

無理に共感してくださいなんて思わなくて


なにも変われないまま

情けなくしがみつく姿に

影を重ねてくれる誰かがいるなら

僕はこの声が届く誰かのために

生きていたいと願うんだ


足りなかった

遅かった

今更いくら頑張っても

至らないかもしれない


それでもまだ

終わってはいないんだって

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― 新着の感想 ―
[良い点] 悠さーん!お久しぶりで~すヽ(*´∀`)ノ 朝焼さんの詩~毎日読みに来てたので、私からしたら久しぶりというのも、なんだかうん?な感じですが~m(_ _)m お元気ですか~? 私はとり…
2021/04/22 20:57 退会済み
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