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LINE

作者: ブラックマ

好きだから

愛していたから

このまま結婚すると信じていたから


許せなかった

僕に魅力なんてない

知っていた

だんだん都合よく使われていくようになるたび

貴女がわがままになるたび

怖くなった

たまる不在着信

数え切れないほどのスタンプ



付き合い始めた頃はそんなこと

なかったのにね



僕が別れを決意してまで

「依存は違う」

「貴女の人生を背負う覚悟がある」

「僕も悪かったところを反省して変えようと思う」

「お互いに歩み寄ることが『愛』だと思う」

自分の本心を伝えたときは

『ありがとう』

『別れたとしたら友達には戻れないと思った』


少しづつ崩れる関係をどうにかしたかった

でもその時にはもう貴女には別の人がいた


貴女が別れを告げた時

『人としては好きだから友達でいてね』


ひどいな

結局

依存できる男がいれば

それで良いんじゃん

男の甘い言葉に惑わされ

それくらいでふらつく

そんな人じゃないと思っていた

裏切られた気分だった



でも僕は貴女を失うことなんて考えられなかった

うなずいてしまう

僕は二番目の使える男



別れた後もたまに来るLINE

「私、悩みがあるの」

いや

新しい男に言えよ

その内容

貴女を優しく認めるのは

もう僕じゃない



さよなら

あの頃の二人

さよなら

未練がましい僕

ブロックじゃ止まらない

友達削除



僕ってクズなのかもしれない

すごく清々しい

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