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文化祭の出し物は?

俺は、学校に着くと教室へと急いだ。


「よ、おっはよう!さくらちゃん!」


「……お、おう前田」

あれ、もう来てる…。あれは前田じゃなかったのか?


「ぐッ…」

「? ん、何構えてんだ」

前田が顔の前で両手をクロスしていた。


「殴られるかと…!」

「分かってんなら言うな!」

確かに今日も下の名前で呼びやがったな…。

そう思うと、怒りがふつふつと……まぁ、いいや。


「はぁーい、みなしゃ…皆し…みにゃ…ん…お早う御座います」

諦めた!

それにしても、ちっこい先生だ。

みるく先生は、俺の視線を感じてか、俺にウインクした。

…両目瞑っちゃってるけど。


「今日はですねぇ、文化祭の出し物を決めます!」


ん?文化祭…?

そうか、確かこの高校は、文化祭があって、校外学習があって、野外活動が

あるのか…。


「それで、ですねー。せんせいは考えたのですよぉー」

ほう、やっぱり子供なのは見た目だけ――

「ズバリ、金魚すくいが――」

子供だっ!

中身めっちゃ子供だ!

しかも何だよ…文化祭で金魚すくいはねぇよ。

俺は半眼で先生を見た。


ぱちっ。

目が合った。


ぱぁあ…と先生の目が輝いた。

「早戸ちゃん、ふっふっふ…その顔は文句があるようですね…」

不敵な笑みを浮かべる。

ロリな先生が、そんな顔してもなんとも思わないのだが…。

しかも、文句があるのは俺だけじゃないようだが…。


「それなら、あなたの案を言ってみんしゃい!」


「?! 方言!?……ってか、俺っすか?」

特にこれといったものはないなぁ…。


「は―――いっ!」


ん…?

「あたしにいい案があるわ!」


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