俺の朝と妹
*
―次の日
「…ん。…−ちゃ…ん。−お兄ちゃん!」
……。
「あれ、あかり。起こしに来てくれたのか…ふぁ〜」
疲労感から抜け出せていないのかなかなか、起き上がれない。
しかも…なんか、体が重い。
不自然な重さを感じる…!
「ちょっと…あかり?なんで上に乗ってるんだ?」
起き上がれないと思ったら、俺の上には妹のあかりが覆いかぶさるようにしていた。
「…うるさい。お兄ちゃんったら、最近浮気してるでしょ!」
「へ?…浮気?」
あかりは、困ったことに重度のブラコンなのだ。
「お兄ちゃんと結婚するのは、あかりだからね!」
…中学生にもなって、まだここまで兄離れできない妹がいるだろうか…。
しかも…。
やばい、やばいぞ。この角度からだと…。ブラジャーが…!
「黒…」
「……?」
とにかく、遅刻してはいけないので、俺はそこから抜け出した。
「あかり、急がないと遅刻するぞ…?」
「…っ!…もぅ、何にもわかってないんだから…」
あかりが、何かを言った気がしたが、今はそれどころではなかった。
俺は、ささっと制服に着替えると、家を飛び出した。
家を出ると…
―何だろう。
視線を感じる。
「…前田?」
「……」
返事がない。
……。
―って、こんなことをしてる場合じゃないか。
何か気になるけど、今はいいや。
俺は、変に胸騒ぎがしたけど、とりあえず学校へと走った。
だいぶ、構想が出来てきた、気がします!
これからも、ちょいちょい
更新しにきます!