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決着とヌンチャクって似てるよね! 似てない?

休みが明けた日。

俺は学校で、衝撃を受けた。


「えっとですねぇー。今日は報告があります。悲しいです」


みるく先生が、朝から涙ぐんでいた。

俺は、いつものことだろ…と思っていたが、今日は違った。


「実は、少し前から休んでいた前田ちゃんが、お引っ越しすることになってしまったのですよぉ…」


――えっ…?!


ガタッ


あまりの驚きで俺は思わず立ち上がっていた。


「? 早戸ちゃん……」


う、うぅっ、とみるく先生は俺を見ながら嗚咽を始める。

きっと、俺の気持ちを察してくれたのだろう。

俺は「何でもないです」と言って、席に着いた。



そして朝のHRが終わり、一時間目の授業が始まった。

授業を受ける気にもなれずに机に突っ伏していると、パサリと音がしたので顔を上げると紙があった。

丁寧に4つ折りにされてある。


視線を感じ、パッと(きょう)の方を見やると杏はグッと親指を立てて、口をパクパクした。

今のは多分、「読んで読んで!」だろう。


【前田の家、今日行くんでしょ? 私も行くんだからねっ!!!】


手紙には、そう書いてあった。

さっきまで感じていたモヤモヤが、なんだか晴れていくような気がした。


――――そうだ。前田とはまだ、話さないといけないことが俺にはあるんだ。


そして。

俺は、現実を、真実を知らなければならない。


――――決着をつけるんだ。俺のこと、そして白崎のこと。


前に進まなくてはならない。

彼女パートナーに疑問を持ちながら付き合うなんて嫌だ。

このままじゃ、幸せにはなれないのはずっと、感じていたことだ。


だから、このまま前田を引っ越さすわけにはいかない。

せめて訳を聞きたい。

そしてまた、昔のような友達に戻りたい――。



一時間目の終わった休み時間――

俺はメールを打った。いたって簡素な文だ。


そして足早に学校の屋上へと向かった。



屋上に着いた時、案の定白崎(アイツ)は来ていた。


「…アナタがワタシを呼び出すなんて、珍しいこともあるものね」



彼女は、微笑んだ。




だいぶん間が開いての29話です…。

自分でも初めから読みなおしました;


ええと、サブタイトル……

あれ、思い付かないですよね。ははは(目は笑えない


せめて完結まで頑張りたいです…。

その後に後日談とか書きたいなぁ。

むしろ、後日談を今書きたいなぁ。

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