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一日の終わりは一日の始まり


ぐぎゅるぅうううう~



冒頭が、こんな擬音語で始まることを、許してくれ。


俺は、混乱していた。

さっき見た、あれは本当に前田だったのか。



ぐるるぅうう~



……くっ。

なんということだろうかっ!!!!!

俺はあの後、ご飯を食べるのを忘れて帰って来ていた!



「……お兄ちゃん?」


「あ、ごめんな、あかり。起こしちゃったか」


あかりは首を振った。

「ううん。いいよ。それより、なんか食べる?」


「うっ…。えと、頼む……」


――情けないよ、俺!


きっと、今の俺の顔は赤いだろう。



――入学式に見た桜なんかよりずっと。





戻れるもんなら戻りたい、と思った。




失って初めて気づいた。




そして、俺が失ったものは、思っていたより大切なものだったらしい。



「はい。お兄ちゃん、出来たよ」


あかりが俺の前に、コトっとうどんを置いた。

湯気が立ち上っていた。


「あかり、もう大丈夫なのか?」


うどんを啜りながら、俺は尋ねる。


「うん。おかげさまでねっ。ありがと、お兄ちゃん」


にっこりと微笑むあかりは、なんとなく、母さんに似ていた。





「ん、ん……」


どうやら、うどんを食べながら、俺は寝てしまっていたようだ。

顔に、机の形がついてしまった。


パさっ…


あれ、布団……。

俺の肩に布団が掛っていたようで、立ち上がった拍子に落ちたのだ。


――そっか、あかりが掛けてくれたんだ。



ふと、時計を見る。


――7時40分。


早く、学校に行かないと……。


ささっと用意を済ませた俺は、外に出た。


「いい天気だ…」


心まで、ぽかぽかする気がした。



「そうね」



後ろを振り返ると、そこには白崎がいた。


「7時10分にきて、ずっと1人で待ちぼうけよ。寂しかったんだから」


む、と膨れる白崎は、とても可愛かった。

でも、少しするとにっこりと微笑んだ。


「早戸クン、早く行こっ?」



お久しぶりですー。

覚えてますか?

萌乃ですよ、萌・乃(あ、ウザいとか言・わ・な・い・でっ!


さてさて、ここからどう、展開しましょうか…。

そろそろ挿絵も考えたい今日この頃…。


アイディアがあれば、どうぞお気軽にお申し付けください!!!!!

(いえ、お待ちしておりますので、マジで!)

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