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若干普通な青春。

朝は好き。


お兄ちゃんに、会えるから。


「けど…今日は……」

ぽつりと、一人あかりは呟いた。


「お兄ちゃん、まだかな…」



ピンポーン



「! お、お兄ちゃん?は、はーい!今出ます!」



ガチャ



「ただいまー」

やっぱりお兄ちゃんだ!


「お、お兄ちゃんっ!お帰り――……白崎、さんも一緒なんだ…」


――なんで?なんで、アンタがいるの?


「さ、白崎も上がれよ」


「――…お邪魔します」


「……邪魔するなら……分かってるなら、帰ってよ…」


ぼそっと発したあかりの声は、誰にも聞こえなかった。


「ん?どうかしたのか?」


お兄ちゃんが怪訝な顔をした。


「あ、ううん!何でもないよっ?お茶持っていくから上、上がっていーよっ」


「そうか、ありがとな」


「……うん」



ここは、俺の部屋だ。


そして、隣には白崎がいる。


何という、不思議な光景……。むぅ。


「早戸クン…。何となくだけど、凄く嫌な気分だわ」


「あはは…なんのことだろー」


「まぁ、いいわ。…はぁ。折角来たけど、特にすることもないわね」


ピロロロロ〜♪


「なんて不謹慎なのかしら。携帯の電源切っときなさいよ」


「いやいや、携帯ぐらい……」


――前田からだ。


えーと……


【明日11時に駅前集合ー!待ってるぜ!】


短っ…。


「誰からだったの?」


「ん?前田。ほれ」


俺は、白崎に携帯のディスプレイを見せた。


「ふーん」



トントン



部屋の戸をたたく音がした。


「はい。お兄ちゃん、お茶。じゃあね、私…下に居るから…ね」


「おう、悪いな」




「……――あ、早戸クン。私、お茶飲んだことだし…帰ることにするわ」


急に、思い立ったように白崎は、帰って行った。


「そうか…。あ、まぁ…じゃあ、気をつけてな。(――って大丈夫か)」


「ええ。じゃあね」


白崎は帰って行った。


このあと…ひとり行方不明=死にますww

あ、笑うところじゃないですけど……;


ま、ここまで書いたら分かりますよねー。ネタばれだけど、誰でもわかるよねっ!


でわでわー*

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