病みモードで地獄行き?いえいえ天国です★
健全が取り柄な小説です(ry
ちなみに、今回はタイトル特に、関係ないです。
いつもすいません。
*
「本当の、清算…だと?」
「ええ」
白崎は、不敵な笑みを浮かべる。
「清算は、早戸クンだけじゃ、始まらないでしょ?この屑どもが、また、いつ早戸クンに近づいてくるかと思うと、心配で……。一睡も出来ないの」
「ま、待て。落ち着け!俺に近づくだって?心配ねぇよ!お前は、俺のことが好きだからって、過信してんだ!自分で言うのも難だが、俺は…もてない!!!!!」
こんな状況の中でだが、俺はきっと、今顔が赤いだろう……ぐあ…恥ずかし…。
「まぁ、確かに早戸クンはもてないわ」
――酷い!!!酷過ぎる!!!何なんだ、この仕打ちはっ!
「――けど、彼等はあなたを好いている。あなたを私が、愛してるからこそわかるのよ」
「白崎……」
そんな、白崎を可愛く感じてしまった俺も又、異常なのかもしれない。
「…2人とも!そんなところで、何…ノロケてんのよ……!」
杏が普段の威勢こそなかったが、喧嘩腰で突っかかってきた。
「あれ?杏サン…まだいらしたんですか?」
「…っ!何よ、その態度!あ、あんたが…白崎さんが話があるっていうから来たのにっ…!もう、帰る!は、早戸もバイバイっ!」
杏は、ぶつぶつ言いながら帰って行った。
「あ、お、俺もそろそろ帰るかなー…じゃ、じゃあな、さくら」
「ま、待って下さいっ!!!先生を置いていくなですぅっ!!!」
マナーモード解除された2人も、夜の闇へと消えて行った。
「お兄ちゃん……」
「あかり…。お前も、今日は遅いから帰れ。俺は――」
ちら、っと白崎の顔を見て言った。
「今日は、ここに泊まるから」
「……わか…った…」
泣きそうな顔で、あかりは俺に一度微笑んだ。
「明日は…、早く帰ってきてね…」
俺の耳元で、あかりは言った。
震えた声でもはっきりと聞こえた。
*
「早戸クン…。今日は、ごめんなさい」
「…いいんだ。皆、無事だったろ?それなら、いいんだ」
「――早戸クン……」
俺は、白崎をゆっくりと抱き締めた。
そして、付け加えた。
「――ちょっと、やり過ぎだったけどな」
*
1:00。夜中だ。
実は、あの後もずっと、抱きしめあったままだ。
「あ、あのー…白崎さん?」
「…なんでしょうか?」
「そろそろ、離れていただけると有難いのですが…」
「え……。は、早戸クン…。まさか、私とえっちなことをしようと思っているのですか?」
「ちょ!!!何故だっ!どうして、そっちに思考回路がつながっているのかなぁ?!」
「それは……私が、早戸クンと、したいから?」
――これも、死亡フラグでしょうか?
「あ、早戸クン、何かあたってる…」
「え、嘘?!まだ勃ってねぇよ!?」
「? やはり、早戸クンったら、えっちぃことを考えてたんだ……」
――誘導尋問は酷い…。うん。
「え?でも、じゃあ何があたって…」
「あ!そっかぁ!果物ナイフだよっ★」
――…一気に萎えました。
やっと、前にすすめそうだねー。
ほんとは、これを最終回にしようか迷ったんですけど
何か、悲しいのでやめました;
これからも、どーぞよろしく!!!