白崎の家。
*
「私の家に…来て下さい」
な、なに!?
これは、一体何なんだ。お前敬語って何なんだ。
まさかのフラグ――来たー?
「いや、べ、別に家ぐらい…行ってやらんこともな――」
――いや、待て待て俺!
これは、ヤバいぞ?きっと、罠だ!こいつが、巧妙な策士だということを忘れたのか?!
「早戸クン???」
――ヤバい…可愛すぎるっ…ぐっふぅ。
*
結局、来てしまった。
地獄に。きっと、ホラーハウスなんだ。俺は…確実に、死ぬっ!
「早戸クン、こっちこっち!」
「あ、うん」
そういえば、女の子の部屋に入るなんて初めてだ…。
普通にしてれば、白崎も美少女だ。
若干、俺も緊張してくる。
白崎の部屋は、とても奇麗に片付いていて、白で統一されていた。
「へぇ…片付いてんだな…」
「…ありがと」
つかの間の沈黙…。
変な空気が流れる。
「あ、えっと、私…なんか飲み物淹れてくるねっ…!」
――避けられたのか!?
いや、それはない…多分!
ってか、そっちから誘ってきた癖にー。
あ、そういえば…みるく先生どうなったんだろ?忘れてた(笑)
「そーだ!早戸クン!」
「んー?」
「コーラでいいよねー?」
「んー」
「今日泊っていくよねー?」
「んー…ん!?」
え?今なんつった?!
確か、泊まる…とか変な単語が聞こえた気が――
「よかった♪」
――満面の笑みを浮かべた白崎が目の前に現れた。
「あ――うん…」
ずるいなぁ…白崎は。この笑顔だけは、昔と何にも変わってない。
そう、初めから勝てるわけもなかったんだ…。
――始めから、負けてたんだ。
やっぱり…フラグ、来たー?
な?――俺の眠れない夜が始まってたんだ…。
うおぉぉお…。続きが全く思いつかん!
やっぱり駄目ですねぇ…、書きながら考えるのは…;