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ある話と死亡フラグ


「その、ある話って言うのはね…」

そこまで言うと、白崎は顔を赤らめた。


ますます訳が分からんぞ…こりゃ。


「えと、その私の家に遊びに来てくれた友達――仮にちえりちゃんとするわ」


「いや、別にする必要はないと思うんだが!?」


じろり、と見つめられ、俺はしぶしぶ引き下がる。


「じゃあ、いいわ。ともみちゃんでいいんでしょ?」


「違うっ!!!そういう問題じゃ……もういいよ。ちえみちゃんで」


「そう?じゃあ、初めから言わなければいいのに」

くそっ…何かと引っかかるやつだ。



「でね、そのちえりちゃん(仮)はね、私の家に遊びに来たのよ。そして、ある話を始めた――」



「――あなたの話よ」



ようやく、本題に入るようだ。


「俺の話――?」


「ええ。私が引っ越してからと、引っ越す少し前…そう、あなたが私に告白する少し前のね」



「実は、そのちえりちゃん(仮)はね、早戸クンのことが好きだったらしくてね」


そうか…ここに来て、だいたい分かってきた。

こいつが、名前を言いたがらない訳だ。


「一体、どんな話だったんだ?」


「? 何を言っているの?早戸クン。話、ちゃんと聞いてた?」


「ああ。だから、ちえりちゃんが俺を好きだった、だろ?」


「ええ」


「――は?!もしかして、それだけ!?」


「そうだけど?それに、昔…早戸クンが私にプロポーズしてくれたのもしっかり覚えてるわ…(ぽっ」


なんだよ…それ…。時間の無駄じゃねぇか…。


「その時、ちえりちゃんの話を聞いてから、何故か早戸クンのことしか考えられなくなったの」


「あ、そ。じゃあ、俺もう帰る」


「………帰らせない。今日は、――返さない」


「は?」


「今日のこと、許してあげるから…私の家に、来て?」




応援とか、ありがとうございますっ!

忙しいことが多いので、そんなには更新できないけど、

できるだけ更新していくので、これからもよろしく

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