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あの話


「俺の、せい…?」

何だよそれ…。今まで何度もこいつに殺されかけたのは、俺のせいだというのか!?


「ええ。そうよ」



――そうして、白崎は10年前、すなわち、まだ俺が幼稚園児だった頃の話を始めた。


「あれは、私がこの街から引っ越す前日だったわ。どうやら早戸クンは、私のことを忘れちゃった様だけど」


「ちょっと待て!俺たちは、知りあいだったのか?」

それは、初耳だ…。


「覚えてくれてなかったなんて、想定外だったわ」


「ご、ごめん…。じゃ、続きを」


「あの時、私は全く早戸クンに興味なんてなかったのよ」


――は!?

こんなにも、執着心があるくせに?!

あ、いやこんなこと言うと変だが…。


「――けど、状況は変わった。私の送別会が、幼稚園で行われたの」


そういえば…そんなことがあった気がする。

俺は、考え込んだ。


「早戸クン…?聞いてる?」


「あ、ごめんごめん。続けてくれ」


「それで――その時も、なんともなかったわ」


――おいっ!?


「? 続けるわね?それで…最後の最後に家を後にするとき――も、なにもなかったわ」


「…っ!――はぁ!?」


それって全く接点なくね?!

俺が覚えてなくて当然だろ……。


「実は、その日早戸クンは幼稚園には来てなかったもの。その少し前に、あなたは私に告白したのよ。でも、私は断った。そのショックとは考えづらいから…おそらく、風邪でもひいたのね」


え…!?俺が白崎に、告白…?


確か、こいつのフルネームって――白崎 かなめ…かな…め?



「かなめちゃん!?」

嘘…だろ?なんでなんだよ?帰って来るなんて聞いてなかったよ…!


「うん。でね?この話には、続きがあるの。私があなたを好きになったのは――その一ヶ月後なのよ」


駄目だ。もう、なんとでも言ってくれ……。




「私のところに遊びに来てくれた友達から、ある話を聞いて…ね」



白崎の話は続き、俺の眠れない夜が始まる。


えと、みなさん!

応援ありがとうございますっ*

なんか、早く続きを…!という声を何人かの方に

頂きました;

これからも、頑張りますね!

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