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悲惨な入学式

たぶん安心して読めると思います…!

だから、安心して臨んでください!

そして、一話目より、あとの方が、読みやすい気がするので、

とりあえず、最後まで読んで、時間を無駄にして下さいねっ?


「わたし、あなたのことが死ぬほど好きなの」

それが、アイツ――白崎 かなめの俺への第一声だった。





入学式の今日、俺――早戸 さくらはここ、東条高校の門をくぐろうとしていた。

実際……入学式なんて、だるいだけだな…。


「おーいっ、さーくらっ!」


後ろからいきなり大声をかけられたのだ。これは、仕方なかったんだ…!

俺は後ろから来たそいつに後ろ蹴りを入れた。


「うぐぉっ?!!」


足はあげてみるもんだ…。

「? おお、お前は元クラスメートAの前田じゃないかー。あっはっはー」

「うわっ!!!わざとらしっ?!」


別に、俺は下の名前で呼ばれて恥ずかしかったとか、前田がウザいとかって理由で

わざと蹴ったんじゃないんだぜ?


「いやー、それにしても…東条高校にまさか受かるとはなぁ…」

と、にこにこと笑いながら俺の背中をぽんぽん叩く。


「…県で一番ランク下のここに受からなかったら、お前は生きてる価値ねーよ」

「うぐッ…!…まぁでも、さくらも同じレベルじゃん!!」

確かにそう言われると、言い返せない。


「黙れ。そして腐れ」


「なんかひどっ?!」

「……ちっ」

「何故っ!?発言さえ許してくれないとっ?!」



俺たちは、そんな中学の頃と変わらない、たわいない話をしていた。



それから、長ーい校長の話が終わり、俺は教室へと移動していた。

教室へはいると、そこには…そこには!!!

……地獄絵図が広がっていた?!


「にゃわっ?!ちょっと!!!何してるのよっ!!」


…怒鳴り声が…と、思えば真ん中には……小学生がいたっ!



「一体、いつから日本は…飛び級を始めたんだ」



俺がそうつぶやいてしまったとき、もう遅かった。


「ふ、ふぇぇええ〜ん…ちが…もんっ!ひくっ…せ、先生…だも…んっ!!!」


な…!?泣いたっ!


「え…あー、先生??」



ガラガラッ



「わぁ〜んっ!!!」


その、先生らしき人は……いきなり教室に入ってきた校長にギュっと抱きついた。


「だ、誰だ!みるく先生を泣かしたのは!」


「はいはーい!こいつです」

と、いつの間にか隣にいた前田は俺の手を取って、手を挙げた。


「ちょっ!!!お、おまっー!!」


や、やっべぇ…!たぶん、今の俺は、入学早々変な誤解を受けて……!

……た、退学!!?…

もしくは、停学かも……。


「ひ、ひくっ…あなたッはッ……早戸ちゃんですねっ?!」

みるく先生は鼻を赤くしながら、威厳たっぷりに、ない胸を張った。


「は…はい!」


「先生は……!!!」


「は、はい…」


「せ、先生はー…」


「……はい」


「ちゃんと、もう成人ですっ!!!」


「は、はい…勿論ですっ、色気むんむんですっ」


「…ほぇ…?色気…ぽっ。勿論です」

と、先生はニコッと笑った。


顔が赤かったのは泣いたからかな?

とにかく、退学にならなくてよかった。


あと……

とりあえず後で、前田を殴っておこう…


いつまでも、俺の心は澄み渡っていたんだ…


うん。

(その後、前田は見事殴られました)



初投稿なんで、あんまりかもですが、

これからもちょびちょび、続けていけたらいいなー!って思ってます!

よろしくお願いします!

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