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主人公死す
今回は会話と呼べるものはありません。
転生。それは一度死んだものがもう一度別な世界で生まれ変わること。そんなことはほんの中でしか起こらないことだと思っていた。それなのに...。転生しちゃったよ。(=´∀`)
時は遡ること数時間前、学校の屋上で
「私と付き合ってください」
と、俺こと鈴木 湊は女子生徒に告白を受けていた。
俺は容姿端麗、文武共に他の人よりずば抜けている点が多かったため、ほぼ毎日告白を受けていると言っても過言ではなかった。そのため男子生徒からの嫉妬は凄く、友達と呼べるのは誰一人といなかった。
俺はいつものように「ごめんなさい」と言って断った。 本来なら泣いて去っていくか、諦めたりしていくのだが、彼女は違った。いきなり彼女が俺に近づいてきたかと思ったら腹部に鈍い音がした。見てみると俺は彼女に包丁で刺されたのだった。
「あなたが悪いんだからね」
と彼女は微笑みながら言った。
血がどんどんと滲み出る中で、だんだんと俺の意識は薄れていった。
次回からは言葉のキャッチボールがあります。