バイトを辞めようとしたら思った以上にバイト先が酷かった件について(あくまでも個人の感想です)
登場人物の紹介
僕:作者のこと。私立大学の2年生でスーパーの青果部門で働いている
サブチーフ:6月の中頃にうちの部門に来た今年で2年目の若手。今回の一番の被害者かも
副店長:4月から新しく店に来た50前後のおじさま。
突然だけど僕は13日にアルバイト先で5000円盗まれました!!原因は財布を更衣室の自分のズボンに入れっぱなしにしていたこと。帰り道に気付いたので店側に報告したのは14日になってから。まぁ前から辞めたいと思っていた職場だったので「良いきっかけをくれてありがとう!」というのが正直な感想。盗まれたのは夜だったので99パーセント他のバイトがやったんだろうなぁ。
まぁそんな事はどうでも良い、本編はここから!
(18時に事務所に来て欲しいって言ってたよな、5分くらい早いけどまぁいいか)
お金を盗まれた事は”窃盗”になるから、店だけで処理するんじゃなくて本部にも報告しないといけない、との事で店に来るように一昨日チーフから電話があった。元々僕の出勤時間が18時なのでそこに合わせてくれたんだろう、そこは優しいな。因みにチーフ自体は出勤日ではない為サブチーフが部門責任者として事情聴取に立ち会うとの事だった。事情聴取は僕、サブチーフ、副店長(人事担当者)、本部の人、でやるって事か。
(あれ?事務所の電気が消えてる。誰もいないな、まぁみんな忙しいんだろうな)
ところが約束の時間になっても誰も現れない。全く関係ない部門の人が通っただけだ。
(え? 何で誰もこないの? 遅れるなら遅れるで一言あっても良くない? )
来ないものは仕方ない、待っていても埒があかないのでこちらから探しに行くことにした。とりあえずいつもの作業場に行くとパートさんがいたので、サブチーフがどこにいるか聞くと売り場にいるとの事。私服で売り場はまずいので売り場前の作業場に行ってみるとサブチーフが居た。
「すいません、副店長どこに居ますか? 」
「事務所か休憩室か喫煙室か……どこにも居ないなら売り場だね」
(まじで忙しいんだな、ちょっと申し訳ないけど時間過ぎてるし仕方ない……あ、来た)
丁度売り場から副店長が出て来た。
「すみません、18時に事務所に来るように言われたんですけど…… 」
「君、今日は仕事じゃないの? 」
「日曜日にチーフから連絡があって、本部の人間や場合によっては警察の人が来て色々と聞かれたりお話がある、との事でしたが」
「いや、聞いてないけど」
(は? いやいや、確かに電話来たし、曜日も時間も合ってるぞ!! )
「そう言われましても本日お話があるとのことで呼ばれたのですが」
「そんなこと言われても知らないんだよなぁ……ボソッ(チーフのやつふざけんじゃねぇぞ)」
知らないと言われても困る。呼ばれたから来たのにこの仕打ちは流石に酷い。
「まぁ仕方ない。とりあえず上来て」(キレ気味)
「はい」
(この調子だと本部の人間も居ないのかな、とりあえず今の状況と今後の予定だけでも聞くか)
「……」
何故か事務所ではなく僕の部門の作業場に来た。で、まさかの副店長だんまりですよ。こっちから聞かないといけないのか。
「えっと、今の状況はどういった感じでしょう? 」
「昨日本部の人が来て監視カメラを3時間くらい見て帰ったよ。今はそれくらいでこれからどうなるかは知らない」
「あ、はい」
「で、いつまで働きたい? こっちとしては区切りが良いところまで働いて欲しいんだけど」
「私としてはもう働きたくないのですが、区切りが良いところというのはいつですか? 」
「8月15日かな、それがきついなら7月いっぱいまで働いて欲しい。」
(マジか、働かないといけないのか。働きたくないからなぁ、交渉しよう)
「契約の方はどうなってますか? やっぱり半年ですか?」
「あ、契約はどうでも良いよ。やめたいっていう人を止める事は出来ないし」
(お、これはいけそう)
「正直なところ、ここで働くと頭痛などがしてこちらとしても厳しいのですが」
「こっちとしても急にやめられると困るんだよね。区切りの良いところまで働いてくれない? 」
「15日締めですよね? 」
「そうそう、だから後約一ヶ月間」
「盗られたのが13日、店側に報告をしたのが14日、本部に報告したのが15日ですよね? 」
「いや、だから急にやめられると困るんだよね」
(うーん、辞めたいという意思は14に伝えていたし、丁度良い時期だと思ったんだけど)
「なるほど」
「チーフはなんて言ってたの? 」
「今日、本部の人が来て、もしかしたら警察の人も来て色々聞かれるかもしれないけど協力して欲しい、と」
「あいつ、かも、ばっかだな……(くそ、ホント使えねぇ)」
「私は(8月)15日まで、ということですか? 」
「こっちとしてもやる気のない人を売り場に出したくはないんだよね」
「14日も私は出勤だったのですが正直なところ働いてる時も気分が悪かったです」
「あー、じゃあ(財布とか貴重品は)ロッカー使って 」
「いえ、私としては盗みを働くような人がいる職場で働きたくないんです」
「なるほどねぇ、だったら財布はポケットに入れておけば良いんじゃない? 」
(ん? 話が噛み合ってないような……)
「はぁ、ですから職場の人が信用できないのでキツいです」
「うーん、なるほどねぇ。でもこっちとしても…(ry」
「では、私は15まで働けば良いんですね? 」
(話が進まなくて思わずイライラが出てしまった……)
「そういう言い方されると困るんだよね。じゃあ分かった、もう良いよ。今日で辞めたいってことだよね? 」
「はい」
「じゃあ手続きとかあるから事務所来て……はぁ……チッ」
まさかの目の前で舌打ちをされた。まぁお互いイライラしてるから仕方ないね。事務所に来るのは契約更新の時以来だから、一ヶ月ぶりか。
「はい、じゃあ、とりあえず座って」
「失礼します」
「で、本当に良いのね? 退職にしたらもう本当にお終いだけど」
「はい、それで構いません」
(というか、そうなってくれないと困る。僕は今すぐにでも辞めたいんだ!思えばチーフが先に帰ったり、教えられてない仕事振られたり……まずいまずい、これ以上書くと収まりきらなくなっちゃう)
「最後にもう一度だけ、本当に良いんだね? 」
「はい」
「分かった。書類とかあるから木曜日にもう一度来てくれる? 」
「わかりました、午後に伺わせていただきます」
「それと、被害届はどうするの? 」
「前にも話した通り被害届を出す気はありません」
「そっか……私としては絶対犯人を探し出したいけどね。犯人の指紋は君の財布にしか残ってないわけだし」
(被害届を出せって遠回しに言ってるのかな)
「ぶっちゃけ私も窃盗するような人とは働きたくないんだよね」
「は、はぁ。そんな状況で働きたい人はいないと思いますけど」
「で、本当に盗まれたんだよね? 」
(今更そこまで戻るのかよ、早く帰りたい)
「はい、5000円札を一枚盗られました」
「分かった、じゃあこれにハンコ押して来て。木曜日に片付けとかやってもらうから」
「わかりました」
「今日はこれで終わりです、で、なんで(財布を)ポケットに入れっぱなしにしちゃったの? 急いでたんだっけ」
「はい、申し訳ございませんでした」
「あー、はいはい。君もだろうけどこっちも嫌な気分だからね。それじゃあ、帰って良いよ」
最後まで嫌味を言われるとは思ってなかったです!とりあえず辞められたしオッケーってことにする。
それにしても社員同士の連携がここまで酷いって中々だと思う。今回辞められたのは本当にラッキーだったかもしれないなぁ。
あ、一応(いつの間にか溜まっていた、存在すら知らなかった)有給を消化させてもらいました。