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It's a fantasy and bizarre life.

 まいったなあ。非常にまいった。

 まさか自分が異世界に転生するなんて思いもしなかった。

 目の前には土下座する二人の女性がいた。これがただの人間の女性なら、それなりにありふれた光景なわけだが。

 この二人は、エルフという種族らしい。人間ではないのだ。よく見てみると耳が少しとがっていて、肌は透き通るように白く、髪はまぶしいくらいの金髪だ。

 ちなみに場所は彼女たちの家である。ファンタジー映画に出てきそうな、ログハウスだ。かまどはすすけていて、食器棚、タンスなんかも無骨な木造りである。

「お願いします!お願いですから、私達の頼みを聞いてください!!」

エルフの一人は、さっきからずっとこの調子である。もう片方と比べると小柄で、髪を2つに結んでいる。ツインテールと言うやつだ。声が高く、耳にキンキン響く。

「私からもお願いしますわ〜。どうしても、どうしても必要なんですの〜」

もう一人の方だ。ウェーブのかかった髪と甘ったるい声。そして、何よりあれだ。その、おっぱいがでかい。

 さて、この二人のキャラの立ったエルフが、俺に何をお願いしているのかという話だ。

 いやなに、簡単なことなんだ。

 俺、バイトで予備校の英語講師やってたんですよ。

 そして、この子らは俺に、英語を教えて欲しいらしいのだ。

「私たちには、どうしてもやらなきゃいけないことがあるんです!」

「そうなんですの!そのために英語が話せるようにならないといけないんですの!」

二人とも必死である。

 所詮バイトだった俺にどこまでできるかわからないが、美女(美エルフ)に土下座されちゃ弱いね。

 仕方ない、一肌脱ごう!

 どうせ元の世界への帰り方もわかんないしね。

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