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最悪な目覚めから始まる女神の異世界記  作者: 天川鈴音
第一章/前半:新たなる日常
7/50

懇談中(笑)

ちなみにリンとリンの父と母と教皇と大神官での五者懇談です。

 ご機嫌いかが?

 魔力量、得意魔法属性がチートだと判明したリン=クシナダです。

 私は今、大神殿で今後にむけての(ある意味)重要な五者懇談中です。

 何が重要なのかと言うと、私が早くから学園生活をおくれるかどうかということです!

 え?全然重要じゃないって?

 それ本気で言ってますか!?

 想像は無限、時間は有限ですよ!!


「リ、リン?いきなり叫んでどうしたんだい?それにち、ちーと?ってなんだ?」

「あ、あら。お父様なんでもありませんわ。ほほほほ…」

 あ、あぶなかった。

 ついつい物思いにふけってしまった。

 自注。自注。


「それでなんのお話でしたっけ?」

「あら。リン。自分のことなのに聞いていなかったのね」

「うっ…。すみません」

「女の子がそんな声を出してはいけませんよ」

「はい…」

「クリス、リン。帰るぞ」

「はい。お時間いただきありがとうございました。教皇様、オルス大神官」

「えっ?あ、はい。ありがとうございました。教皇様、オルス大神官」

「いえ、こちらとしても関係のある話でしたので」

「では」

 お父様はそう言うと、きびきびと歩きだし、馬車に乗るまで一言もしゃべらなかった。


「お父様。それで学園の話はどうなったんですか?」

「私は絶対に許可せんぞ!」

「あらあら、あなた別にいいじゃないですノ。たかが十五年程度なんですから」

 へぇ~、十五年でそんな認識なんだ~。

 いや、おかしいでしょ!

「お母様、たかがってどういうことですか?」

「あら。言ってなかったかしら。魔力量が多いいと寿命が長くなるのよ」

「今までで一番長生きした人は?」

「先代賢者で、千年前から生きてて今も生きてるわ」

「ええ!ちなみにその人の魔力量は?」

「三百九十よ」

「お父様とお母様の魔力量は?」

「私は四百六十よ」

「私は四百二十だ」

「私…、どれだけ生きるの?」

「っていうことで、まだまだ時間はあるのでいいじゃない。あなた。」

「私はリンに変な虫がよってこないか心配なのだ!」

「あら、それこそ別にいいじゃない。いい人をつれてきてくれたら」

 あれ?私、おいてけぼりにされてる?

「とにかく!しばらくたってからこの事は決めるからな!わかったな、クリス、リン」

「はい、あなた」

「はーい」


リンの父は今55歳、母は今53歳です。この世界ではかなりの若夫婦です。

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