私の魔力は?え?チート?
眠い、睡眠時間が短い日が続くときつい…
「単刀直入に言う。そなたの娘を今すぐ、学園にいれるべきだ」
ああ、おうちに帰りたい…
「どういう意味だ!?説明しろ!」
「教皇様、私たち相手にそんなこと言っても大丈夫だと思いですか?」
「ハア、だから先に理由を教えた方がいいと言ったでしょう。教皇様」
あってあいさつもなしでこれとは…
「それに学園は八歳からのはずだぞ!」
「そんなこと私が推薦状を書けばどうとでもなる」
「あの…、お父様。学園ってなんですか?」
「ああ、リンすまない。学園というのはな…」
ふんふん。
学園は八歳から十四歳までの初等学校と十五歳から十八歳までの中等学校、十九歳から二十二歳までの高等学校の総名称ということなのね。
「なんで三つにわかれてるんですか?」
「平民で学園に通うもののほとんどが初等学校までで、貴族でも中等学校までしか通わない」
「高等学校はなんであるんですか?」
「初等学校、中等学校より高度なことを学べる。まあ、行くものはよほど魔力の高い平民か、爵位の高い家系の跡取り息子、それかよっぽどの物好きぐらいだ」
なるほど~。
魔力…?あれ?
「ところで私の魔力はどうなったんですか?」
私がそう言った瞬間にオルス大神官が「そう!そのことですよ!」といきなり叫んだ。
「教皇様がそこを説明しないからもめてるんですよ!」
「そういうことか!レオン殿、クリス殿すまなかったついつい熱くなって忘れてしまった」
「いえ、もういいです。それよりどういうことですか?その話」
「実はだな。リン殿の魔力がなんというか…、規格外過ぎてだな、教会のトップで話し合った結果、リン殿を学園にいれることが一番安全だという結論になったんだ」
「リンの魔力の調べた結果は?」
「これだ」
教皇様はそう言うと、一枚の紙を出した。
「これは…」
「教皇様、これは本当のことなのかしら?」
「ああ、間違いなく」
私もその紙を見てみると、こう書かれていた。
『魔力量/計測不能(最大計測可能値/百万)』
『得意魔法属性/火水風土雷光闇・ユニーク/現象属性』
ちなみに魔力量は五百あれば、賢者に楽勝でなれて、得意魔法属性は今までユニーク持ちはいても、最高でも三属性持ちらしい。
あれ?
「もしかして私ってすごくチート?」
ちなみにリンは自分が女神だということをすっかり忘れてます。
毎週水曜になるべく更新します。