魔との出会い(3)
明日は更新できないので、4月14日の分です。
勝手にキャラが動いてくれるようになった気がしていた。
けど、ルリ(リン)が謎な行動をしたり、どんどん言うことが怖くなってきている気がする今日この頃の私です。
少しだけ感じた浮遊感に、無意識につむった目を開けると、目の前には王城の城下町と負けず劣らずの活気を見せる町並みがあった。
「あらあら、それでねー…」
「まあ!…」
買い物の途中なのか、荷物片手に語らい合う【竜鱗族】の婦人と【人狼】の婦人。
「テメェ!…」
「なんだ?文句でもあるのか?…」
「いいぞー、やれやれ!…」
痴話喧嘩を起こしている屈強な【ダークエルフ】の青年とそれにつっかかる【魔人族】らしき青年。
そして囃し立てる様々な種族の人達。
「ここは……、まるて伝説に残る【楽園】ね」
「ほめていただき、ありがとう」
「まあ、普通ならほめるよ」
私とは価値観の違う、人達が造った国は完全に種族、というか自分達の都合だけで様々な種族を迫害してきた。
それによって生まれた価値観は今なお残り、より強くなってきている。
そんな国に生まれてきた時点で、その価値観が埋め込まれる。
私の基準での普通をはかるなら、この世界での正義、というのがすでに狂っている。
でも、だからといってすべてを壊すこともできない。
「おい、どうした?いくぞ」
「っ!……あ、すまない」
物思いにふけるばかりで、何も聞いてなかった。
というか、どこに行くのかもわからないんだけど。
「どこに向かってるの?ここは?」
「ここは我が主が治める【ワトリ魔国】の首都と辺境のちょうど中間、【ヘルティア】だ。貴様にはこれから、試練を受けてもらう」
そういいながら立ち止まり、前を見上げるヴィロント。
その視線の先には巨大な門。
気付けば、辺りに人はいなくなっていた。
「それは、どういう……」
「かの者に試練を与えよ、《神乃罪門》!《開錠》!!」
門が開くのが視界に入り、直後、黒い光に包み込まれた。
そろそろいったん区切って、違う小説として続きを書こうかと悩んでいます。
感想、是非お願いします。
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