オルナリス(2)
2/24(土)に 冒険者(4) を更新しました
今日の1時にも オルナリス(1)を 更新しました
今回はルリの視点です
湖で水浴びをしていたところ、鎧を着た人がやって来た。
もう一回言おう。
水浴びしていたとき、人が、やって来た。
つまり私が、その、全裸のときに。
ビックリして固まりつつも反射的に魔力弾を撃つと、その人が叫びながら土下座してきた。
「あの、とりあえず後ろ向いといてくれませんか?」
「す、すいません!」
水からあがり、《乾燥》の魔法を使い、体を乾かし、服を着ながらふと気が付く。
とりあえず気付いたことを置いといて、服を着終わる。
「あの……、もうだいじょうぶですよ」
「すまない」
そう言いながら鎧の人がこっちに向き直した。
やっぱり。
「あの、もしかして女性、ですか?」
「ああ、すまない。兜をかぶったままだった」
鎧の人が兜を脱ぐと、きれいな長い金髪がなびいた。
「私は、冒険者のミル=L=アマテラスだ。まずは謝罪を、すまなかった」
鎧の人、ミルさんは頭を下げてきた。
ていうか、私を含めて『櫛名田』とか『天照』とか日本神話の名前が多いんだろうか?
まあ、これからも会う気がするけど。
ん?まって。
「あの…、もしかして貴族ですか?」
「ああ、一応ここら辺を統治している辺境伯の娘です。ですが、今はただの冒険者なので、気にしないでください」
ああ、訳ありなのね。
「あの、とりあえず街に戻りませんか?」
「あっ、はい。そうしましょう」
ミルさんは兜をかぶりながらそう言った。
さあ、行こう!




