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最悪な目覚めから始まる女神の異世界記  作者: 天川鈴音
第二章:過去の物語
25/50

蜥蜴とのダンスパーティー

今回ちょっとグロいかもしれません

 それは、形のあるようで形のないようで、大きくて小さくて、強くて弱くて、熱くて冷たくて、心強くて頼りなさげで、でも、何より、安心して、懐かしいものだった。


 ☆☆☆


 村の規模は、住民約三百人。土地は中の畑小、家畜多、ね。

 たいして、リザードマンは目視で少なくとも二百。

 それでも村の存続は危うい。

 村人が無傷で生き残っても、家畜がやられて他の村と取引ができなくなる。

 ベストは速やかな敵の殲滅。

 まあ、できなくはないけどね。

 一番近いリザードマンにあと、二百メートル、百五十、百。

「グギャグギャア!」

「遅い。《魔力弾(マナ・ショット)》」

 高らかな音と共にリザードマンの頭部が弾ける。

 これが私オリジナルの《魔力戦闘法(マナ・コンバット)》。

 と言っても魔力の量がバカ多くて質がよかったら誰でも使えるんだけどね。

「助けに来た!どこか一ヶ所に避難してください!」

「皆の衆!聖堂へ避難するのじゃ!」

 よし、これでやつらは逃げる人を狙い、追いかける。

「《魔力遊泳(マナ・レビテーション)》」

 足の裏から魔力をだし、推進力を得て高くジャンプし、次に魔力を固めて空中に足場をつくる。

「ふぅ、よく見える。訳ではないわね」

 燃えてる家もあるし、砂埃がすさまじいわね。

 全く、逃げるなら叫ぶより足動かせっての。

「《魔力知覚(マナ・フィール)》、ロックオン……《魔力掃射(マナ・ガトリング)》!」

 勢いよく弾け飛ぶリザードマンだったもの。

 辺りには血肉や内蔵などが散乱し、一瞬にして地獄絵図と化した。

 子供には刺激が強いけどそんなこといってられないものね。

 あらかた片付いたから、聖堂とやらに行きましょうか。


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