my new friend!
やっほー、みんな!
リンでーす!
やっと入学式だと思って喜んでいたのにバカに邪魔されて、ちょっとイライラしてるんです!
なにがあったのかって?
ノーコメントで!
思い出すのも嫌なの…。
あっ、これだけは説明しとくね。
さっきやってた魔力をのせてにらむってのは【威圧】って言って、魔力操作のなかでも結構簡単な方の技なの。
その代わり、与える威圧感はのせる魔力に比例するから、私にとっては下手な魔法より強いだよ!
まぁ、難しいことはおいといて。
やっと入学式が始まるの!
いやー、みんなが席につくまで長いね~。
なんでか、私のまわりだけ空白地帯ができてるんだけどなんでだろ?
「生徒の皆さんは席についてください。もうすぐ入学式が始まります」
呼び掛けが始まった。やった!やっとはじまる!
「やばいやばい遅れる!」
あれ?誰か走ってきたみたい。
って!私のとなりに来るんかい!?
確かにあいてるけど!
「あー、やばかった。あっ、となりいい?」
「え、う、うん。だいじょうぶ」
この世界じゃ結構怒られそうな話し方する女の子だな~。
人のこと言えないけどね!
「ここにいるってことは、入学生?」
「うん。そうだよ」
「えっと、ごめん。何才?」
「私六才だよ」
「早期入学?」
「うん」
「あー、気まずくなることあるかもなあ」
回りより年下だからね~。
「私イリア=ローズリア。よろしく」
「私はリン。ごめんだけど家名はちょっと…」
「全然だいじょうぶ!」
「じゃあ、よろしく。イリア」
「ああ、よろしく。リン」
私はイリアと握手した。
この世界での初めての友達!買い物とか一緒にいきたいなぁ。
こんな感じで楽しい未来を思い描いてたリンには、このあと人生を変える出来事があるなど考えもつかなかった。
久しぶりです
時間が空いてしまいすみませんでした。
ちなみにルルアもちゃんといます。
従者は座ってる主人の後ろの席に座るよう言われてたのです。
できれば水曜日にも更新します。