表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最悪な目覚めから始まる女神の異世界記  作者: 天川鈴音
第一章/後半:my学舎『学園』
15/50

傲慢

リンとは違う人からの目線の話です。

『人魔共和国』開国以来のオウキの大開花の年のある朝。

『学習育成西封園』、通称『学園』の入学式のこと…。


 俺は雷魔法特化の魔族、『青雷族』の族長の息子のジル=コルニアス。

 今日は入学式。俺という将来有望なものが入学式したとあってはこの学園も鼻が高いだろうな!

 フッフッフッ、はじめが重要らしいからな。ここでクールにきめて、これからの学園をのっとってやる!


 ん?入り口の方が騒がしいな。

 どれ、様子を見に行くか。

「おい爺、見に行くぞ」

「はい、ぼっちゃま」

 ふぅ、やはり一番前の席に座っていたのは失敗か。入り口までが遠すぎる。


 む。騒ぎの中心が体育館の中になったな。

 なっ…、あれは誰だ?

「おい爺、あれはどこの誰だ?」

「すいません、ぼっちゃま。私も存じ上げません」

 ちっ。まぁいいか。

 それよりもだ、

 あの艶やかな銀髪、整った愛くるしい顔立ち、すんだ瞳、

「おい、そこのお前、気に入った。俺の愛人にしてやろう。光栄だろう?」

 まるで女神のようなやつだ…。

 こんなふうに思ったのは魔王様以来だな。

 むっ、なぜこいつは首をかしげているのだ。

「おい貴様。返事はどうした」

「いえ、なぜ私があなたの愛人などにならなくてはならないのでしょうか?」

「は?何を言っている?この『青雷族』の次期族長の愛人にしてやると言っているのだぞ」

 なっ!なぜまた首をかしげる!

「あの…、すいません。それどこの魔族ですか?」

 な、なんだと!?

「貴様!『青雷族』を愚弄するきか!」

「いえ、違います…。あっ!あれですか?この国を造るのに最後まで反対した魔族でしたっけ?」

 言ってはならんことを言ったな!

「貴様!殺してやる!《蒼き雷光》!」

 我が魔族最高威力の魔法だ!

 消し炭になれ!


入学式の話はたぶん次の話までです。

しばらくは平和な日常を書くことになると思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ