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第九話「私って強い!?」

「P・Sってか早く成仏しなさいよこのお邪魔虫!!」


 これがあらすじ

 違うな

 いや、そのとおりだ

 俺は彼女にとってお邪魔虫だ

 だが俺だって好きで彼女の体に乗り移ったりしていない

 別に”ぐへへへへ女の子の体に乗り移ってあんなことやこんなこと”

 をしようと思ったわけじゃないぞ

 本当だぞ!


 さて、俺は今ヤンキー共を稽古中だ

 何でもあいつら”あれから反省しやした、俺たちを弟子にしてくだせえ”

 と言うから仕方なく弟子にしてやった

 俺は元隊長だ

 人を鍛えるのには自信がある


 あと最近なぜか屋上に呼び出されて女子に告白される

 俺も一応体は女なんだがな


 さて、本題に入ろう

 彼女は俺に除霊してもらえと言っていた


 俺は家に帰宅すると早速家族と共に

 霊能者のもとに訪れた


「あのーこの子を除霊して欲しいんですが」

「どうしたんです?」


 俺たちは霊能者にアレコレと説明した


「なるほど、それで除霊して欲しいと」

「はい」

「分かりました」


 霊能者は除霊の儀式を始めた

 意味がわからない仕草をし


「なむあみだなむあみだはあああああああああ!!!」


 と意味不明な発言をしていた


 結果を言おう

 全然ダメだった


 俺の魂はどうやら成仏できなかったらしい

 残念だ


 夜

 俺はいつもどおりノートに文字を書き

 そのページを開きながら机の上に置いた

 そしてベッドに入り眠りについた

























 朝

 私は目が覚めた

 早速目線を机の上にやる

 相変わらずそこには開かれたノートが置いてあった

 私はノートの内容を確認する


「おはよう、姫子さん」

「……」

「あれからあなたの言う通り除霊しに行きました」

「……」

「ですが残念ながら上手くいきませんでした」

「……」

「成仏できなくて誠に申し訳ない」

「……」

「P・Sこれからもお邪魔虫になります、よろしく!」

「ふざけんじゃないわよ!!!!」


私はノートを床に投げつけた

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