過去
掲載日:2025/12/06
反省することもあります。
人は、時に人生の難題な局面に挫折し、人から疎まれ、悲しみの果てに、孤独にとなることもままある。
男はひとりぼっちだった。
なぜなら男は、この世の財のすべてを欲したからだ。
財宝はとても男に怒った。
男は、懲りずに財を集め続けた。
財の一つは、男にこびない女だった。
男はそんな女達を殺した。
男はそれでも、懲りなかった。
男は、まだ若く、愛も知らなければ、
情けも分からなかった。
やがて憎しみの渦が、男の生活をおかしくしてしまった。
女は彼を愛さなかった。男はもっと彼を愛さなかった。
美しい一人の少女が居た。男はそんな少女を奪い、殺した。
十年ののち、男は、流刑囚になった。そうして少しずつ、大人になり始めた。
男は死んだ。墓は作らず、墓碑銘はなく、悲しむ人もいなかった。
前の自分を、保ち続けたい。けれども・・・・




