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1.ここはどこ?

 なぜだろう…鳥のさえずり、川の流れる音よくテレビや動画などで聞いたことがある音が耳から聞こえる…

「ハッ!?」

 ふと我に返った俺は眠っていた目を開く、木々の隙間から入ってくる木漏れ日が目に直撃した。

「うぅ…目が…てか眩しすぎだろ!!」

 重くのしかかった瞼を開くと周りに樹木が生い茂っている。

「はぁ!なんだよ…ここ」

 夢川劾(ユメカワ ガイ)は普通の高校生活を謳歌していた。それはなんら特別などではない、誰しもが体験する変わらない日々。さっきまで家のベットで寝ていたはずの俺がなぜか森の中に放り投げられていたのである。これは夢なのか?頭がおかしくなりそうだ。

 落ち着け自分冷静になれ。そう言い聞かせる。

 まず自分の体を見てみると特に異変や変わったことはない。寝巻の姿で森にいる自分の姿のほうが客観的に見たら間違いなく変なのだがそんなことにかまっていられない。

 俺が寝ている間に誘拐でもされたのか?などと頭を回らせたが、だとしたらそもそも一人なのがあり得ない。周りに誰かいるんじゃないか…

 とりあえずここに居てもしょうがないし周りに目印もないし、誰かに悟られないようにしながらとりあえず移動しよう。

 まだ元気なうちに移動することにした。森の中こんなところで生涯終えるなんてたまったもんじゃない

 どこに行っても視界自体が辺り一面の森で遠くなど何も見えないため、少しでも高い見晴らしのいい場所を見つけることにしたのだ。

 体感30分くらい緩やかな傾斜を登るとさすがに見下ろせるまでにはいかないが、なんとか景色を見渡せる場所を発見した。と言ってもほぼ森なのだが息を切らしながら目を凝らすと

「や…やっぱあった」

 少し距離はあるが人工物を発見した。家のようなものが数軒立っている。町という規模よりかは村や集落に近い。どちらにせよ誰かに会えるそう思うだけで不安な気持ちが消えていった。少し浮足立つような足取りで森をかけ抜ける。その間のことだがいろんな植物や遠目でだが小動物を目撃した。

 そもそも生えている木も、日本で見たことのない木だったし、植物もやたらサイズがでかい。

 走り回っていたウサギも頭に角が生えていたりと、現実味があまりなかった。

 そういった現地の生物を見るたびにここは地球ではないのでないかと思い始めた。そんな非現実的と現在がリンクしてふと記憶が蘇る。

 あれ?これってアニメとか本などである違う世界に飛んだってやつでは…。転生、転移、ワープまあ色々あるが学校とかでもクラスのやつが最近話題のアニメなんて言って話してたっけ。もし本当にそんなことが現実に起きているのだったら俺どうするんだ

 ものの数分まで不安だった男が今度は興奮と期待を胸に走らせている。我ながらなんともチョロい

 そんな妄想を羽ばたかせながら村らしきものの方向へ向かっていると獣道らしきものを見つけた。

 ビンゴだ、方向もあってるし道沿いを歩けばたどり着きそうだ。でももし現地の人と会話できなかったらどうしよう。

 不安が頭をよぎるそんな時だった


「ぎゃああぁぁ!誰か!誰か助けて~!」


 遠くから男の、かなり野太い大きな声が森に響き渡った。小鳥たちもその音に驚いて飛び立ってしまった。

 最初は獣の声と勘違いしたが間違いなく人の声だ。だが、何も持っていない俺なんかが行って何とかなるものなのか?

 一度足が止まる。でも誰かが助けを呼んでいる。今俺は不安を抱えながら声の鳴るほうへ足を向かわせた。

はじめて小説を書いているので、読みづらかったらすみません。自分のペースでのんびり書いていきますので、よろしくお願いします。

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