表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モノワタリ 世界還元  作者: コンドーム風味
第一章 新たな世界へ
8/19

第一話 まだその世界を知らぬ僕 (7)

 僕はゆっくりと目を開けた。


 最初は暗いな、早く電気を点けようかと一瞬思ったが、すぐにここが自宅のベッドの上ではないことに気が付いた。明らかに体とくっついている表面が無慈悲すぎている。


 ひんやり程度にならない極度の冷たさと硬さそして粗さが、敏感な肌を強く刺激していたのだ。


 そしてあの時の背中の痛みも若干ながら、感じた。それによって自分はあの時、逃げながら交通事故に遭ったのだということも、だんだん思い出してきた。


 その回想がもととなり、枝分かれしていくように記憶が蘇っていく。


 自分の逃げ足、怜弓の裏切り、オレンジ色が特徴的だったあの中年男性、色々なことを思い出し、そして今のこの自分の状況を考え、やっと分かった。


 …自分は異世界にいるのではないかと。


 そして地面からの刺激と背中の痛み以外に、もう一つ自分が感じている強烈な感覚に脳は反応した。それは、肌寒さだった。


 寒い寒い寒い寒い寒い寒すぎる…


 さっきまで暖かい春の気温に触れていたにもかかわらず、この空間は全くもって違う様相を呈していた。


 注意深く自分の体の実態を探っていくと、震えが止まる気配なしに容赦のないものであることが分かった。


 寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い…


 体が動かない。どこか暖まれる場所を探したい、しかし探せない。せめて何か、何か、暖まれるものを着たい………………



 そういえば、僕は服を着ていない!!


 地面から伝わる感触も、この直接的すぎる寒さも、どこか違和感を感じていたものがようやく分かった。しかしなぜだろう。なぜ、僕は服を着ていないのか。


 なぜ、服も着ずにこんな空間に寝転がっているのだろうか。


 なんのためにこんなところにいるんだろうか。


 綴を誘拐した犯人…おそらく僕の身柄が目標であったことは確かなはず。…何のために?


 徐々に真っ暗で何も見えていなかった視界が、明るくなっていくのが分かる。自分の目がこの暗闇にどんどん慣れていくのを感じる。


 そして僕はそこでそれを見た瞬間から、すでに物事は息をする余裕のない事態へと発展してしまっていたことに気が付いた。


 既視感のある、小さな女の子の頭…虚ろな目…半開きになった口元…そしてそこから糸を引いて垂れている唾液のようなもの…霜江…綴…?なのだろうか。いや、そうに違いない。彼女は…






 脳みそと内臓及び肋骨が露出し解剖されたような状態で磔の形でそこに固定されていた。


 目の前の光景を僕の頭はどうにか拒絶したがっているかのように、真っ白になっている。不自然な耳鳴りが激しくなり、全くもって思考回路が動く様子を見せていない。


 普通の人間であれば、こういったグロテスクな状況に出くわせば、吐き気を催し、恐怖と嫌悪の渦に飲まれながら嘔吐したくなってくるのだろう。


 そういった人間の感情をこの状況は悉く、そして軽々と越してきている。そんな程度なのではなく、本当にただ体が固まってしまうような、そんな衝撃と凄惨さにこの空間は満ちていた。


 よく耳を澄ますと、何か言っているように聞こえてくる。


 最初はただの自然音か、あまりにも小さすぎて聞き取りづらかったのだが、ほぼ死体となった彼女の方向からか細くガラガラとした声で本当に何か言っているように聞き取れる。


「………………おね…………ん……けて………おねえ………………けておね………ん……け………」


おね?け?


 あまりにも弱々しく聞こえてくるその声は、何だか恐ろしいことを言っているように感じ、そして妙に気持ち悪い感覚になった。


 耳を塞ぎたくなってしまうような、それほどに恐ろしいような、そんな声だったが、何とか理性を保ちながら僕はその言葉に集中して聞くようにした。








「おねえちゃんたすけておねえちゃんたすけておねえちゃんたすけておねえちゃんたすけておねえちゃんたすけて」


 半開きの口がここから見たところでは全く動いている様子を見せてはいなかったのだが、確かにそう言っていた。そう聞こえた。

 え?タグやあらすじと全然違うじゃないか?


 ブフッwwwwwwwwwwwww


ざまぁぁぁぁぁぁぁぁぁwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


 グロ、ホラー展開滅茶苦茶ふんだんに盛り込んでるんですよねぇぇこの小説はwwwwwwwwwwwwwww


 ああー、あのキーワードの()のところに、「嘘」って入れるの忘れてたんだぁwww><てへぺろ。


 だから、後ろに()って書いてあるキーワードや文章は全部違うんですよねぇwww


 コメディ(少ししかないけどww)


 チート(主人公がとは限らないwwwwwww)


 ハーレム(主人公ではなく、モブキャラの誰かが楽しんでいることでしょうwwwwwww)


 追放(文字通り主人公が「異世界に」追放されちゃいましたねぇwwwwww)


 ざまぁ(なろうのテンプレを期待していた大半の読者がwwwwwwwwwwwwwww)


 最強(これも、主人公がとは言ってないwww)


 ご都合主義(ではないとは限らないので、一応入れときましたwwwwでも、なろう特有のご都合主義じゃないのでwwwwwwwwwww)


  賢者スキル(スキルって与えられるものじゃなくて、自分でちゃんと磨くモンですよねwwwwwwwwwwwwwww)


 恋愛(少し)(序盤では、少しどころかほとんどありませんwwwwwww)


 ハッピーエンド(この作品を最後まで応援してくれる方のみ、ある意味ハッピーエンドな終わらせ方を、必ず提供させていただきます。これは嘘ではありません。)


 心理戦は割と出てくるかもしれないので、嘘タグにしていません。まぁ恋愛的ではないんですけど。


 まあ、本来のタグはこんな感じってことでぇ、よろしくです。


・異世界転移


・ダークファンタジー


・サイコホラー


・サスペンス


・男主人公


・内政


・群像劇


・冒険


・異能力バトル


・異世界転移装置


・薬


・ミステリー


・ミリタリー


・バトル


・極寒の大地


 なろうテンプレ信者以外の読者の皆さんは、大歓迎です!是非ブックマークを付けてくだされば、毎日投稿を欠かさず頑張っていきますので、よろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ