表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
155/313

さて

誤字報告、感想、ブクマをありがとうございます!

 おはようございます。

 今日の天気は晴れです。

 夏なのに爽やかな朝。

 何時もより早く目が醒めたので、リビングでコーヒー片手にぼーっとしてます。


「おはようケータ、今日は早いな?」


「はよー、めーしゃめた。コーヒーのむ?」


「お、良いねー!」


 助にコーヒーを出し、二人で並んでぼんやりする。


「あー、ケータさー、ケータは今後どーすんの?アールスハイン王子とずっと一緒に居んの?」


「んーん、ひめしゃまのけっこんちきおわったりゃー、おちろでてーく(ううん、姫様の結婚式終わったら、お城出てく)」


「あー、そうなの?」


「うん、もとめぎゃみーかたじゅいたち(うん、元女神片付いたし)」


「元女神の事が有ったから、ずっと城に居たんだ?」


「しょーねー、たちわりゅいのわかってたちー、たしゅけてくれたかみしゃまが、こまってたちー(そーねー、質悪いの分かってたし、助けてくれた神様が、困ってたしー)」


「なるほどねー、ケータの性格なら、人の世話になってるのは性に合わないだろうし、何でかなーって思ってた。んで?これからどーすんのよ?」


「しぇっかく、いしぇかいきたんらからー、しぇかいじゅーみてみたい!(折角、異世界来たんだから、世界中見てみたい)」


「あーいーねー!俺も行こっかな?」


「うちとかはー?あとごえーは?(家とかは?後護衛は?)」


「家はいーよ、上に兄貴いっぱい居るし、護衛は代わりが居るだろうし」


「んじゃーいっしょいきゅ?」


「おう、行こうぜ!」


 軽く握手して決定。

 アールスハインには何時言おう?


 シェルが来て、アールスハインが来て、朝御飯食べて、騎士団の訓練に混ざって。

 アンネローゼが乱入してきて、リィトリア王妃様に捕獲されてって。

 お昼ご飯を食べて、双子王子と遊び倒して、夕飯食べて寝る。

 とても平和。

 旅に出れば、こんな穏やかな日常は暫く味わえないだろうと思うと、ちょっと切なくなるね!

 あ、そう言えば、元女神なイモ虫の養子先のマーブル商会は事件には無関係でした!

 元々養子にした経緯は、とある子爵家の子息が、行き倒れてた元女神に一目惚れして、結婚するために、付き合いのあったマーブル商会の養子にするよう命令を出したらしい。

 マーブル商会の商会長は、貴族とのより強い繋がりが出来るならって、了承したとか。

 だけど、精霊付きなのが判明して、学園に入れたら、あっと言う間に王子と知り合って親しくしだしたので、どうしたら良いか分からなかったそうです。

 学園で、人目も憚らずイチャつく二人を見た子爵家子息も、すぐさま熱が冷めて、放置したんだとか。

 そして事件。しかも主犯。

 マーブル商会の商会長は、騎士が取り調べに来るまで、全く予想もしてなかった事態らしく、泡を吹いて倒れたとか。

 その後速やかに養子縁組みを解消し、今後一切関わらないと、誓約書まで書いたとか。

 まあ、臭いイモ虫になっちゃった後の事だけどね!





 おはようございます。

 今日の天気は雨です。

 クレモアナ姫様とイングリードの結婚式まであと二日。

 ここ数日アールスハインはなにか忙しそう。

 俺は双子王子に拉致られて付き合ってないので、何をしてるかは不明。

 なのでまだ旅に出ることは言えていません。

 朝御飯も昼御飯も食べ終り、双子王子は今日はお友達がくるので別行動。

 部屋でアニマル達とコロコロ戯れていると、深刻な顔をしたアールスハインに、話がある、とか言われた。

 起き上がって聞く体勢になると、シェルがお茶を淹れてくれる。

 なにか言いにくいのか、中々話さないアールスハイン。


「はなちってー?」


「ああ、その、俺は、このまま城に居ても、大した事が出来る訳でも無く、王家が所有する爵位を頂いて、一貴族として王家に仕えるのも、なにか違う気がしてて、ここ最近、父上や兄上に色々相談してて……………それで、俺は、本の上ではこの国の事を多く学んでいるが、実際にはほとんど知らない事ばかりだ。だから、俺は、この国を知るために、旅に出ようと思う!」


「きちだんとー?」


「いや、冒険者として」


「おーじにゃのにー?」


「ああ、王子では見えない物を見てみたい!それで、出来れば、ケータとティタクティスには、同行してもらえると、その、嬉しいんだが……」


 うむ、イケメンでも王子の上目遣いは萌えない。


「いーよー」


「いや、頼りたいとか、守られたいとかでは無く!純粋に、一緒に旅をしたら、楽しそうだと思って!って良いのか?」


「いーよー、たのちそーらし!」


「ククッ、俺も良いですよ、楽しそうだし!」


「え、あ、ありがとう」


 ちょっと赤くなってるよこの王子。

 青少年らしく微笑ましいが萌えぬ。

 是非、可愛い女の子にやってもらいたい!


「シェルはー?」


「いえ、私は。デュランを越えると言う野望が有りますので!」


 目標じゃなくて野望なんだ?


「あと、結婚するので!」


 爽やかな顔で爆弾を放り込んで来たよ!


「「「はあーーー?!」」」


「聞いてないぞ!?」


「ああはい、特に式とかは挙げないので」


「いやいやいや、言えよ!それで?相手は?俺達の知ってる人か?」


 シレッと答えるシェルに、助まで突っ込み出した。


「知ってますね。騎士団の副将軍のアッパーなので」


「「はあーーー?マジで!」」


「はい」


 ほんのり頬を染めて答えるシェル。

 騎士団の常識人、苦労人と言われる副将軍のアッパー。

 地味で無口で、将軍のストッパーでめっちゃ強いアッパー。

 衝撃は受けたけど、シェルが幸せそうだし、良いんじゃない?


「おめれとー」


「ふふっ、ありがとうございます!」


「「おめでとう」」


「ありがとうございます」


「そんで?どうして二人が付き合うようになったんだ?」


 助がニヤニヤしながら聞くのに、シェルもニヤリとして、


「皆さんのお陰ですよ。騎士団の訓練に参加する皆さんについていって知り合ったので」


「あー、そうなの」


 なんか妙に納得する俺達。

 男同士で結婚ってのは馴染みは無いが、この国では普通の事らしいので、差別は無い。

 お互い仕事があるので、お城の既婚者寮に住むらしい。

 クレモアナ姫様とイングリードの結婚式の後に引っ越すらしいよ。


「おしゅわわせにー」


「ありがとうございます!」


 アールスハインの専属じゃなくなっても、シェルの心配は無さそうです。


 夕飯を食べに食事室に行くと何時もの光景。

 ロクサーヌ王妃様、リィトリア王妃様、クレモアナ姫様にサディステュー王子、アンネローゼ、双子王子。

 王様とイングリードはまだのようだけど。

 ………………………………?なにかが何時もと違う。

 間違い探しをしているようでスッキリしない。


「どうしたケータ?」


「んむー?………………………あ!」


 何時もとは魔力の流れが違います!

 何時ものメンバーに、違和感があるのはー?

 ふよっと飛んで違和感の正体に辿り着く。

 原因はリィトリア王妃様。

 膝の上に着地すると、リィトリア王妃様を繁々と眺める。


「どうしたの?ケータちゃん」


「んー……………………!にゃるほど!」


 違和感があるのはお腹の辺り。

 体調が悪いとかではなく、新たに加わってる感じ。


「あかたんいりゅねー」


「!ケータちゃん?」


「ここにあかたんいりゅー」


「えええ!」


「それは本当か?!」


 ロクサーヌ王妃様が興奮して椅子を蹴倒してる。


「まだちったいけどー、まーりょくでてりゅー」


「まあ!それが本当なら素晴らしい事だわ!」


「本当に!ウフフ、お祝い事がまた増えたわね!」


 王妃様二人とクレモアナ姫様がキャッキャしてると、王様とイングリードが入ってきて、不思議そうな顔をしてる。


「どうした?」


「ウフフ!まだ確定では無いのですけど、赤ちゃんを授かったかも知れませんわ!」


「おお!それは本当か!それは喜ばしい事だ!」


「おお、リィトリア母上、おめでとうございます!」


「ウフフ、明日にでもお医者様とテイルスミヤ長官に見てもらいますね!」


「ん?二人にはまだ見てもらってないのか?」


「ええ、わたくしも自覚が無かったのですが、ケータちゃんがお腹から、別の魔力が出ていると教えてくれましたの」


「おお、ケータ殿ありがとう!」


 王様に褒められました。

 和やかに食事が終り、アンネローゼと双子王子が代わる代わるリィトリア王妃様のお腹に抱きついてるのは可愛かった。




 おはようございます。

 今日の天気は雨です。

 明日の結婚式は晴れると良いけど。

 朝イチで検診を受けたのか、朝食に全員に召集が掛かり、何時もよりゆったりとしたドレスを着たリィトリア王妃様が、満面の笑顔で妊娠の報告をしてきた。

 初出産ではないけど、アールスハインを産んでから随分間が開いちゃったので、妊娠初期の今は、呉々も無理をしてはいけないそうです。

 キャーーーッと抱き付こうとした双子王子を、ロクサーヌ王妃様が捕獲して、怖い顔で注意してた。

 兄になる双子王子が、ソワソワキャッキャしてる。

 アンネローゼもソワソワしてるんだけど、今は食欲に負けてる。

 来年には兄になって、叔父にもなるかも知れないもんね!

 そう言ったらクレモアナ姫様が真っ赤になって、サディステュー王子が、


「頑張ります」


 とか爽やかに言って、イングリードがガハハッって笑ってた。


 リィトリア王妃様は、急遽昨日の夜から結婚式の衣装を調整してるらしく、リィトリア王妃様付きのメイドさんが、鬼気迫る勢いで走り回ってた。


 バタバタで、騒がしい前日は過ぎて行きました!



今日の更新を入れて、残りは三話となりました!

明日の朝と昼に一話ずつ更新して終了となります。

その後、数話、他者視点の話があります。

残り少ないですが、お付き合い頂けると嬉しいです。

よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4巻の発売日は6月9日で、公式ページは以下になります。 https://books.tugikuru.jp/202306-21551/ よろしくお願いいたします!
― 新着の感想 ―
[良い点] アールスハインとお別れは寂しいなと思ってたから良かった
[良い点] あれ?幻覚…? あと2話と見えるのは私だけかな? (´д⊂) さみしい…。 あ、これはケータと愉快な仲間たち(アールスハインと助と従魔たち)の序章ですね…! 俺たちの冒険は始ま…
[良い点] ↓ きょんさんに、一票!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ