表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
140/313

三年新学期 8

すみません!!

一話抜けてました!

お詫びにもう一話いっときます。

申し訳ない!


 ボードに乗って学園へ帰ってきました。

 チチャール先生に一応帰ってきた事の報告をして、テイルスミヤ長官の部屋で呪いの魔道具の解呪をしようと思ったのに、チチャール先生がついてきました。

 テイルスミヤ長官の部屋に陣取って離れません。

 このまま解呪して良いのか迷ってたら、カイル先生が来て、チチャール先生を摘まみ出した。

 後ろ襟を持ってポイッとね!

 いくら童顔で小柄とは言え、人一人ポイッと出来るとは!実はカイル先生、肉体強化出来てるんじゃね?と思いました。

 本人無自覚っぽいので、教えてあげないけど!

 ポイッとされたチチャール先生は、暫くバンバン扉を叩いていたけど、誰も鍵を開けてあげなかったので、最後にはブツブツ言いながら戻って行った。


 それでは改めて、解呪!

 呪いの魔道具をバリアで包んで、バリア内を聖魔法で満たすと、細く細かいウニョウニョが、踠きながら消えていく。

 今回買ってきた呪いの魔道具は全部で二十個。

 多少汚れはあるが、呪いが無くなっただけで綺麗に見える不思議。

 壊れた魔道具は修理して、性能を見ていく。

 攻撃系の魔道具が八個、防御系の魔道具が六個、後はその他?

 攻撃系の魔道具の中に、精神操作の魔道具を発見、半日程の時間、相手を思うままに操れるヤバイ魔道具。

 これは魔法庁行き。 

 後は制限付きの攻撃魔法が撃てる物とか、捕縛道具とか、魔法を弾くとか防ぐ道具とか。

 その他は、魔道具を身に付けている間は、身長が十センチくらい延びる羽冠とか、足の速くなる半ズボンとか、吐く息がいい匂いになる首輪とか、その他色々。

 どれも微妙過ぎて改造したくなる気持ちが分かる品々。

 誰も欲しがらなかったので、カイル先生が面白がってチチャール先生にあげるそうです。

 ヤバイ性能の魔道具が、元女神の手に渡らなかった事を喜ぶべきね!

 その後はテイルスミヤ長官の出してくれたお茶を飲みながら雑談してたんだけど、お茶菓子が不味かったので、プリンをリクエストされた。

 サクッと作って出したら、久々に食べるカイル先生が貪り食ってました。

 他の面々は何度か食べた事があるので、落ち着いてたけどね。

 まあ、大量には食ってたけど!


 雑談の中に、魔王な少年の様子を見てきた事も話したら、学校の話になって、子供達にどうやって一から文字や計算を教えたら良いかで、揉めているらしい。

 貴族や裕福な平民の通う幼年学園は、基礎的な読み書き計算は各家で習ってから学園に入るから、本当に一からって言うのは、各家庭によって教え方が違って難しいらしいよ。

 なので、カルタを教えてみた。

 絵札と読み札、で文字も覚えやすいと思ったんだけど、めっちゃ感心された。

 一番食いついてきたのはディーグリー、これは売れる!って。

 なのでディーグリーの商会で作って貰い、学校には寄付してもらう事になった。

 幼年学園には買い取ってもらいます。

 絵は分かりやすく、可愛らしく描くのが良いよっても言っといた。

 この国?の絵は、写実的な絵か、前衛的な絵の両極端だからね!


 お茶の時間も終わり部屋を出ると、扉のすぐ隣の壁に膝を抱えて座り込むチチャール先生。

 話し合いの最中は、テイルスミヤ長官が何時も防音の魔法を掛けているので、中の音は聞こえないんだけどね。

 呆れた顔のカイル先生が、ガラクタな魔道具を差し出せば、不思議そうな顔をしながら受け取って、魔道具である事を確認すると、小躍りしだした。

 満面の笑みでお礼を言って去っていったチチャール先生に、更に呆れの溜め息を吐くカイル先生。


「わりーな、奴は魔道具狂なんだよ」


「ああ、ルフレ伯爵家の次男でしたね。彼の父上と兄上は魔法庁の職員ですから」


「そ、魔道具狂いのルフレ家」


「以前ケータ様に魔道具の本をくれたのが彼の兄上ですよ」


「ふぇー、にてなーねー」


「母親が違うからな」


「ふーん」


「ルフレ家は、今奥様が五人程でしたか?」


「あー、たしか去年二人増えなかったか?」


「しょんなに!?」


「そんでその全員が魔道具狂い」


「うえー!」


「まあ、それぞれに違う方向の魔道具に夢中なんですがね。大学園の試験に受かった方も三人ですし。他の方はお城でメイドや文官として働いて、ケータ様の作った魔道具に、嬉々として魔力を焼き付けては、魔力が枯渇して倒れておりますね」


 知らない所でお世話になってた。

 まあその魔道具を使うのは俺じゃないけど!


「まあなんだ、たまにウザいかも知れんが、適当に流しとけば良いから」


「あーい」


 先生達と別れて、その後はどうする?って相談したら、演習の終わったシェルが合流してきて、暇なら何時もより時間の掛かるご飯でも作ろうかってなった。

 シェルが速攻手配した調理室に入り、メニューを考える。

 基本、俺の作れる物は、ばあちゃんに習った和食、父母の好きだった中華、甥っ子達の食い付きが良かった洋食。

 だがどれも家庭で作れるお手軽メニューだけ。

 前世のような便利な合わせ調味料等は無いので、一から作れる物は、驚くほど少ない。

 手の込んだ料理で思い付くのは、角煮やもつ煮、ビーフシチューや牛スジの煮込み等の煮込み料理ばかり浮かぶ。

 ヤル気満々の子供?料理素人でも作れるメニューとは?

 悩んだ末に出たのは、助の中華、の一言から餃子に決定。

 餃子の皮は作れます。

 長女の絵美が一時期パン作りに嵌まり、毎週のように旦那と子供を連れて我が家でパンを焼いていた思い出。

 自宅でやれ!と言っても、なぜか我が家でしかパンを焼かなかった。

 その中になぜか餃子の皮もあった。

 甥っ子達も巻き込んで、大量に作った事もあるので大丈夫。

 ちなみに今日は作らないけど、肉まんの皮も作れます!

 メニューが決まればさっさと作りますかね!

 助に指示しながら生地を捏ねていき、ちょっと休ませている間に肉だね作り。

 見た目と違って不器用なユーグラムが大活躍!オーク肉をミンチにする作業を頼むと、い~い声で鼻歌を歌いながら肉を刻んでおられます!ちょっと怖いのは内緒。

 若干皆の腰が引けてるのも内緒。

 野菜も刻んでニンニクと生姜っぽいのも入れて捏ねる捏ねる捏ねる。

 皮を平たく伸ばすのは俺の仕事。

 他の奴等はなぜか丸く伸ばす事が出来ませんでした。

 具を包む事くらいは助でも説明出来るので、そっちは任せて、ひたすら皮を伸ばしました。

 全員百八十超えの男が、真剣な顔でチマチマとした作業に取り組む姿がとても可笑しいです!

 形は、まあ、初めてだからね!

 だいたいなれた頃、助を抜けさせて、大量に炊いてマジックバッグに保存してたご飯でチャーハンも作ります。

 ここは豪華にカニ餡掛けチャーハン!

 まだまだ大量に蟹の身が有るからね!

 後は海で大量に取ってきた昆布で出汁を取った、ワカメのスープ。

 ここにエビチリとかエビマヨとか足したかったんだけど、豆板醤とマヨネーズが無かった!

 豆板醤は作り方知らないし、マヨネーズは卵の鮮度が不安。

 なので今回は見送り。

 そのうち何かで代用出来ないか、料理長と相談します。

 餃子も大量に焼けて、テーブル中央にドドンと置いたし、いただきます!

 あれね、餃子って、フォークじゃ食べづらそうね!中身がベロンと出ちゃったり、半分に折れたり、なんか大変そう。

 俺は、道具屋さんに特注した先割れスプーンを使ってますが何か?

 幼児の手に箸は無理です!指が短い!

 ちょっと切なくなる食事でした。


 一緒に作ったのが楽しかったのか、餃子とチャーハンが気に入ったのか、明日も一日調理室で色々作って、ダンジョンに備えよう!とか言い出したよ?

 大変なので、料理長召還しても良いですか?

 明日の事は明日考えるとして、後は風呂入って寝ます!




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4巻の発売日は6月9日で、公式ページは以下になります。 https://books.tugikuru.jp/202306-21551/ よろしくお願いいたします!
― 新着の感想 ―
[一言] 卵って洗浄魔法とか聖魔法とかで菌がいなくなれってケータがやれば安全な卵になって生でも食べれそうだけどね。
[一言] 卵に聖魔法で殺菌いけるのでは マヨネーズのために神官の内職始まるのシュールでいいぞ
[気になる点] ぬー様はお料理出来る方ですか?調理の話になると文章の流れがよりイキイキしているような…明日は餃子作ろうかな!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ