春の足音
すんません、書ききれなかった感orz
セール期間中に期限付きの話を書くのは厳しいという事がわかりました・・・
休みが、休みがねえんだよぅ~~!!
長い冬。オホランデは眠り続けた。
お正月も、冬休みが終わっても、オホランデは眠り続けた。
バレンタインにはオホランデの分のチョコレートも買ったけれど、我慢できずに美紅が食べてしまった。
「美紅。春になったら自転車買ってあげるわね。そしたらお手伝いいっぱいしてもらおうかな、お使いとかね」
母の言葉に、美紅は大きく頷いた。
「うん! 美紅、いっぱいお手伝いする!」
眠るオホランデの頭を人差指で撫でる。
「おーちゃん、春になったら美紅、もっと遠くに行けるからね。おーちゃんの仲間、見つけようね」
お年玉でドールハウスを買った。
オホランデにはちょっと大きすぎるくらいだ。
仲間が見つかったら、ここに一緒に住んでもらうか、なんだったらもう1つドールハウスを買ってもいい。
もちろん、それは来年またお年玉を貰ってからになってしまうけれど。
春になったら自転車に乗って、オホランデと一緒に色んなところに行こう。
どんなに遠いところでも、地球の裏側でも、自転車があればきっと行ける。
「おやすみ、おーちゃん」
電気を消してベッドに潜り込んだ。
今日見たテレビで、「春の足音が聞こえてきた」と言っていた。
一生懸命耳を澄ます。
時折、パサッ、と、木の枝から雪の落ちる音が聞こえる。
「足音、聞こえないなぁ」
美紅もいつの間にか眠ってしまった。
外は雪がしんしんと降っている。
降り積もった柔らかな雪の下、ポンッ、と、福寿草が顔を出す。
春は、もうすぐそこまで来ていた。
参加表明失敗してたwww
童話祭参加できませんでした~~w
お粗末。