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異界の傭兵団~現代スキルで世界統制を目指す~  作者: North.s.Traveller(ノーズトラベラー)
第一章 迷い込んだ”異邦人”達
6/66

Recruit-5 旅ハ道連レ余ハ”オルセ¨…

自分、”パソコン”と”スマフォ”両方で執筆しているのですが、

この回の投稿日近く、誤って”スマフォ”に残っていた

「以前の執筆中データ」を誤って保存してしまい、

心がポッキリ折れそうになりました・・・。(泣)

(みんなは、スマフォで書く際は”再読み込み”を忘れずにね!!!)


まぁ・・・

涙な前置きはさておき・・・。



お待たせしました!

ようやく、<ヒロイン>の紹()に入れます!


有名企業でもうお分かりかもしれませんが・・・

「Recruit」は、

<新兵、補充兵、(…の)新会員、新党員、新入生、新入社員、新メンバー>


などの意味があります。

・・・という訳で、この回は、”新たな仲間”ができる話になってきます・・・。

・・・危ネェ・・・。



 戦闘後、内心1発目の感想は、

情けなさでまた泣き出しそうだった・・・。



「ガンズクリエイト」はあの”敗戦兵”ども

試すのは決定事項だったが、

思った以上に「タフネス」の効果が”劇的”すぎて

忘れてしまっていた・・・。


 おまけに頭に血が上りすぎていた(中二心Max状態)のか

どっかの”悪魔も泣かすハンター”みたいに

最後の最後に「決めてやる!」なんて

”初弾の有無も確認せず”に撃って

 「撃てませんでした」

・・・なんてなら、飛んだお笑いぐさだ。


どうやら、(・・・・)オレも戦闘中は

”最高に「ハイ!」ってやつだアアアアア”

・・・なんて状態になってしまうらしい。


いや・・・お恥ずかしい・・・。


調子にも乗りやすくなるみたいだから

気をつけないとな。

反省、反省・・・。



「あの・・・」



☆「ん?」



 おぉっと、いけねぇ!

助けるキッカケ(・・・・)を忘れちゃあいけないよな。



☆「失礼ィ。

 ちょっと考え事をしていていたんだ。

 怪我はないか?」



「いや・・・

 けど・・・なんで・・・

”人間”が私を助けたんですか?」



 んっ、「人間」?

ひょっとして・・・

この世界には、あの”お約束”があんのか?



☆「質問を質問で返すようで、すまないが・・・

 君は、「人間」じゃあないのか?」



「えっ?その・・・」



☆「いや、言えないなら言わなくていい。

 もしもだが、オレを”信用”できると思うのなら

 そのフードを取ってみてくれないか?」



 それを言った後に”彼女”は戸惑う・・・。

・・・オレの予想が正しければだけどな!


 少し戸惑った後、

彼女は両手でフードをそっと取る。

あらわとなった顔は、まさに俺が”異世界”に来た

という確証を持てる顔つきだった。



 クリッと丸く大きくも、

”を感じさせるような「切れ長の目」。


 一見ボサボサしつつも、

実は整っているかのように錯覚しそうな

やや暗みがかった”ライトブラウン”の

「セミショートヘア」。


 そして、一番特徴的なのが

”額”、”アイライン”、”頰”と

”波”や”角”とも言えるような、地球の

”先住民族”を彷彿とさせるような<波状>の

「フェイスペイント」と「頭の上」にあるモノだ。



・・・大佐、”耳”だ・・・。

人の頭の上に”ケモミミ”があるんだ・・・!



これこそ・・・

俺がファンタジーの大地に、

まるで”ア◯ロ11号”で、

月に”旗”を立てた時‥‥それ以上…イヤッ!

その時以上のッ!

¨感激¨と¨確証¨を得ているんだ!!!



ハッ!

落ち着け‥‥落ち着くんだ‥‥オレ‥‥。

森のマイナスイオンで落ち着くんだ・・・。

焦るんじゃあない・・・

とにかく話を続けよう・・・。



☆「‥‥取ってくれてありがとな。

 それで君は‥‥その‥‥”獣人”‥‥

なのかな?」



「そうですけど‥‥

 やっぱり‥‥私を捕まえるんですか?」



☆「捕まえる?助けたのにか?」



「‥‥え?

 だって‥‥前‥‥助けてくれた”人間”も‥‥」



☆「‥そんな”クズ”野郎と一緒にすんな。

 <困っている人>がいた、

 <気に入らないクズ>がいた、だから、

<助けた>‥‥ただそれだけだ‥‥」



「そう‥なんですね。

 ところで”お名前”は・・・?」



☆「あぁ、オレか?

 オレは‥‥‥ッ!アッァァァァァァァ!!!!」



「ッ!どうしたんですかッ⁉︎」



 クソッ!

なんで‥‥‥こんな‥時に‥頭が‥‥!



☆「ボォ‥‥‥‥‥‥スゥ‥‥‥‥‥ッ」



「‥‥”ボス”‥‥さん‥ですか?」



 違うッ!違うって!

なんで、名乗っている相手が、

激痛に悶え苦しんでいるのに、

そういう名前って解釈できんだよ!




☆「違う!‥‥オレは‥‥アッァァッ‥‥!

 ボォ‥‥‥‥‥‥スゥ‥‥‥‥‥ッ」



「だ‥‥大丈夫ですか‥‥?

 ”ボス”さん‥‥?」



 クソッ!

”本名”を言おうとする度に、頭に”激痛”って!

なんなんだよ!?

オレは「らりるれろ」の大佐じゃあねえよ!



「あの‥‥”ボス”さん‥‥?」



‥‥ダァァァァ!もう仕方ねェ!



☆「あぁ‥‥大丈夫だよ‥‥。

 オレは”ボス”だよ‥‥。

 本当は‥‥

 本名があるけど‥‥何故か言えねんだよ‥‥」



「‥‥頭‥‥大丈夫ですか‥‥?」



☆「あぁ‥‥まだ少し痛むが大丈夫だ。

 心配してくれてありがとな。

 ところで‥‥アンタの名前は?」



「‥‥アンタ?」



☆「‥‥あぁ、すまない、

 イレギュラー続きなモンで、

 思わず”素”が出ちまった‥‥。

 気を悪くしたようなら、謝る‥‥スマン‥‥」



「‥‥フフッ、”オルセット”‥‥」



☆「‥‥へっ?」



ボク(・・)の名前は<オルセット>!

 助けてくれてありがとね!ボスゥ!」




‥‥えっ?‥‥オルセッ‥‥ト?

イヤ、違う!‥‥えッ、”ボク”?

「僕っ子」?! こんなにクールな感じなのに?!

えっ、えッ、うえェェェェェ〜⁉︎






閑話休題(んな事より)‥‥






☆「なるほどな‥‥。

 ”成人の儀”のため、放浪の旅かぁ‥‥」



あの後、

モロ好み‥‥もとい、あまりのショックに

数分程気絶していたオレは、彼女‥‥

「プラット族」の”オルセット”に、

揺すり起こされ、彼女が知る限りの事を、

聞かせてもらった。


彼女の”種族”は、地球で言うところの

「モンゴル」や「ジプシー」に似た様な

<遊牧性>を持つ種族で、世界中を旅し

気に入った場所があったらそこに”定住”する‥‥

”故郷”を持たない”孤高”の種族だという。


何故、彼らが旅するのかというと、

「プラット族」の”掟”に



 <孤高こそ、我らが至る”高み”の極みである>



‥‥という、

”最強”でも追い求める様な”掟”故か、

この種族はメチャンコ強いらしい。

しかも、”獣人”‥‥

猫人ワーキャット」の中で珍しい種族でもあるという。


 そうなると、お約束(テンプレ)の定番で、

貴族クズ様に狙われそうだが、そうもいかない。

彼らは、”10人”にも満たない数で旅をし、

各地で”約レベル50”クラス以上の魔物を

次々と狩り、充分な実力を持つ者は、

”単騎”で「ドラゴン」を狩り倒す程、強いという。


 さらに彼らの強さはの話は止まることを知らず、

先祖の中には、先程出た、お貴族クズ様に

攫われた家族(妻と娘)を助けるため、<一国>を

滅ぼしたという猛者までいたのだという‥‥。

 この話が本当なら、強さだけでなく

「家族」を非常に大事にする

という種族だと、言う事も読み取れる。


そして、

話の冒頭にあった「成人の儀」というのは、

「プラット族」の中で”子供”が生まれ、

その子供が、”17歳”を迎えると、

新たに¨種¨の”存続”と己の”強さ”を

築き上げるために”放浪の旅”に出される‥‥。

 彼女は、その旅に出たばかりなのだと言う‥‥。


‥‥<獅子の子落とし>とは正にこの事だな‥‥。




「そっ、ホント大変なのよ~!」



☆「大変だ~!って言うが、

¨プラット族¨ってのは、強いんだろ?

なんであれぐらいの雑兵ザコ

あしらえなかったんだ?」



「え~と‥‥体調が悪くて‥‥」



☆「‥‥思いっきり¨走って¨いただろ?」



「いや‥‥

あいつらが思ったよりも強くて‥‥。」



☆「‥‥見かけ倒しだったろ?」



「‥‥お恥ずかしながら‥‥装備を

 森の途中にあった¨泉¨に、

置いてきてしまって‥‥」




‥‥なんやん‥‥このドジッ子‥‥。

今更ながら、「信用してほしい」とは言ったが、

一度助けただけで、見知らぬ”オレ”に

ここまでベラベラと喋って、

大丈夫なのだろうか‥‥?


相当な¨天然さ¨も持つと見たな‥‥。




☆「ハァ‥‥

 ”泉”の場所は覚えているのか?」



「‥‥覚えてないです‥‥」



☆「そうか‥‥」



ど~しょ~もないな‥‥オイ‥‥。




「‥‥ところで‥‥

 ボスって、どこ出身なの?」




ここで話題を変えるのかよ‥‥。

‥‥まぁ、丁度いい。


彼女の話が本当なら、これからの旅で

彼女は貴重な”戦力”になる。

 まだまだ教えて欲しい事もあるし、

いくら強い種族でも、女の子”一人”ってのは、

この世界じゃあ危険そうだしな。


お約束(テンプレ)じゃあ伝えないもんだが‥‥

オレにとっちゃあ、まどろっこしい。

俺自身の事をハッキリさせとくか‥‥。




☆「ない」



「えっ?

 それって‥‥どういう‥‥?」



☆「この(・・)世界にはないってことだよ。」



「えっ‥‥じゃあ‥‥どこから?」



☆「”日本”って国からだ。

 後、それ以外の事は覚えていない・・・」



「‥‥‥‥えッ?」



☆「オレは、別の(・・)世界にある、”日本”って

国から来た、<異世界人>なんだよ。

 ただ、住んでいた時の記憶が全く(・・)ない

 ‥‥記憶喪失(・・・・)って奴になってるんだ。」



「‥‥‥‥うえぇぇぇぇッ~⁉︎ どういう事!?」



☆「どうもこうもねぇよ、ただの事実だ。

 オレはまどろっこしい事は、嫌いなんだ。」




 ‥‥‥そう、オレは<記憶喪失>をしている。

だから、心の中では一つ一つ確かめる(・・・・)ような

物言いをしている‥‥‥。

 だが‥‥‥何故か疑わしく(・・・・)思える‥‥‥。

目覚める時、

思い出せる事は、思い出したのだが‥‥‥

一つ一つ”記憶”に、自信(・・)が持てないのだ‥‥‥。

 オレが生まれてから”12歳”のまでの間、

その頃の記憶がゴッソリと抜け落ちている‥‥。

さらに、それ以降の記憶も所々、

抜けてるなんてオマケ付きだ‥‥。



「”まどろっこしい”って‥‥

 それって絶対”秘密”にしなくちゃっあ

ならない事、なんじゃあないの⁉︎」



 あの敗戦兵ザコ倒した(・・・)時から感じた違和感‥‥‥

”高揚”と”使命”以外、

何も思わなかった事からだ。

 反省はしたが、もっと”(マイナス)”な事を

感じるハズなのに何もなかった(・・・)‥。



☆「何だ?

 ”異世界人”は奴隷にされます!

 ‥‥‥って事でもあるのか?

 お前‥‥イヤ、オルセットは、”強い”んだろ?

 だからこそ、

お前にしかできない”頼み”がある。」



それが、オレの覚えている、

”幸せだった記憶”から、”言葉使い”、

挙句の果てには、目覚めた時に思い出した

”家族との事”でさえ疑わしく思わせるのだ。



「‥‥頼み‥‥?

 ボクに何の頼みがあるっていうの‥‥‥?」



今も、

太々しく、”素”な感じで”表面上”では

言っているが、”内心”では

”不安”に押しつぶされそうなのが現状だ。



☆「オレは、この世界の人間じゃあない。

 この世界の事は、まだまだ知らない事ばかりだし

 今さっき見た”武器”だって、強力だろうと

 もしかしたら、”ドラゴン”に会ったら、

 負けるかもしれない‥‥だからこその頼みだ。」



だからこそ‥‥‥だからこそ、欲しい‥‥‥。



☆「オレの‥‥

”仲間”になってくれないか‥‥?」



息を飲み‥‥只々、静かに聞く彼女‥‥。


怖い‥‥数秒に渡って続く”沈黙”が怖い‥‥。


‥‥何でだ?



”一人のままでいい‥‥”

という自分と、


”一人のままではダメだ!”

という自分がいる‥‥。



何でなんだ?


しっかりと、オレを見つめ続ける彼女‥‥。


数分たっだだろうか、

一瞬、顔を下に背けた後、再びオレを見つめ直す。












「‥‥‥うん! いいよ、ボス!」



☆「‥‥‥いいのか?

 会ってすぐの、見知らぬ人だぞ?

 しかもオレは異世界人だ。

 行く道全て、”前途多難”が

あるかもしれないのに、

 それでも付いてきてくれるのか?」



「‥‥だって、ボスも”見知らぬ人”だったボクを

 助けてくれたじゃあないの‥‥。

 少なくとも、ボクが知ってる”人間”と、

”ボス”は、絶対、違うハズ‥‥‥。

 応えないのは‥‥ダメだと、ボクは思うんだ」



☆「まぁ、こんなとこで”女の子”一人、

 残していくなんて事したら、先の”敗戦兵クズ”共と

 同じになっちまうだろうしな‥‥‥」



「‥‥‥へェ〜

 ボスって”案外”優しんだね。

 チョッピリ、見直しちゃった」



☆「何だよ‥‥”メッチャ”見直しただろ?」



「まだまだ。

 ”仲間”はこれからでしょ? ボス?」



☆「‥‥‥フッ、

 ありがとな‥‥‥”オルセット”‥‥‥」



「フフッ、

 これからよろしくね! ボスゥ!」




異世界初日、

後に「神速のガンナー(遊撃手)」と呼ばれるようになる

俺の”親愛”なる”初めて”の仲間、

「オルセット」との旅は、ここから始まった‥‥。
















 〜ピロン!〜



【称号〖Dawn of peace〗を獲得しました】

【称号〖First buddy〗を獲得しました】


【”EX”が必要値まで達成、

 <Lev.2>へとアップしました】

【「異界のスキル」が

 <Lev.2>へとアップしました】


【これより、

”バディパック”を支援物資として投下します】










‥‥‥What⁉︎

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いかがでしたでしょうか?


次回は、彼女のステータスなどをお送りします。


また、この小説は、”不定期”掲載ですが、

長く待たせてしまった時は、

その分面白い話を提供していくように努力しますので・・・

「ブックマーク」など、外さないようにしてください・・・。

(凹みます・・・(泣))

これからも、よろしくお願いします!


※2016年11月28日、

スマフォ版で読みやすくなるよう、

再修正、及び文章の訂正と追加をしました。

(ど~でも、いいですが、¨称号¨の入手音は、

〈P○4〉の¨トロフィー¨と同じ

¨アレ¨をイメージしています。)

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