Recruit-5 旅ハ道連レ余ハ”オルセ¨…
自分、”パソコン”と”スマフォ”両方で執筆しているのですが、
この回の投稿日近く、誤って”スマフォ”に残っていた
「以前の執筆中データ」を誤って保存してしまい、
心がポッキリ折れそうになりました・・・。(泣)
(みんなは、スマフォで書く際は”再読み込み”を忘れずにね!!!)
まぁ・・・
涙な前置きはさておき・・・。
お待たせしました!
ようやく、<ヒロイン>の紹介に入れます!
有名企業でもうお分かりかもしれませんが・・・
「Recruit」は、
<新兵、補充兵、(…の)新会員、新党員、新入生、新入社員、新メンバー>
などの意味があります。
・・・という訳で、この回は、”新たな仲間”ができる話になってきます・・・。
・・・危ネェ・・・。
戦闘後、内心1発目の感想は、
情けなさでまた泣き出しそうだった・・・。
「ガンズクリエイト」はあの”敗戦兵”共に
試すのは決定事項だったが、
思った以上に「タフネス」の効果が”劇的”すぎて
忘れてしまっていた・・・。
おまけに頭に血が上りすぎていたのか
どっかの”悪魔も泣かすハンター”みたいに
最後の最後に「決めてやる!」なんて
”初弾の有無も確認せず”に撃って
「撃てませんでした」
・・・なんてなら、飛んだお笑いぐさだ。
どうやら、オレも戦闘中は
”最高に「ハイ!」ってやつだアアアアア”
・・・なんて状態になってしまうらしい。
いや・・・お恥ずかしい・・・。
調子にも乗りやすくなるみたいだから
気をつけないとな。
反省、反省・・・。
「あの・・・」
☆「ん?」
おぉっと、いけねぇ!
助けるキッカケを忘れちゃあいけないよな。
☆「失礼ィ。
ちょっと考え事をしていていたんだ。
怪我はないか?」
「いや・・・
けど・・・なんで・・・
”人間”が私を助けたんですか?」
んっ、「人間」?
ひょっとして・・・
この世界には、あの”お約束”があんのか?
☆「質問を質問で返すようで、すまないが・・・
君は、「人間」じゃあないのか?」
「えっ?その・・・」
☆「いや、言えないなら言わなくていい。
もしもだが、オレを”信用”できると思うのなら
そのフードを取ってみてくれないか?」
それを言った後に”彼女”は戸惑う・・・。
・・・オレの予想が正しければだけどな!
少し戸惑った後、
彼女は両手でフードをそっと取る。
露となった顔は、まさに俺が”異世界”に来た
という確証を持てる顔つきだった。
クリッと丸く大きくも、
”我”を感じさせるような「切れ長の目」。
一見ボサボサしつつも、
実は整っているかのように錯覚しそうな
やや暗みがかった”ライトブラウン”の
「セミショートヘア」。
そして、一番特徴的なのが
”額”、”アイライン”、”頰”と
”波”や”角”とも言えるような、地球の
”先住民族”を彷彿とさせるような<波状>の
「フェイスペイント」と「頭の上」にあるモノだ。
・・・大佐、”耳”だ・・・。
人の頭の上に”ケモミミ”があるんだ・・・!
これこそ・・・
俺がファンタジーの大地に、
まるで”ア◯ロ11号”で、
月に”旗”を立てた時‥‥それ以上…イヤッ!
その時以上のッ!
¨感激¨と¨確証¨を得ているんだ!!!
ハッ!
落ち着け‥‥落ち着くんだ‥‥オレ‥‥。
森のマイナスイオンで落ち着くんだ・・・。
焦るんじゃあない・・・
とにかく話を続けよう・・・。
☆「‥‥取ってくれてありがとな。
それで君は‥‥その‥‥”獣人”‥‥
なのかな?」
「そうですけど‥‥
やっぱり‥‥私を捕まえるんですか?」
☆「捕まえる?助けたのにか?」
「‥‥え?
だって‥‥前‥‥助けてくれた”人間”も‥‥」
☆「‥そんな”クズ”野郎と一緒にすんな。
<困っている人>がいた、
<気に入らないクズ>がいた、だから、
<助けた>‥‥ただそれだけだ‥‥」
「そう‥なんですね。
ところで”お名前”は・・・?」
☆「あぁ、オレか?
オレは‥‥‥ッ!アッァァァァァァァ!!!!」
「ッ!どうしたんですかッ⁉︎」
クソッ!
なんで‥‥‥こんな‥時に‥頭が‥‥!
☆「ボォ‥‥‥‥‥‥スゥ‥‥‥‥‥ッ」
「‥‥”ボス”‥‥さん‥ですか?」
違うッ!違うって!
なんで、名乗っている相手が、
激痛に悶え苦しんでいるのに、
そういう名前って解釈できんだよ!
☆「違う!‥‥オレは‥‥アッァァッ‥‥!
ボォ‥‥‥‥‥‥スゥ‥‥‥‥‥ッ」
「だ‥‥大丈夫ですか‥‥?
”ボス”さん‥‥?」
クソッ!
”本名”を言おうとする度に、頭に”激痛”って!
なんなんだよ!?
オレは「らりるれろ」の大佐じゃあねえよ!
「あの‥‥”ボス”さん‥‥?」
‥‥ダァァァァ!もう仕方ねェ!
☆「あぁ‥‥大丈夫だよ‥‥。
オレは”ボス”だよ‥‥。
本当は‥‥
本名があるけど‥‥何故か言えねんだよ‥‥」
「‥‥頭‥‥大丈夫ですか‥‥?」
☆「あぁ‥‥まだ少し痛むが大丈夫だ。
心配してくれてありがとな。
ところで‥‥アンタの名前は?」
「‥‥アンタ?」
☆「‥‥あぁ、すまない、
イレギュラー続きなモンで、
思わず”素”が出ちまった‥‥。
気を悪くしたようなら、謝る‥‥スマン‥‥」
「‥‥フフッ、”オルセット”‥‥」
☆「‥‥へっ?」
「ボクの名前は<オルセット>!
助けてくれてありがとね!ボスゥ!」
‥‥えっ?‥‥オルセッ‥‥ト?
イヤ、違う!‥‥えッ、”ボク”?
「僕っ子」?! こんなにクールな感じなのに?!
えっ、えッ、うえェェェェェ〜⁉︎
閑話休題‥‥
☆「なるほどな‥‥。
”成人の儀”のため、放浪の旅かぁ‥‥」
あの後、
モロ好み‥‥もとい、あまりのショックに
数分程気絶していたオレは、彼女‥‥
「プラット族」の”オルセット”に、
揺すり起こされ、彼女が知る限りの事を、
聞かせてもらった。
彼女の”種族”は、地球で言うところの
「モンゴル」や「ジプシー」に似た様な
<遊牧性>を持つ種族で、世界中を旅し
気に入った場所があったらそこに”定住”する‥‥
”故郷”を持たない”孤高”の種族だという。
何故、彼らが旅するのかというと、
「プラット族」の”掟”に
<孤高こそ、我らが至る”高み”の極みである>
‥‥という、
”最強”でも追い求める様な”掟”故か、
この種族はメチャンコ強いらしい。
しかも、”獣人”‥‥
「猫人」の中で珍しい種族でもあるという。
そうなると、お約束の定番で、
お貴族様に狙われそうだが、そうもいかない。
彼らは、”10人”にも満たない数で旅をし、
各地で”約レベル50”クラス以上の魔物を
次々と狩り、充分な実力を持つ者は、
”単騎”で「ドラゴン」を狩り倒す程、強いという。
さらに彼らの強さはの話は止まることを知らず、
先祖の中には、先程出た、お貴族様に
攫われた家族を助けるため、<一国>を
滅ぼしたという猛者までいたのだという‥‥。
この話が本当なら、強さだけでなく
「家族」を非常に大事にする
という種族だと、言う事も読み取れる。
そして、
話の冒頭にあった「成人の儀」というのは、
「プラット族」の中で”子供”が生まれ、
その子供が、”17歳”を迎えると、
新たに¨種¨の”存続”と己の”強さ”を
築き上げるために”放浪の旅”に出される‥‥。
彼女は、その旅に出たばかりなのだと言う‥‥。
‥‥<獅子の子落とし>とは正にこの事だな‥‥。
「そっ、ホント大変なのよ~!」
☆「大変だ~!って言うが、
¨プラット族¨ってのは、強いんだろ?
なんであれぐらいの雑兵を
あしらえなかったんだ?」
「え~と‥‥体調が悪くて‥‥」
☆「‥‥思いっきり¨走って¨いただろ?」
「いや‥‥
あいつらが思ったよりも強くて‥‥。」
☆「‥‥見かけ倒しだったろ?」
「‥‥お恥ずかしながら‥‥装備を
森の途中にあった¨泉¨に、
置いてきてしまって‥‥」
‥‥なんやん‥‥このドジッ子‥‥。
今更ながら、「信用してほしい」とは言ったが、
一度助けただけで、見知らぬ”オレ”に
ここまでベラベラと喋って、
大丈夫なのだろうか‥‥?
相当な¨天然さ¨も持つと見たな‥‥。
☆「ハァ‥‥
”泉”の場所は覚えているのか?」
「‥‥覚えてないです‥‥」
☆「そうか‥‥」
ど~しょ~もないな‥‥オイ‥‥。
「‥‥ところで‥‥
ボスって、どこ出身なの?」
ここで話題を変えるのかよ‥‥。
‥‥まぁ、丁度いい。
彼女の話が本当なら、これからの旅で
彼女は貴重な”戦力”になる。
まだまだ教えて欲しい事もあるし、
いくら強い種族でも、女の子”一人”ってのは、
この世界じゃあ危険そうだしな。
お約束じゃあ伝えないもんだが‥‥
オレにとっちゃあ、まどろっこしい。
俺自身の事をハッキリさせとくか‥‥。
☆「ない」
「えっ?
それって‥‥どういう‥‥?」
☆「この世界にはないってことだよ。」
「えっ‥‥じゃあ‥‥どこから?」
☆「”日本”って国からだ。
後、それ以外の事は覚えていない・・・」
「‥‥‥‥えッ?」
☆「オレは、別の世界にある、”日本”って
国から来た、<異世界人>なんだよ。
ただ、住んでいた時の記憶が全くない
‥‥記憶喪失って奴になってるんだ。」
「‥‥‥‥うえぇぇぇぇッ~⁉︎ どういう事!?」
☆「どうもこうもねぇよ、ただの事実だ。
オレはまどろっこしい事は、嫌いなんだ。」
‥‥‥そう、オレは<記憶喪失>をしている。
だから、心の中では一つ一つ確かめるような
物言いをしている‥‥‥。
だが‥‥‥何故か疑わしく思える‥‥‥。
目覚める時、
思い出せる事は、思い出したのだが‥‥‥
一つ一つ”記憶”に、自信が持てないのだ‥‥‥。
オレが生まれてから”12歳”のまでの間、
その頃の記憶がゴッソリと抜け落ちている‥‥。
さらに、それ以降の記憶も所々、
抜けてるなんてオマケ付きだ‥‥。
「”まどろっこしい”って‥‥
それって絶対”秘密”にしなくちゃっあ
ならない事、なんじゃあないの⁉︎」
あの敗戦兵を倒した時から感じた違和感‥‥‥
”高揚”と”使命”以外、
何も思わなかった事からだ。
反省はしたが、もっと”ー”な事を
感じるハズなのに何もなかった‥。
☆「何だ?
”異世界人”は奴隷にされます!
‥‥‥って事でもあるのか?
お前‥‥イヤ、オルセットは、”強い”んだろ?
だからこそ、
お前にしかできない”頼み”がある。」
それが、オレの覚えている、
”幸せだった記憶”から、”言葉使い”、
挙句の果てには、目覚めた時に思い出した
”家族との事”でさえ疑わしく思わせるのだ。
「‥‥頼み‥‥?
ボクに何の頼みがあるっていうの‥‥‥?」
今も、
太々しく、”素”な感じで”表面上”では
言っているが、”内心”では
”不安”に押しつぶされそうなのが現状だ。
☆「オレは、この世界の人間じゃあない。
この世界の事は、まだまだ知らない事ばかりだし
今さっき見た”武器”だって、強力だろうと
もしかしたら、”ドラゴン”に会ったら、
負けるかもしれない‥‥だからこその頼みだ。」
だからこそ‥‥‥だからこそ、欲しい‥‥‥。
☆「オレの‥‥
”仲間”になってくれないか‥‥?」
息を飲み‥‥只々、静かに聞く彼女‥‥。
怖い‥‥数秒に渡って続く”沈黙”が怖い‥‥。
‥‥何でだ?
”一人のままでいい‥‥”
という自分と、
”一人のままではダメだ!”
という自分がいる‥‥。
何でなんだ?
しっかりと、オレを見つめ続ける彼女‥‥。
数分たっだだろうか、
一瞬、顔を下に背けた後、再びオレを見つめ直す。
「‥‥‥うん! いいよ、ボス!」
☆「‥‥‥いいのか?
会ってすぐの、見知らぬ人だぞ?
しかもオレは異世界人だ。
行く道全て、”前途多難”が
あるかもしれないのに、
それでも付いてきてくれるのか?」
「‥‥だって、ボスも”見知らぬ人”だったボクを
助けてくれたじゃあないの‥‥。
少なくとも、ボクが知ってる”人間”と、
”ボス”は、絶対、違うハズ‥‥‥。
応えないのは‥‥ダメだと、ボクは思うんだ」
☆「まぁ、こんなとこで”女の子”一人、
残していくなんて事したら、先の”敗戦兵”共と
同じになっちまうだろうしな‥‥‥」
「‥‥‥へェ〜
ボスって”案外”優しんだね。
チョッピリ、見直しちゃった」
☆「何だよ‥‥”メッチャ”見直しただろ?」
「まだまだ。
”仲間”はこれからでしょ? ボス?」
☆「‥‥‥フッ、
ありがとな‥‥‥”オルセット”‥‥‥」
「フフッ、
これからよろしくね! ボスゥ!」
異世界初日、
後に「神速のガンナー」と呼ばれるようになる
俺の”親愛”なる”初めて”の仲間、
「オルセット」との旅は、ここから始まった‥‥。
〜ピロン!〜
【称号〖Dawn of peace〗を獲得しました】
【称号〖First buddy〗を獲得しました】
【”EX”が必要値まで達成、
<Lev.2>へとアップしました】
【「異界のスキル」が
<Lev.2>へとアップしました】
【これより、
”バディパック”を支援物資として投下します】
‥‥‥What⁉︎
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いかがでしたでしょうか?
次回は、彼女のステータスなどをお送りします。
また、この小説は、”不定期”掲載ですが、
長く待たせてしまった時は、
その分面白い話を提供していくように努力しますので・・・
「ブックマーク」など、外さないようにしてください・・・。
(凹みます・・・(泣))
これからも、よろしくお願いします!
※2016年11月28日、
スマフォ版で読みやすくなるよう、
再修正、及び文章の訂正と追加をしました。
(ど~でも、いいですが、¨称号¨の入手音は、
〈P○4〉の¨トロフィー¨と同じ
¨アレ¨をイメージしています。)