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異界の傭兵団~現代スキルで世界統制を目指す~  作者: North.s.Traveller(ノーズトラベラー)
第一章 迷い込んだ”異邦人”達
5/66

Contact-4 初戦闘ニ勝利セヨ

<Contact> = 接触、交信・・・など。


”軍事モノ”のゲームや本を読んでる方は解るかもしれませんが、

軍事用語で、「敵との”接触”」や「 レーダーで”目標を捕捉する”こと」なんてのもあります。


なんで、「Contact」と書く回は、みんな大好き<戦闘>回になります・・・。

(後、<☆>マークは、主人公のセリフです。)

 体感的に10分ぐらい走っただろうか、

声のした方向に無我夢中で駆けて行った所は、

目覚めた場所よりも、より広く開け、

小さな¨岩¨がポツポツと存在していた

広場のような場所だった。


その奥に、助けを求める声の主がいた。




「ヒャ〜ハハハハッ!

 ついに追いつめてやったぜ~」



「ホ〜レホレッ!逃げんのか~?

 どした~?逃げんと、摑まんぞ〜!」



「ヒャッハー!テメーは狩られる対象でしか

 ネェ~んだよッ!雌犬が〜!」



「イヤァァァァ!来ないで!来ないでよ!」




 これまたテンプ・・・?!

・・・イヤ、

何か・・・鋭い視線がしたような気が・・・。


うん、言うのはやめておこう。


 まぁ、現状を言うと、

お約束と言えるような”山賊”的な奴らが、

気にもたれかかり逃げ場のなくなった

頭からスッポリと全身を覆い隠す

”ローブ”を着た人物を追いつめている。


「女」と推測しないのかって?


 やめろ、そこらの紳士(Hentai)と同じにするな。

「声」だけで”女”と欲まみれに邪推して

助けた後に「男」でした事で変な対応をしたら、

失礼じゃあないか。


目覚めた時に、決めたんだ。

人として、「誇り」を持って生きると・・・。


 とにかく、助けた後の対応は後で考えるとして、

オレは、まだ気づいていない相手に「スキャン」を

仕掛けつつ、ドスを聞かせた声で怒鳴りつける。




☆「オイッ!お前らァァッ!」



「あぁ~?なんだ?」



「じゃれじゃ、テメェ~?」



「ヒャッハッ?おいおい・・・

バカがおでましたようだぜ~。」




 おい、3人目。

テメーにだけは言われたかネェ。

口調では、お前は「バカ」確定だろ。


とまぁ、絡みをやってる怖い人たちに

声をかけたらトーゼン、こーなる。




☆「お前ら・・・”兵士”の癖して、

人を襲って恥ずかしくないのか・・・?」



「ほ~なんで分かった?」



☆「お前らが着ている”鎧”だ。

”勘”もあるが、ただの山賊がそんな

”立派だった物”を着ているわけがない。」



「へへ・・・”奪った”物でも

あるんじゃあねぇ~か?」



☆「かもな。

けど、”地位”は奪われたんだろ?

第6部隊の”負け犬”さんよ。」



「なッ?!なんでそれを知ってる?」



☆「さぁ?”勘”だろうな。」



 まぁ、嘘だけどな。

「スキャン」結果から判った情報からだ。

ちなみに、こいつらのステータスは

こんな感じになる。




〈スキャン結果〉

-------------------------------------

氏名:~Unanalyzable~

<Code Name> 兵士A

年齢:~Unanalyzable~

性別:男性

職業:~Unanalyzable~第六部隊~敗戦兵~

属性:無


<レベル:16>

HP:287/363(VIT:+3)

MP:150/150

DE:4.7(~Unanalyzable~ +4.7)


能力値

STR:17.0(~Unanalyzable~剣 +5.0)

PER:10.0

VIT:3.4

AGI:4.0

INT:7.6

LUC:3.0(チキンソウル -1.0)

MAG:2.5



[ EXスキル ]

〜OffLine〜


[ Strength ]

剣術 Lev.1


[ Perception ]

〜OffLine〜


[ Vitality ]

〜OffLine〜


[ Agility ]

〜OffLine〜


[ Intelligence ]

〜OffLine〜


[ Luke ]

チキンソウル Lev.1


[ Magic ]

〜OffLine〜



パッシブスキル

〜OffLine〜


Ex:~Unanalyzable~

所持金: 1200Br

-------------------------------------




-------------------------------------

氏名:~Unanalyzable~

<Code Name> 兵士B

年齢:~Unanalyzable~

性別:男性

職業:~Unanalyzable~第六部隊~敗戦兵~

属性:火


<レベル:14>

HP:190/242(VIT:+2)

MP:200/200

DE:8.5(~Unanalyzable~ +8.5)


能力値

STR:5.1

PER:10.0

VIT:2.2

AGI:2.0

INT:11.0

LUC:0.0(チキンソウル -1.0)

MAG:1.7



[ EXスキル ]

〜OffLine〜


[ Strength ]

〜OffLine〜


[ Perception ]

〜OffLine〜


[ Vitality ]

〜OffLine〜


[ Agility ]

〜OffLine〜


[ Intelligence ]

四則演算 Lev.5


[ Luke ]

チキンソウル Lev.1


[ Magic ]

火魔法 Lev.1



パッシブスキル

〜OffLine〜


Ex:~Unanalyzable~

所持金: 3000Br

-------------------------------------




-------------------------------------

氏名:~Unanalyzable~

<Code Name> 兵士H(ヒャッハー)

年齢:~Unanalyzable~

性別:男性

職業:~Unanalyzable~第六部隊~敗戦兵~

属性:無


<レベル:15>

HP:366/400(VIT:+10)

MP:10/10

DE:6.0(~Unanalyzable~ +6.0)


能力値

STR:6.0

PER:3.0

VIT:10.0

AGI:2.0

INT:1.0

LUC:10.0(チキンソウル -10.0)

MAG:0.0



[ EXスキル ]

〜OffLine〜


[ Strength ]

〜OffLine〜


[ Perception ]

〜OffLine〜


[ Vitality ]

〜OffLine〜


[ Agility ]

〜OffLine〜


[ Intelligence ]

カス Lev.1


[ Luke ]

チキンソウル Lev.Max


[ Magic ]

〜OffLine〜



パッシブスキル

〜OffLine〜


Ex:~Unanalyzable~

所持金: 800Br

-------------------------------------




 今回のスキャン結果で判ったこととしては、

何「m(メートル)」までか?

という検証の必要があるが”離れた”相手に

仕掛けられる事。


「スキャン」を仕掛けても、

相手に¨探知¨されない事。


格上の相手だと、解析しきれない箇所が

出てくる事の3点だ。


・・・焦ってはネェぞ。

「離れて”スキャン”不能か?」ってのを

試しただけだからな・・・。

今後の戦闘の方針の参考としてだ。



 まぁ、

解析結果からサラッと言えば、

「A」が脳筋

「B」がヒョロ支援

「H」がよく解らない”バカ”

・・・と言ったところだ。


・・・というか3番目(兵士H)ェッ!

お前なんだよ?!

他の兵士は”ルビ”なしなのに、

なんでお前は付いてんだよ(”ヒャッハー”が名前)!?


しかも、絶対お前、

真っ先に”戦場”から、逃げ出した奴だろう?!




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〈スキャン結果〉


・「チキンソウル 」

 敵前逃亡をした”負け犬”の証。

逃げ出した内容がひどければ酷い程、

レベルが上昇し、「Luke」を下げていきます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




何だコレ?と思って、

真っ先に”再”スキャンした結果がこれだよ!


「カス」は・・・いいや、

なんか・・・言ってて悲しくなってきた。

さっさとやりますか・・・。


青筋立てさせていて、申し訳ないですしね。(笑)




「テメェ・・・

丸腰のクセして、調子こいてんじゃあねぇぞ…!」



「勝算はあんのか~い?ア~ン?」



「ヒャャアッハッッッ!!!

ナマイキ抜かしてんじゃあねぞ〜ガキが〜!」



「丸腰」な事をいいことに、相手は完全に

¨舐め腐って¨いる。

しかも、¨ヒャッハー¨が先制攻撃してきた

という、オマケ付きだ。


・・・まぁ、

それはもう¨終わって¨いる事なんだけどな。



「アビャシィッ!」



「ヒャルバ!?」



「お…おいッ!

テメーなにしやがった?!」



☆「何って、ただの¨右ストレート¨だよ。」




”腹パン”・・・もとい”右ストレート”で

「ヒャッハー」をブッ飛ばし、他の木の幹へと

ご退場させ、オレは澄まし顔で答えてやるが、

残る二人がキョトンとなる。


別にウソは、ついてネ~ぞ。

ただ、¨力加減¨は容赦しなかっただけだ。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〈スキャン結果〉


・「タフネス Lev.1」

腕力、脚力、スタミナ等、

あらよる身体能力を強化します。

Lev.1は、地球で軽く¨人外クラス¨に相当します。


レベルMaxで、人間をやめるのに値する強化

¨アルティメットボディ¨に進化します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




 走っている最中に

確認したスキル、「タフネス」。


神さんが、この世界に¨適応¨させるために

やってくれたモノだと思うが・・・

正直、不安だった…。


¨地球レベル¨での人外が¨この世界¨の兵士に

通用するか…杞憂で良かった。


まっ、

ご覧の通り、結果は上々。

ブッ飛ばせた上に、

¨鎧¨を殴った右手は軽く”痺れた”だけ。

しばらくは、この世界の¨人外(レベル100オーバー)¨さんにでも

会わない限りは大丈夫だろう。


 さて、人外は、人外¨らしく¨

一気にカタをつけますか…。



「ひっ!く…来るな!ファ…らあぁぁんッ!?」



 うぉっと!危ねッ!

なんだ?!瞬発力を生かして、¨ヒョロ支援¨に

ジャンプパンチを喰らわしてやったが、

当たる瞬間、¨クロスカウンター¨気味に

掌から¨火球¨を出しやがった!


 カスリはしなかったが…なるほど、

ステータスにあったが、あれが¨火魔法¨か。


 発動の形式としては、¨ドラ○エ¨みたいだな。

”ファラ”・・・っていうのか?

いつかは修得してみたいもんだよな・・・。

まぁ…追々として…。




☆「残るは…お前だけだな。」



「ぐっ…!よ…よくも、ダチの

¨ヒャルバ¨と¨フランダ¨を…!

野郎…野郎ッ!ブッ殺してやる!」




 うん・・・知るか。

¨敗戦兵¨で大変だろうが、

¨ダチ¨をやられたんだろうが

テメ~らが¨他人に迷惑をかけた(傷つけようした)¨時点で

オレ中では¨ゲス(ブチのめす)¨対象なんだよッ!



「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!」



気合い充分な突撃で申し訳ないが、それまでだ。


オレは手頃な¨掌サイズ¨の岩を拾うと、

¨脳筋¨目掛けてオレも走り出す。



「んな石ッコロでこのオレが、倒せるかッー!」



 勢いの性か、あるいは、

仲間がやられて”背水はいすいの陣”だけに

 ”最高に『ハイ!』ってやつだアアアアア!”

・・・とでもなって”イカれ”てるのか、

さらに叫びつつ、走り込んでくる。

それに対しオレはため息一つ…。



☆「チュートリアルがほざいてんじゃあねぇッ!」



~バキンッ!…ベラァッ!~


金属が砕け散る音が一つと、殴られた声が一つ…。


 ¨脳筋¨の剣を¨岩¨で受け

「タフネス」の人外パワー補整で、

そのまま殴り抜けてやった結果がコレだ。


 そして、見事に転がって行く¨脳筋¨。

「ヒャッハー」と同じく、加減せずに殴って

やったからしばらくは起きないだろう。



・・・脆い剣で良かった・・・。



 ジーパンや、Tシャツ、ジャケットに付いた

汚れを軽く払いながら

オレはローブの人物に近付く。

少々怯えているようだが…まぁ、依然問題なしだ。



☆「怖がらせてしまったようだが・・・

大丈夫か?」



「あ…あなたは…?」



☆「オレか?まぁ・・・

名のるほどの者でもない旅のモンさ。

だが、敢えて名乗らせてもらうなら・・・」



 ・・・んっ?

せっかく名乗ろうとしたのに、

なんか、ソワソワし始めたな…?



☆「どうした?トイレでも…」



「ち・・・違います!後ろ!後ろ!」



「て・・・テメェ・・エッ!?」



 ・・あ・・・危ねッ!

地球よりも、軽々と動き回れるのが楽しくて、

調子にのりすぎてた…。


 なんとか焦りを、顔に出さず、

オレは「ガンズクリエイト」のスキルを用いて、

¨フリントロックピストル¨を脳筋の”首”に

突きつけていた。




「へっ…へへ・・・なんだ、そりゃぁ?

そんな¨鉄筒¨突き付けて勝ったつもりかぁ?」



 まぁ…

異世界じゃあ、¨銃¨を知らなそうだもんな。

そんな台詞も、出るよ。


しかし・・・

全力で殴ったつもりだが・・・。

奇襲してくんとは、タフな根性してんな・・・。


だが・・・。

いい加減しつこいので終わらせてもらおうか。



☆「勝ったも同然さ。

¨ナイフ¨よりも恐ろしい¨武器¨を

お前は、突き付けられてんだからな…。」



「あぁぁんッ?」



☆「”チェックメイト(チュートリアル終了)”だ…。」



~キンッ!シュボッ!~



「えっ?」



~ズバンッッ!~



この世界で、

初めて¨命¨を刈り取る¨音¨が鳴り響く…。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

兵士の体力ですが、

<生命力+スタミナ&健康具合>=HP

・・・という風に計算しています。

(主人公なども然り。)


まぁ、

原因は”敗戦兵”で山賊下りなんで、

まともな”メシ”が食えず、”栄養失調”気味に

なってるとでも思ってください。


ついでに、

ステータス欄の英語は、


解析不能 → |Unアン analyzableアナライズブル


悪口 → Cuss(カス)


・・・という感じです。

「ヒャッハー」が頭が悪い理由、解りましたか?(笑)



※2016年11月25日、

スマフォ版で読みやすくなるよう、(¨ルビ¨ミスも含め、)

修正しました。

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